こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で、日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介してゆきます。
今回の作品はこちら!
これは・・・。
非常に言いにくいですが。
イギリスの兵器に往々にしてあることですが。
イギリスのチーフテン戦車を改修して対空自走砲にした車両な訳ですが。
制作者様もそのつもりで制作されていますので、あえて言わせてもらうと。
(デザインが)かっこ悪くて(模型の仕上がりが)カッコイイ!!
なんというか、デメキンみたいですよね。
イギリスという国はどうにも実用性とコストパフォーマンスを追求するあまり、見た目の美学には気を払わない傾向があるのですが、このマークスマンもまた然り。
不格好で巨大で、前に突き出た愛想のない箱の、よりによって先端部に機関砲を乗せなくても(笑)!
同じエリコン35ミリ機関砲でも、ドイツや日本、その他の国の対空自走砲はもう少し見た目に気を使っているような・・・。
うわ〜。
バックショットから見たこの姿もまたスゴイ不格好ですね。
そう言えば、同じイギリスが第二次世界大戦の昔に作ったビショップ自走砲も、でっかい大砲を、こんな大きくて、不格好な箱に乗せて戦車に積んでましたっけ。
ですが、ここからが大事なことなのですが、我々スケールモデルやミリタリーが好きな人間は(全員がというわけではありませんが)、こういう『おかしなもの』が大好物なんですよね。
散々イギリス兵器はかっこ悪いとか不格好とかダサいとか、ブサイクとか(そこまでは言ってなかったかな?)言いましたが、嫌いとは言ってません。
むしろ大好きなのです(笑)!!
しかも、こんなかっこ悪いものを(失礼!)ここまで見事に仕上げることこそ、モデラーの本懐!
それでは制作者様のコメントです。
砲塔やエリコン機関砲の取っ手部分などは、金属線に置き換えてディテールが増しています。
さて、マークスマンは世間一般的に見ても『かっこ悪い車両』だと思いますが、しかし実際に本作例を隅々までご覧ください。
その秀逸なキットのディテールと、制作者様の腕前による仕上げによって、「あれ・・・かっこ悪いのにカッコよく見えてきたぞ?」となるはずです。
そうなったらもう、『英国面』から逃れられなくなります。
新しい世界の扉が、この作例で開くかもしれませんぞ?
こちらの作品は、ただいま店舗のショーウィンドウにて展示中です。
それでは、次の作品のご紹介でお会いしましょう!