こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。
今回の作品はこちら!
ヘッツァーのような、Ⅳ号駆逐戦車ラングのような、見かけない車両ですね。
それもそのはず、この駆逐戦車は計画車両なのです!
「E計画」という、「車両のパーツを共用化して生産性を上げよう!」が主旨のドイツの大戦末期の計画です。
15トン以上のヘッツァー改善案が「E-15」、25トン以上のⅣ号駆逐戦車改善案がこの「E-25」です。
さらに50トン以上のパンター改善案「E-50」、75トン以上のキングタイガー改善案が「E-75」。
果ては100トン以上の超重戦車「E-100」なども計画され、それら全てのパーツを極力「共用化」して設計して整備性や修理・生産の手間を省く事を考えました。
残念ながら、その計画が軌道に乗る前に戦争終了したので、この車両は日の目を見なかったのです。
計画戦車は、見た目の珍しさや斬新さが目を引きます。
この車両は車体に見合わない大きな千鳥転輪が面白いですね。
しかしながら、製作者様の実車感覚満点の塗装や工作で、あたかも実戦で活躍したかのような佇まい!
それでは制作者様のコメントです。
そう、この機銃砲塔は度々大戦末期の計画戦車に取り付けられているのですが、一様にSFっぽくなりますね。
そして製作者様のおっしゃるとおり、このキットはコンパチキットで、いくつかの仕様を選択できます。
そして、すでにお店には2個のバリエーション違いの「E-25」が飾られているのです!
2つの見比べも面白いものですよ。
この作品は現在スケールモデルコーナーのウインドウにて展示中。
ぜひ現物をご覧ください!
それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!