みなさまこんにちは!
まだまだゆきましょう「ファレホペイントコンテスト4」作品紹介。
今回はスケールモデルフロアがお送りします!
それではどうぞッ!!
【独特なタッチが映える新型偵察用スーツ】
作品名:SEAPIG
ファレホ使用率:90%
コメント:機体の白は黒サフの上からファレホホワイト等を化粧スポンジで重ねています。隠ぺい力が強いのでコックピットの細かい部分もラクチンです。
スーツ系の中でも人気のシーピッグ。スネークアイの新型具合に、ゴテゴテ付けた偵察機器やタンクの武骨さがなんとも言えない味を醸し出している通向けキットです。
合わせ目の処理や銃身の置き換えなど確かな工作技術が見てとれます。
スポンジ塗装によるテクスチャー効果が、作品に密度と強いコントラストを与えております。
新型スーツであるスネークアイ系のスマートでシンプルなフォルムに、間延びしない情報量が加わっておりますね。
スーツ内部の塗り分け等は、隠ぺい力と発色力の高いファレホの出番。
シンプルに塗るのはもちろん、工具や技法次第で様々な表現に対応できるファレホの特性を使い分けた、見どころの多い作品です。
溶接跡の加工やリード線の追加など、セオリーをしっかり踏んだうえで塗装で遊ぶ、Ma.K.のお手本のような逸品。
いっぱい並べて飾りたくなる雰囲気を醸し出す、食指を刺激する作品と言えます。
みんな大好きマシーネンクリーガーから、スネークアイ偵察型が登場しました!ドーナツ大好き様、素敵な作品をありがとうございます!まず、機体の外装に施されたウェザリングが最高ですね。黒サフの上から化粧スポンジを使ったファレホホワイトの重ね塗りが、砂目のような質感を見事に表現しています。この「長距離移動してます感」、しっかりとマシーネンの世界観を引き立てています。さらに、外装とコックピットの内装で艶感を変える細やかな演出が秀逸!特にコックピットのディテール塗装、ファレホの隠ぺい力の強さを活かして、細かい部分もしっかりと作り込まれていて素晴らしいです。
【箱庭に詰め込まれたスキ】
作品名:宝箱のちびドラゲン
ファレホ使用率:90%
コメント:ファレホ9割使用、筆塗りです。ドラゴンの巣はきらきら。
宝物をギュッと閉じ込めた特別な空間、溢れ出ちゃった大切なモノ 大好きなキラキラを抱え込んでカワイイ。
ガラスケースに入っているため、カメラではその綺麗さがお伝えしにくい・・ぜひ肉眼でご覧頂きたい逸品です。
ちゅるちゅるで鮮やかなボディに、自分のものだと見せつけるように金貨を咥え込む仕草。タマゴの殻も宝石のように高貴でキラキラ!!
引き込まれるような瞳もとても素晴らしいです。そして体表にほんのりとのせられた金色がツヤ感と神々しさをより一層、高めています!!
爪などの根元に使われているブルーもとてもオシャレです!!綺麗なものが好きな子は生まれながらにハイセンスなのでしょうか?
いつも華やかな作品をお持ちくださる いち花さん らしい、カワイくも美しいキラキラな作品でした!お見事です!
クラフトパーソンさんのキットがついに登場です!ケースの中にギュッと詰め込まれたきらめきとドラゴンの世界観が本当に素敵ですね。これを思いつくセンスがまず店長には無いので感動っ!塗装も艶やかで、「キラキラが好きなドラゴン」というテーマを完璧に再現!ゴールドや宝石の質感表現も、ドラゴンの巣の豪華さをさらに引き立てています。そして、ドラゴン自体もかわいらしさ全開!反射で見えにくい部分もあるかもしれませんが、アイの塗装がまた素晴らしいんです。細かい範囲をブレなく仕上げる筆使いには脱帽です。この作品ロマンが詰まってますよね。見ているだけでワクワクする素敵な作品をありがとうございます!
【赤備と赤狗、戦場に立つ】
作品名:赤備と赤狗
ファレホ使用率:80%
コメント:侍とメカが一緒に戦うシチュエーションとか好きなので作ってしまいました。全体的にファレホを使用しています。
コンテストご常連のおっ侍さんです!
「マシーネンクリーガー」グローサーフントと「鉄砲侍」蛭子八郎太の夢の共演!
全く異なった世界観ながら、同スケールゆえの不思議な親和性が素敵です。
まずは赤備の鉄砲侍から!
原作の色合いでは「ザ・足軽」といった風体ですが、赤備となるとより凛々しく見えますね。
具足、特に臑当まわりの塗り分け等も見事です。
赤備に対しての「赤狗」!
なるほど、「フント」はドイツ語で「犬」なので、オシャレな言葉遊び。
マシーネンクリーガーは和風とは程遠い世界観なんですが、造形のレトロフューチャーさやダークレッドの塗装も相まって、鎧武者と並ぶと不思議と「大鎧」的な甲冑感が出てきて素敵ですね。素晴らしいチョイスです!
まさに侍とメカの融合!
配置や塗装で不思議な統一感を魅せていく手法。いつもながらにお見事です。
おっ侍さん、ありがとうございました!
おっ侍様の「赤備え & Red Dog」が登場です!世界観がたまりませんね!店長も大好きな近未来的な異世界線を彷彿とさせる独特の魅力が詰まっています。まず目を引くのが配色の妙。侍とメカという異色の組み合わせが、赤ではなく朱を基調にした統一感ある色味で見事にまとまっています。この鈍い赤が、重厚感や歴史的な趣を感じさせつつ、ウェザリングの技術と相まって質感を際立たせています。金属的なパーツのダメージ表現もリアルで、戦場の雰囲気がビシビシ伝わってきます!手のひらサイズの作品ならではの計算されたベースデザインも素晴らしい!必要な要素だけを取り入れて無駄を省きつつ、作品全体に統一感を与える見事な仕上がりです。
【ファレホ×スケールモデルの真髄!装備も技法も全部盛り!】
作品名:フルアーマードパンターG
ファレホ使用率:99%
コメント:対空装甲に加えD型サイドスカートも現地調達した架空設定車体。全体的にファレホを使用して、様々な塗装技法を試してみた作品。冬迷彩は試行錯誤しながら表現してみました。
対空装甲!サイドスカート!赤外線暗視装置!
装備を盛りに盛ったまさに「フルアーマードパンター」ですね!
ぱっと見はシンプル。よく見ると奥深い表現力や高度な塗装技術を浴びる事ができる、AFVモデルのお手本のような作品です!
車体と砲塔を正面から。
冬季迷彩からの隙間から覗く三色迷彩が、この車両の辿ってきた足跡が感じられますね。
各所の剥がれ表現や冬季迷彩のぼそぼそ感などなど、ファレホを見事に使いこなされていることが感じられます。
車長、副車長もとてもいい顔をしています。
砲塔を側面から。
暗視装置にうっすら積もった雪や、冬季迷彩がはがされて際立った「22」のマーキングなど、こまかな技が見事です。
剥がされた冬季迷彩の「層」になった表現、めちゃめちゃ好きです。お上手。
さらっとT-34から拝借したであろう履帯も吊っているのが素敵ですね。
背面!
焼けたマフラーや、履帯に噛んでいたり車体後部にこびりついている雪や泥、草の繊維などなど、こちらも様々な技法の盛り合わせとなっております。
360℃見どころ満載で装備も技法も「全盛り」なパンサー。
そのほとんどをファレホで行う表現力!宇治金時さん、お見事です!ありがとうございます!
モリモリAFVモデル「フルアーマーパンサー」がやってきました!冬季迷彩はどうしても単調な色味にまとまりがちですが、錆や汚れの表現が絶妙で、重厚感が見事に引き立っています。車体全体に散りばめられたウェザリングが、まるで実際に戦場を駆け抜けてきたようなリアルな存在感を生んでいます!転輪周りの泥表現も秀逸。草を混ぜたテクスチャが、シンプルなベースでありながらしっかりと情景を浮かび上がらせているのが素晴らしいです。これだけで物語が感じられる仕上がりですね。そして戦車兵の塗装!細部までこだわり抜かれたディテールが、作品全体の密度をさらに高めています。ミニチュア好きにはたまらない緻密さに脱帽です!
【多忙なるNERVの、休日の一コマ...!】
作品名:エヴァレイ
ファレホ使用率:75%
コメント:肌と髪にファレホを使用。肌色表現に苦労しました。サーモンローズを下地にベーシックスキントーン スキントーンを重ね、最後にライトフレッシュを重ねました。
ファレホコンご常連の黒山杜松彦様が、国際的人気キャラの「綾波レイ」をファレホ使用率75%にて仕上げてくださいました!
徹底的にこだわり抜いた、本物の肌の様な表現はまさに職人芸です!
繊細なアイペイントはもちろん、血管の通った本物の肌のような表現は流石の一言!
肌部分のグラデーション、シャドウやハイライトにいたるまで、とにかく「肌」にこだわっていらっしゃることがよく伺えます!
背面のメカメカしい電動キックボードも、それぞれの質感にこだわった塗装をされていらっしゃいます!
装備品まわりの細かい塗り分けもお見事です!
足回りは色数も多く、華やかさが目立ちます!
普段はクールなレイが休日への期待を膨らませ、「オシャレ」にチャレンジしている、そんな雰囲気も感じることができます!
黒山杜松彦様のVISPOキット作品が到着!いつもレアなキットを作品に仕上げていただき、ありがとうございます。まず目を引くのは、フィギュアの柔らかい印象とリアルなスケール感の絶妙なバランス。肌色表現には苦労されたとのことですが、サーモンローズを下地にスキントーンを重ねたその塗りは、とても自然で美しい仕上がりです。髪の塗装も柔らかさがあり、全体の印象を引き立てています。2次元のキャラクターをリアル調にすることでスケールモデルとの相性を増してますね。また、ベースのアスファルトやマフラーの焼け表現など、細部までこだわりを感じます。こだわりが作品全体にリアルさを与え、まとまりのある仕上がりに。リアルさとアート性を兼ね備えたこの作品、素晴らしいのです。
【パーソナルマークがオシャレ!】
作品名:ロケットフーン
ファレホ使用率:85%
コメント:全体的にファレホを使用。迷彩色はインターとディエイトグレーの上からブルーRLM63とダークグリーンにオリーブグリーンを重ねています。ロケットを主武器にしたロケットフーンです。
お次も黒山杜松彦さんの作品紹介。ガールズフィギュア部門とは打って変わって、ミリタリー部門にもエントリーいただいております!幅広いジャンルの作品制作をされていて、とても素晴らしいですね。それでは、作品紹介に参りましょう!
タイフーンと言えば、このラジエーターが映える、ローアングルだっ!WW2で活躍したイギリスの戦闘爆撃機。翼の厚みから分かるように、凄く図太く頑丈な機体です。4門の機銃からライスシャワーのように打ち出される銃弾には、枢軸機はヒヤヒヤします。プロペラや翼前面、ラジエーターには奮戦の痕跡が再現されています!
黒山杜松彦さんのコメントにもあります通り、このタイフーンには8発のロケット弾が装備されています!ロケット装備のタイフーンによる強力な火力は、軽巡洋艦による片舷斉射にも相当したそうで、大活躍の戦果を収めました。4門機銃にロケット弾8発と、ジョンブル魂が光ります。
イギリス機の迷彩塗装もお見事です!暗めの色に明るい色を塗り重ねる事で、深みのある迷彩模様に仕上がっていますね。当時は誰もが知ってるキャラクターが描かれる事も珍しくありませんでしたが、パーソナルマークはバニーガールと珍しくも個性的な作品となっております!
黒山杜松彦様の2作品目が到着!今度は凶悪な雰囲気たっぷりのホーカーさんがやってきました!まず注目すべきは、その艶表現!艶のありなしで視線を自然に誘導させる演出、これはもう憎いほど巧みですね!迷彩色もファレホ各色が絶妙に調和しています。そして機体脇に描かれたピンナップガール!こういった遊び心、プライスレスです!機体のリアルさと相まって作品全体の魅力がグッと増していますよね。綺麗な塗装ながらも部分的に施されたチッピング表現が秀逸で、リアル感をしっかりプラスしています。使用感や戦場での過酷さが想像できる仕上がりに!最高です。
というわけで6作品をお送りしました!
次の作品紹介もお楽しみに!
■参加申込書配布期間:2024年11月2日(土)←配布中です!
■作品受付期間:2024年12月7日(土)~2025年1月13日(月・祝)←エントリー受付中!
■作品人気投票:2025年1月18日(土)~2025年2月2日(日)
■結果発表&表彰式:2025年2月9日(日)※予定
■作品返却期間:2025年3月2日(日)
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト」
ファレホペイントコンテスト4まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓
■ボークス ファレホペイントコンテスト4 作品受付開始直前!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その1 (No1,2,7,8,9)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その2 (No3~6)bell様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その3 (No10~14)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その4 (No15~19)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その5 (No20~25)マガツヒ様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その6 (No26~30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その7 (No31~34)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その8 (No35~37)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その9 (No38~43)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その10 (No44~47)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その11 (No48~51)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その12 (No52~54)