皆様こんにちは!ホビースクエア秋葉原用品担当です。
本日も皆様に耳よりの情報をお伝え致します!
さて今回ご紹介するアイテムはこちら!
こちらの商品は、2種類のコーティング部の間で「風化したような効果」を出す際に使用する水性溶剤で、塗装表面にヒビがあるように見せることが出来る特殊塗料。という触れ込みの、あまり見ないタイプの用品になります。
塗った下地の上にクラックメディウムを塗り、そして上に塗料を塗り被せるとその被せた塗料にヒビが入って下地が露出するというのが公式の使い方となっているのですが――
人によっては下地の上に直接ヒビを入れたい色を塗り、クラックメディウムを上塗りすることで二層目を割るという意見もあったりしまして・・・
そもそも、ファレホのメディウムって混ぜて使うのでは?
という疑問を解消しようと、今回実験することとなりました!!
なんの脚色も無く、塗ったままの状態をご紹介致しますので、上手く塗れなかった部分も含めて見て頂きましょう。
まず、公式に沿った順番で重ねたものになります。
今回下地を塗って完全乾燥させた後、クラックメディウムを塗って4時間くらい常温で置いて、その上から黒を重ねております。
黒を塗る際に筆にかなり抵抗を感じましたので、確実にクラックメディウムが流れてしまっておりますね・・・
クラックメディウムは他のファレホと比べると乾燥がとても遅く、中途半端な乾燥度合いで重ね塗りをしてしまうと、容赦なく流れてしまうということが分かりました。
今度はしっかりとクラックメディウムを塗って一日放置し、その上に黒を塗っております!
正直最初は、クラックメディウムの層に入っているヒビの上に塗料を塗ることで、ヒビを再現するだけじゃないのかと思っていたのですが・・・
しっかりヒビの下に赤い下地が覗いております!
ただ、常温だとこの変化が起きるまで2日程かかってしまいました。ですので、ドライヤーやドライブースを用意しないと相当気の長い作業になってしまいますね。
そして一日放置していたにも関わらず、一部中央の辺り等クラックメディウムが流れてしまっておりますので・・・
クラックメディウムを塗った際にも、しっかりドライヤー等の道具を使用した乾燥の促進が必要ですね。
あと、クラックメディウムは「厚塗りすると効果が出やすい」と言われておりますが、ラッカーのクリアを吹くような感じで厚く塗ると、乾燥が遅いので容赦なく垂れて来ますのでご注意ください。
こちらの画像の右上で一部欠けが生じている部分は、乾燥時に置いていた場所が少し傾斜が付いていたようでメディウムが偏り、厚くなり過ぎた結果剥がれてしまっております・・・
しかも「下地が露出していない」=「上塗りの塗料がここだけ割れていない」という問題も発生しております・・・厚塗りのし過ぎは禁物のようですね。
ただ、完全乾燥した下地ごと持って行っているので、食い付きはものすごいですねクラックメディウム!!
お次は上塗りパターンです!
尚、パターン1で完全乾燥させた下地が割れませんでしたので、1時間程乾燥させた黒の上にクラックメディウムを使用しております。
クラックが入る速度も速く、急ぎ効果を出したいならオススメな方法です☆
幾何学模様が素敵な仕上がりですね♪
しかし表面のツヤが安定せず、クラックメディウムの気泡が残り続けてしまったこともあり、ちょっと失敗したかな?というような状態です。
クラックメディウムの注意事項で、「振ってはいけない」というのがありますが、これはおそらく成分的な問題ではなく、粘度が高いので振って出来た気泡が非常に消えにくい為ですね・・・
でも、綺麗に割れるのでかなりアリな手法だと思います!
あとは練習あるのみ!ですね♪
上塗りのカラーに混ぜて塗るパターンです!
上記のパターン1、パターン2に比べると、かなり微細なクラックが発生しました。
個人的には、これが一番ランダム性が高い塗り方かなと思います☆
ただ、粘度の高いクラックメディウムと混ぜることで、塗りやすさという点では大きなマイナスが発生しますので、注意が必要です。
更に、この方法ではドライヤーを使って乾燥させてもなかなかクラックが発生しません。
今回の実験では、三週間以上放置して改めて見ると微細なクラックが!?というレベルでゆっくりと割れて行きました。
クラックを起こす効果は、それだけ長続きするということですね!
クラックメディウムが完全に乾燥するまで効果が続くと考えれば、このメディウムの完全乾燥にかかる時間がどれ程のものか考えるのも怖いですね・・・
尚、トップコートを吹くことで、クラックの状態をセーブすることが出来るようになっておりますので、調整には向いているかもしれませんね♪
今回クラックメディウムを使ってみて、分かったことは・・・
ぜひ皆様もお試しください!
お求めの際はぜひ、ホビースクエア秋葉原をよろしくお願いしますね♪
そして次回!・・・か、その次くらい!
このクラックメディウムを使用して何かしら作ってみますので、ぜひお楽しみに!
それでは、皆様のご来店心よりお待ちしております!用品担当でした!