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V.K.M.ペイントコンテスト10 参加作品紹介!パート8

 横浜ショールーム 

皆様こんにちは!

横浜ショールームのスタッフSです!

現在、ボークス全店にて水性塗料の祭典「V.K.M.ペイントコンテスト10」の作品受付を実施しております!


参加部門にもよりますが、水性ホビー塗料の「Vallejo(ファレホ)」、「キメラカラー」、「MMP」のいずれかを、一部にでもご使用頂ければ、全塗装、部分塗装問わずご参加いただけますので、是非お気軽にご参加ください!

今回も見どころ満載の作品をエントリーいただきましたので、その魅力を余すところなくお伝えさせていただきます!
最後までじっくりご覧ください!

さて本日ご紹介する3作品はいずれもVKMペイントコンテスト常連のT.W 様の作品となります。
T.W 様といえば前回記事「V.K.M.ペイントコンテスト10 参加作品紹介!パート7」にてミリタリー部門でのエントリー作品をご紹介しましたが、実は同日に4作品、4部門にエントリー頂いておりました!

今回は残る3作品をご紹介いたします。
いずれも素晴らしい作品となっておりますのでとくとご覧あれ!

まずはこちら!

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エントリーNo.22
参加部門:A・ミニチュアペイント部門
作者名:T.W 様
作品名:ミノタウロス・ライノ騎乗
コメント:ほぼファレホです。ペイントに10時間ほどかかりました。

T.W 様の作品はクオリティの高さもさることながら、やはり特筆すべきはその作業スピードでしょう。
今回エントリー頂いた作品はどれもわずか半日程度で塗り上げているというのですから驚きです。

このミノタウロスはそれらの中でもかなりボリュームのあるキットですが、他の作品とは塗り方を変えて絵画風に仕上げるという明確な目標のもと仕上げたとのこと。
重鈍なライノに跨り雄たけびを上げる筋骨隆々なミノタウロスの勇ましい表情、ノンメタリック塗装によって仕上げられた防具や斧は数多の戦場を駆け抜けてきたであろう戦士の武功の数々を思わせます。
重装甲に身を包んだライノの表皮もキットのディテールを存分に活かしつつも厳かな雰囲気を出せるよう塗装されています。
ミニチュアペイントと言えばハイライトやグラデーションを強調したファンタジックな作品に仕上げる方が多いのですが、この作品は絵画風に仕上げるというT.W 様の意図がハッキリと見て取れます。
作品全体の彩度の調整も実に見事で誇張し過ぎない絶妙な色彩表現はその目標を実現していますし、それを成しうる確かな技術と創造力を持ったT.W 様の神髄に触れる事の出来る作品となっております。

続いて二作目に参りましょう。

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エントリーNo.23
参加部門:B・ミニチュアペイント胸像部門
作者名:T.W 様
作品名:Sibilla
コメント:ほぼファレホです。ペイントに8時間ほどかかりました。

これまた8時間という圧倒的な速さで仕上げられた一作。
使用したキットはポーランド「カロル・ルディック アート」社の「妖女 シビラ」、妖艶な表情が魅力的なキットですが流石はT.W 様!キットの持つポテンシャルを最大限引き出すペイントは達人の域です。
魅惑の肉体を包む禍々しい鎧や装飾は華美にならぬよう色調に気を使った金属表現をされています。
肌の質感も見事で髪や装飾品がツヤを抑えた仕上がりなのに対してややツヤありに見え、妖女の艶やかな表情を演出しています。
胸像の中でも比較的シンプルな「妖女 シビラ」ですが、それ故ごまかしの効かないこの胸像をものともしないT.W 様の技術に脱帽です。

最後にご紹介するのは今回多くの方々を悩ませているコンペ部門にエントリーのこちら!

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エントリーNo.24
参加部門:F・コンペ部門
作者名:T.W 様
作品名:爆睡こたつ娘
コメント:全てファレホです。こたつ娘体温36度、猫38度、室温20度、こたつ40度、外気温5度、冷めたココア8度

温度表現、しかも具体的な温度を明確に定めた上で限られたサイズで仕上げなければならないコンペ部門。
なかなか難しいお題の中なんとこたつで爆睡する女の子がエントリーされるとは誰も想像していなかったことでしょう...そうT.W 様を除いて。
この作品を見た時その手があったか!と驚かされました。
確かにこたつならば温度表現という難しいテーマであっても見る人もいったい何度くらいなのか想像しやすいですし、説得力があります。
恐らくあまりの心地よさに寝落ちしたであろう少女の気持ちよさそうな寝顔は勿論、ふてぶてしい猫もこたつの魔力の前にトロンとした表情で埋もれる様子は外の寒さとこたつの暖かさを如実に演出しています。
こたつの柔らかな質感だけでなく、猫のモフモフ感、ジャージのツヤ、しわに至るまでペイントも抜かりありません。
温度表現というお題に対し炎や氷といった分かりやすくも具体的な温度を設定しにくいものでなく、こたつというこの時期にピッタリな作品で臨んだT.W 様のアイデアが光る素晴らしい作品です。

以上、今回も3作品をご紹介させていただきました!
今回ご紹介させて頂いた作品を含め、「V.K.M.ペイントコンテスト10」のエントリー作品は、特設ショーケースに展示させて頂いております!
是非店頭にてじっくりとご覧ください!
また「自分も「V.K.Mペイントコンテスト10」に参加したい」、とお考えの皆様は是非こちらの詳細をご覧ください! 

【イベント情報】ボークスV.K.M.ペイントコンテスト10開催概要

「V.K.M.ペイントコンテスト10」の作品受付期間は、2023年1月15日(日)までとなっています!
皆様の力作を、ボークス横浜ショールームスタッフ一同お待ちしております!