こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームは、スケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を今回もご紹介していきます。
今回の作品はこちら!
ホビージャパン最年少ライター・高校生モデラーの『K-5』さんの雑誌掲載作品です。
幅広に改造された船体に、ずらりと並んだ圧巻の魚雷発射管。
艦隊これくしょんのブームによって、もう多くの方がご存知と思われる『重雷装艦』です!
重雷装艦は、さしあたり3隻が計画され、そのうち完成したのは『大井』と『北上』。
そして、この作例は『大井』となります。
相も変わらず圧倒的なディテールアップや夥しい張り線の数々が、重雷装艦の密度感を一層凄まじいものとしていますね!
こちらが艦橋です。
内部まで作り込まれ、乗組員が動き回っている様子が見えますでしょうか?
艦橋の周囲を取り巻いているのはマントレット。
乗組員のハンモック(寝具)をギュウギュウに縛って敷き詰めることで、砲弾の破片などから身を守るための工夫です。
これは実際に現場で付けたり付けなかったりするオプション的な防具なので、キットには入っておらず自作されています。
マントレットは応急処置的に括り付けるものなので、巻き方は割りとアバウト。
ですので、このディテールアップも適度に『巻き方をバラバラ』にしています。
この塩梅が素晴らしい!
魚雷発射管周りを見てみましょうか。
おや、魚雷の運搬作業中のようですね。
K-5様の作品は、いつも物語性があって、精密なのはもちろんのこと、生き生きとしていて、ずっと眺めていても飽きません。
実際には活躍の機会を得られなかった重雷装艦ですが、K-5様はいつも『もし活躍していたら・・・』と、模型ならではの風景を追い求めています。
これぞホビーの真髄ですね!
それでは制作者様のコメントです。
すでにk-5様の作品を幾つか展示させていただいていますが、今回の大井は、張り線の数が最も多い作例となったそうです。
ちなみに、この張り線はリギングではなく、昔ながらの技法で難易度がより高いと思われる『伸ばしランナー』で制作されています。
キレキレに冴え渡ったディテールはまさに眼福!
只今こちらの完成品は、横浜ショールームに展示中です。
ぜひ実物の素晴らしさを店頭にてご覧ください!
それでは、次の作品のご紹介でお会いしましょう!