こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。
今回の作品はこちら!
なっ・・・なんだこの戦車!?
見たこともない変わった戦車ですね。
こじんまりとして、どことなくフランスのルノーFT(近代戦車の開祖)に似ていますかね・・・?
少なくとも第一次大戦よりは後でしょうが、第2次世界大戦よりは随分前の旧式な戦車のようです。
この戦車は一体・・・。
実は、この戦車こそ、後にT-34を生み出し陸軍超強国となるソ連の『初の国産戦車』であるT-18です!
・・・えぇっ!?
それって歴史的に面白い戦車ですね。
やはり形状的にフランスのルノーFTを参考にして、ソ連が自力で生み出し量産化に成功した最初の戦車というわけです。
まだこの戦車自体は、当時の時代的背景を併せてみても成功作とは言えず、『劣った戦車』に過ぎませんが、これがあってやがて大戦時にT-34ショックを世界に与え、戦後は西側諸国と二分するソ連戦車大軍団を形成してゆくことになると思うと不思議な気持ちになります。
それでは制作者様のコメントです。
いや、私もこの作例を通して初めてその存在を知りましたが、とても興味深い歴史的出自の戦車でした。
現在もロシアのクビンガ博物館に展示されていますが、この作例は素晴らしいウェザリングが施されており、当時の戦い(満州における中ソ紛争で中国軍と交戦したようです)の雰囲気を醸しています。
1/35の手のひらに乗るような小さな戦車ですが、その小さな車体に表現された情報量にぜひご注目ください。
こちらの作品は、ただいま店舗のショーウインドウにて展示中です。
それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!