皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
皆さんエアブラシのメンテナンスはしっかり行っていますか?
もちろん、うがい洗浄だけでも基本的には問題ありませんが、エアブラシの使用頻度が高いなら定期的なメンテナンスをすることも心掛けておくと、思わぬトラブル回避に繋がります。
まだメンテナンス用具をお持ちでない方には「クリーニングセット」がおすすめ!
一つ持っているととても心強い味方になってくれますよ!何か分からないことがあれば、ぜひスタッフに聞いて下さいね。
さてそれでは、ファレホペイントコンテスト2の作品紹介を行ってまいります!
今回も様々な力作が登場しています!「ファレホペイントコンテスト2 作品紹介㉑」ご覧ください!
スタッフコメント:「Fドラゴン」様は、ビッグチャイルド「Z3R0(胸像)」でミニチュア部門にエントリーしてくださいました。ビッグチャイルドでも、SFテイストをもったキャラクターを展開するシリーズである「SCI-FI」をセンスあふれるレトロポップな色合いで仕上げてくださいました。
実は「Fドラゴン」様はミニチュアは、初めてだそうで本などで調べ独学で塗装されたそうですが、肌はグラデーションで自然な陰影をつけ、瞳(目元)も丁寧に塗り分けてくださっており、とても初めてとは思えない仕上りです。
そして何より注目なのは、この色選択と陰影をハッキリとさせた塗装表現ではないでしょうか!肌の自然なグラデ表現の一方で、服や棘バット(でいいのかな?)にはホワイト&ブルー系でハッキリと光と影を描き込むことで立体感を強調するともにレトロポップ感も見事に表願されております。最初から持っているセンスのなせる業で、うらやましい才能ですね。センスとオリジナリティあふれる作品をありがとうございました。
スタッフコメント:新感覚異世界コメディ「異世界おじさん」より、ヒロインの一人メイベル=レイベールが登場。イベントディーラー一期一会のハイジンクス様のキットを使用されており、アイラインや衣服の模様の塗り分けにファレホを使用されているとのことです。「ベムペム」様は本作品が初のガレージキットだそうで、グラデーション塗装による陰影表現を駆使して丁寧に仕上げられております。
氷の一族らしく寒色系で統一されておりますが、「ベムペム」様は衣服の陰影をなんと単色で塗装されているとのことで、エアブラシの操作のみでこれほどの質感を出せるのは驚きですね。模様部分にはファレホのシルバーを使用され、細かなディテールの塗り分けと共に美しく仕上がっております。また凍神剣と髪飾りはクリアホワイト・クリアブルーを使用して、クリアレジンの透明度を活かした塗装をされています。
「ベムペム」様は付属のアイデカールを使用し、さらにファレホによるアイラインの加筆も施しているため、瞳の麗しさがより際立っております。そして髪のグラデーションですが、ブルーとホワイトの調色に試行錯誤しながらも思い通りの色になるまで微調整を繰り返し、作品全体のイメージに沿う氷のように涼やかなグラデーションを完成させています。ガレージキット製作が初とはいえ、「ベムペム」様の持つ塗装技術が惜しみなく発揮された作品でした。
スタッフコメント:傑作怪獣映画「ガメラ3」より、ガメラ(1999)が登場。エクスプラスより発売 1/700スケール ガメラ(1999) プラスチックモデルキットを使用され、モンスター部門でのエントリーとなります。全身に広がる迫力のモールドを余すことなく鮮明に浮き立たせ、まさに大怪獣に相応しい完成度です。そしてこちらの作品、モンスター部門にて金賞を受賞されました。おめでとうございます。
どの角度から見ても圧倒されてしまう全身のモールドですが、よく見るとその隙間から生物らしさを感じさせる赤みのある皮膚が顔を覗かせています。「オデ」様は本作品において生物感の表現に注力されており、そのため塗装はピンクの下地からスタートし、そこから数色重ねているとのことです。頭部には目の描き込みや牙を鋭く見せるためのシャドウなど細かい工夫も見られ、ガメラの迫力を引き出すための抜かりない塗りこみが見られます。
鱗のように重なり合った甲羅には、グリーン系を複数色使ったグラデーションと隙間部分へのシャドウが施され、皮膚とはまた異なった質感が感じられます。よく見ると甲羅の表面には僅かにざらざらとした凹凸が見られ、細かな造形も逃さずに塗装されています。「オデ」様独自の「生物感」に対する解釈や細部までのこだわりが存分に発揮された作品でした。
スタッフコメント:毎回お好きなVチューバーを作られて参加してくださっている「一本槍 優」様!今回は、【秘密結社holoX】の研究者「博衣こより」嬢を、コトブキヤ メガミデバイス アリスをカスタムして完成させてくださいました。
毎回細部までこだわってカスタムされる「一本槍 優」様ですが、今回も特徴的な髪型から袖が広がり裾にフリルまである白衣や腰のカラフルな液体の入った試験管、そしてネクタイのハートのマークまで丁寧に再現されています。
カラーリングも完璧!髪やベルトに白衣のフチのラインなどはもはや当たり前。写真ではちょっとわかりにくくて申し訳ないのですが、腰の試験管や太もものボトル、手のマニュキュアまでしっかりと色が再現されています。
そしてなんといっても驚くのは「博衣こより」嬢の美しく変化にとんだカラフルな瞳の色も、この小ささの中にもしっかりと描き込んでくださっています。
今回も、ディテールも塗装も妥協なく細部までこだわった愛溢れる作品でのご参加ありがとうございました。
スタッフコメント:ターリンカプセルコレクションより、南方の朱鳥が登場。カプセルトイをリペイントされ、フリー部門でのエントリーとなります。ディテールを利用した染め塗りや偏光カラーを使用したドライブラシなど、多彩な技法を試して製作されたそうです。
サーフェイサーのみエアブラシを使用され、両翼と尾羽根に見られる鮮やかなグラデーションは全てエクスプレスカラーによる筆塗りだそうです。カプセルトイというサイズの中にはっきりとした色の濃淡が感じられ、「もどれい」様がエクスプレスカラーを巧みにコントロールされていることが分かりますね。
そして本作品において特徴的なのは、金属色や偏光カラーをドライブラシ技法で塗装されていることです。通常のメタリックやパール塗装とは一味違い、両翼に見られる色の反射が架空の生物としての朱鳥の神秘性を引き立てております。尾羽根の模様も丁寧に色分けされており、単色カラーのカプセルトイに命が宿ったかのような作品でした。
スタッフコメント:「蒼不動」様が今回3作目となる作品をお持ちくださいました!
SUYATA社の1/12スケールオリジナルメカ娘シリーズ「狩人詩篇」より、「雪姫」が登場。芸者にくノ一、刀や傘など独特の世界観を持つキットですが、「蒼不動」様の細かいアレンジが作品全体に加えられていて、より絢爛な仕上がりとなっております。
まず右肩の大袖にあたるパーツの模様を見てみましょう。こちらは一見通常のラップ塗装に見えますが、黒下地に対しドライブラシの容量でラップを擦り付けるといった技法をなされており、他の装甲とは異なる硬度や表面の質感が感じられます。また腹部には元キットのクリアパーツを明るめの紫で塗装された箇所や、そもそも黒一色だった正面をオリジナルの配色で塗分けられているなど、モールドを利用した情報量の引き上げが見られますね。
同様に黒一色だった脛の装甲も白や金で配色され、腰回りのパーツとの統一感も出ております。刀の鞘や腕、傘の骨にも見られるモールドはクリアパーツと同系色のピンク色にスミ入れがなされ、作品全体に華やかながらも引き締まった印象を持たせています。元キットの風貌を維持しつつも、見比べると「蒼不動」様による多くのアレンジに気付かされる魅力的な作品でした。
スタッフコメント:「ZVB」様は、みんな大好きTAKARA TOMY ゾイドワイルドからバーニングライガー [ライオン種]で参戦!コアドライブウェポンツインパイルバンカーを装備、接近戦に特化した仕様となっています。
なんといっても目を惹くのは、黒からグレー、ホワイトと立ち上げられている冬季迷彩!筆塗りによる独特のタッチで面への情報量も増し、兵器らしいリアルさが生み出されています。また、黒下地+ホワイトが上面に強く入ることで、陰影もよりはっきりとしてディテールを浮き上がらせる効果も出て、スケールを超えた迫力を感じさせる仕上がりとなっています。
ツインパイルバンカーにも丁寧にシルバー系でドライブラシがかけられており、いい塩梅の使用感が出されています。接近戦仕様という設定を分かりやすく見ごたえのある形で表現されていて、模型としての魅せ方が上手いですね。
また、作品全体を無彩色でまとめると見る場所が拡散・埋もれがちになりますが、「ZVB」様はしっかりとZ-Oバイザー(目)のライトグリーンのワンポイントを活かされて視線誘導している点もさすがです!
「ZVB」様はさらにも一体エントリーしてくださっています。それでは、続けてこの次にご紹介させて頂きます。
スタッフコメント:引続き「ZVB」様の2作目もゾイドワイルドから、バズートル[ワニガメ種]でエントリーしてくださいました。こちらは背部にある大口径のA-Z680口径バズーカ砲を展開する兵器解放(マシンブラスト)状態の迫力あるポージングで完成させてくださいました。
アーマーをオリジナルのグリーン系迷彩に変更、関節部もより目立ちにくいシルバー系にすることで、後方援護射撃を得意とする中型ゾイドという設定により則したカラーリングに仕上げてくださっています。
内部(ボーンパーツ)もブラック下地にガンメタルのドライブラシがつま先から、内部の覗き込まなければ見えないようなところまでしっかりとされており、使い込まれた重厚感を生み、歴戦の兵感を醸し出していますね。因みにパイロットが透明なのは「光学迷彩」だからだそうです。その設定は思いつきませんでした(笑)ナイスアイデア!
生物的な要素の多いゾイドを、違和感のないミリタリーテイストの塗装でまとめ上げた「ZVB」様のカラーリングセンスはお見事の一言です。ご参加ありがとうございます。
スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテストにて、ミリタリー部門「銅賞」を受賞された「明卦抄一」様が、今回もご参加くださいました!
「太陽の牙ダグラム」より、ダグラムVer.GTが登場。マックスファクトリーより発売のキットを使用し、太田垣康男氏の描くコミックス「Get Truth 太陽の牙ダグラム」の表紙をイメージに製作されたそうです。
「明卦抄一」様はファレホを部分塗装に使用されています。脚部の黄色いラインはキットでは本来水転写デカールですが、ファレホで塗り分けられており、またパイロットやコックピット横のダクトも丁寧に塗装されています。
ダグラムの世界観には欠かせないウェザリングですが、ゲームウォッシュのブラックとブルーを使用し、全体にウォッシングを施しております。胴体や手足などの広い面積はもちろんのこと、コックピット周りやターボザックなど奥まった部分にも大変効果的で、自然な汚れが再現されています。そしてダグラムとの相性がバッチリな砂漠のジオラマですが、ファンドで造形しファレホで着色されたそうで、サンドカラーを複数色使用されていることから漫画やパッケージイラストを意識して塗装されていることがわかります。
さて、今回のご紹介はここまで!
次回はいよいよ「ファレホペイントコンテスト2」最後の作品紹介となります。
その後は、遅れておりましたファレホコン3の作品紹介に移らせて頂きますので、ぜひお楽しみに!
絶賛開催中「ファレホペイントコンテスト3」の詳細はこちら↓
只今レジにて申込用紙配布中です!