「Blue Knight × VOLKS」インジェクションキットの1/35スケール第3弾は、本作のヒロインであるロニー・シャトレの愛機を、宇宙戦用ファッティーからの系譜を感じさせる新規造形で立体化!
第1弾「ベルゼルガ スーパーエクスキューション」と一緒に揃えて、バトリングの興奮を再び!!
後方に腰を落とし込むようなバララントAT独特の降着機構を完全再現。組み立てやすいパーツ構成ながらも密度感あふれる造形のコックピット内部は、ハッチの裏側ディティールに至るまで徹底再現。整備中のシーンを再現するのもまた一興。
胸部機銃の装弾数は少ないと仮定し、ハッチ裏面の弾倉まで詳細に再現。ヘビィ級のボディにはアンバランスなATM-09系の腕部はアームパンチ機構搭載。「GAT-167 ハンドガン」はこのスケール初のキット化となる。
脚部のグライディングホイールは、本機の俊敏性を雄弁に物語る印象的な部位。背面に2基のロケットブースターを搭載したミッションパックと合わせて大きな推進力を生む。腕と共に、通常の宇宙用ファッティーとの差異として見所となる。
鮮やかなオレンジイエローの機体色と渋みのあるダークブラウンの内部構造は成型色で再現。未塗装でもイメージ通りの仕上がりに。
名作アニメ『装甲騎兵ボトムズ』の外伝作品。「はま まさのり」氏による原作小説がソノラマ文庫で1985年から87年にかけて刊行され(全4巻)、ホビージャパンから立体作品をまとめたムックが1987・88年に発売されている(全2巻)。主人公のケイン・マクドガルが戦友の仇を追う「黒き炎編」と、銀河規模の陰謀に立ち向かう「メルキア騎士団計画編」から成る。『ボトムズ』の世界観に基づきつつ、巻を重ねるごとに設定やメカデザインが本作ならではのオリジナリティあふれる内容へと発展していく事から、今なおメカファンの間で「伝説の作品」として語り継がれている。
本作のヒロイン、ロニー・シャトレが駆るバトリング仕様AT。主人公・ケインが収容所から脱走する際に強奪した密輸船に、ロニーは人買いの「商品」として乗せられていた。ケインは脱出にあたって格納庫内に放置されていたファッティーにロニーを搭乗させ、陽動に利用する。脱出に成功したロニーはバトリングで生計を立てていくため、アグの街でこの機体を改造。本来は宇宙戦用ファッティーには搭載されてないアームパンチ機構、グライディングホイールを付加。カラーリングはイエロー。ロニーは本機で「ファニーデビル(陽気な悪魔)」のリングネームを持つバトリング選手として活躍。試合時には敵国であるバララントの軍歌が流され、かわいい顔立ちながらヒール(悪役)を演じて人気を博す。その後、ロニーは再会したケインと行動を共にし、互いに心を通わせていくが…。