横浜ショールーム

お客様のスケールモデル作品紹介 『日本海軍 防護巡洋艦 橋立』

 横浜ショールーム 

こんにちは、横浜ショールームの☆野です。

横浜ショールームでは、スケールモデルを充実取扱中!
それだけではなく、入替制でお客様による完成品をウィンドウに展示しています。

さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。

今回の作品はこちら!

作品名:日本海軍 防護巡洋艦 橋立
制作者様:K-5 様
使用キット:シールズモデル 1/700 日本海軍二等巡洋艦 橋立・厳島

ホビージャパン最年少プロモデラーのK-5様が、最新作をお持ちくださいました!

今回の作品は、かの有名な「三景艦」の1隻である「橋立」です。
日清戦争前に、当時最新鋭艦だった清の「定遠」と「鎮遠」に対抗するために作られた船です。

当時の日本は、清のように戦艦を発注する国力はありませんでした。
一方、清の定遠と鎮遠は4門の30センチ砲というアジア最強クラスの艦砲を有していました。
そのため、三景艦は30センチ砲を上回る32センチ砲を装備する船となったのです。

ご覧ください。艦橋の手前に鎮座する、巨大な主砲!

元のキット自体が非常に精密にできていますが、K-5様のディテールアップによって、凄まじい密度感と実在感が感じられるようになりました。
中央に高くそびえるミリタリーマスト上で旗を振っている船員など、この小さな船体に物語が息づいていますね。

ちなみにこの三景艦の巨大な主砲は、実戦では発射速度と命中率が悪かったため、あまり効果が得られませんでした。
むしろ、舷側に取り付けられた小さな速射砲の連打によって、なんとか宿敵の定遠級戦艦を退けています。

ううむ、やはりK-5様の作品を見ると、物語が浮かんできますね!

それでは、制作者様のコメントです。

2018年5月の静岡ホビーショー用に制作しました。
日清戦争の黄海海戦をモチーフに制作しました。
32センチの巨砲を旋回させて合戦直前の状態です。
木甲板が凸モールドだったので、全て作り直しました。

ふひー!! なんとこの甲板のモールドは自作ですか!
モールドも、その上に施された塗装も、信じ難いクオリティです。

この細密さは、とても人の手で作られたものとは思えない素晴らしい精度ですぞ。

本作品はスケールモデルコーナーに展示中です。
是非、実物をご覧ください。

それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!