これ実際にあるお話なんですけどね。
東京は外神田にある商業ビル、現在も営業している建物なのでここでは仮に「R会館」としておきましょうか。ここの8階にあるホビーショップにね、どうやらたまらないアイテムがあるっていうんで、週末に行ってきたんですね。
1階の混み合うエントランス。そこを抜けて、ながーいエスカレーターをずーーーっと登っていく。辺りには老若男女お客さんが溢れていて、あれやこれやお買い物を楽しんでいる。盛況なんですね、非常に。何をするでもなく、エスカレーターに揺られるうちに、とうとう目的の8階に着いた。
あぁここがそうなんだなぁ・・・と思ってふっ・・・と何気なーく視線を前に向けるとそこに、・・・あった!あるんだそこに!!目の前にだぁぁぁぁあっとならんでる・・・!!
90年代を代表する名作「GS美神 極楽大作戦!!」
その主人公、抜群のスタイルと美貌を持つ「現世利益最優先」なGS(ゴーストスイーパー)「美神 令子」が「キャラグミン」に初登場したんです。
原作者:椎名高志先生による監修のもと、なびく長い髪や悩ましげなボディが少ないパーツ数と鮮やかなカラーレジンで徹底再現されている。こんなすごいことあるんですねぇ。
胸元のネックレスや精霊石は、ボディに一体成型されているとは思えないほどに立体的。
これはまさに、レジンキットならではの造形とガレージキットの製造に長けたボークスの製造技術が合わさって初めて具現化したモールド。
いやぁ、こうゆうモールドの深さ、実はわたし大好きなんですねぇ。
店内には実際に組み立てて、塗装したサンプルが展示されています。作ったのはスケールコーナーの「S」さんで、レジンの成型色にハイライトやオーバーコートを加えて半日程で作ったって話なんです。
このSさん、もうGS美神が好きすぎて、商品化の喜びに堪えかねて要は・・・狂ってしまったんだそうですよ。
そんなこともあるんだなぁっと思いながらよーく展示品を見たとき、気が付いた・・・。
この展示台、これ・・・・当時の単行本だ!!・・・どうして?こわい・・・途端に背筋がぞくぅぅっとして、ふっと我に返った時にはもう、レジに立っていたそうです。
今でも「キャラグミン 美神令子」は、絶賛発売中。・・・こんな話を聞かせてもらいました。