こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。
今回の作品はこちら!
これは最近出たばかりのタミヤのM10ですね!
アメリカの『駆逐戦車』です。
それにしても荷物モリモリ!
実際の所、こうした戦闘車両は『戦うための武具・防具』としての側面だけでなく、『生活拠点』でもあるので、現実にはこんな所帯じみた姿になるのです。
別売りのレジンパーツを取り付け、実際に麻ひもで縛ったりしているのがリアルです。
駆逐戦車と言う割に、旋回式の砲塔を取り付けて、天井が開いたオープントップ式。
ドイツの『駆逐戦車(四号駆逐戦車とかヤークトパンターとかヤークトティーガーとか)』と比べると、様相が異なりますね。
これは国ごとの運用方法の違いで、ドイツは砲塔が回らない代わりに集団戦で戦車との殴り合いを想定して、火力と防御力が並の戦車以上に固められています。
アメリカの駆逐戦車は、オープントップによる広い視界を活かして待ち伏せして先制攻撃で敵戦車を叩くという考え方で、一応は傾斜装甲で防御も多少考えられていますが、天井ガラ空きなのはこうした理由にあります。
(もちろん、前線で戦う乗員からは不評でした)
いずれにせよ火力重視の車両で、またシャーマンしかない頃のアメリカにとって最大級の戦闘力を持っていたのです。
それでは制作者様のコメントです。
おお、制作者様の思い出の作品のリファインだったのですね。
思い入れもたっぷり、その甲斐もあって現場の空気が伝わる生活感あふれる作品となりました。
この車両は、アメリカにとって貴重な大火力車両だったため、重宝されて色々と使いまわされました。
その『使い込み』がしっかりと伝わってきます。
素晴らしい作品をありがとうございました。
それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!