横浜ショールーム

SWS 1/32 Do 335 横浜組み立て日誌 その5

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こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
また今週もSWS『ドルニエ Do 335 A-0 プファイル』をご紹介してゆきます。

今回は『爆弾倉』です。

『ドルニエ Do 335 A-0 プファイル』は先行量産型ですので、実際には爆弾を取り付けていないとされていますが、この機体の最初のコンセプトは『高速爆撃機』です。当然、本機には爆弾倉の機能が備えられ、キットでもそれをバッチリ再現しています。

さて、中型〜大型爆撃機などは、沢山の爆弾を搭載するために、爆弾倉を備えることが多いですが、この『ドルニエ Do 335 A-0 プファイル』くらいのサイズで爆弾倉を備えるのはこの時代なかなかに先進的なことです。
日本で言えば、新型の艦爆『彗星』などがやはり爆弾倉を備えていますね。

爆弾は、吊架すると空気抵抗や重量によって母機の速度や運動性に障ります。そこで、爆弾を胴体内に収めることで高速性能を維持したわけです。

それでは、胴体フレームのパーツを逆さにして、爆弾倉をご覧いただきましょう。

蜘蛛の足のように伸びている棒は爆弾倉内壁サポート材です。これらに包まれて、爆弾は装備されるわけですね。
ふおぉ・・・こういうディテール大好き!
なお、搭載された場合に使用する『Do 335 爆弾セット』も只今発売中です。

『ドルニエ Do 335 A-0 プファイル』は、大戦末期に敵地に飛び込み、その高速と火力を活かして敵中突破して指定した目標に爆弾を投下して帰還する、という機体です。
与えられた火力・高速を得るためのギミック、様々な先進性も、全てはこの爆弾倉に収められた爆弾を標的に投弾するため。この機体の根幹とも言える部分なのです。

それではついでに、爆弾倉の上側もご紹介。コックピットの後ろは一般的な機体同様、燃料タンクが備わっています。

ちなみにその手前にある湯たんぽみたいなのがオイルタンク。
そのオイルタンクに挟まれている『ボンベ』のようなものがチラッと見えるのが分かりますでしょうか。実はこれ、隔壁を隔ててその手前にある『射出座席』を発射させる『圧搾空気のボンベ』なのです。なお、座席の床下にも同様のボンベが備わっていて、これらを使用して座席を飛ばすわけですね。

こうしたパーツを、説明書の解説とともに組み込んでいくのは実に楽しいですよ。

では次回は、液冷機につきものの『ラジエーター』内部構造をご紹介します。
液冷エンジンを冷却させる液体を、外部から取り込んだ空気で冷やす装置です。こうした部分もSWSなら抜かりなし!

SWS『ドルニエ Do 335 A-0 プファイル』は、『コンセプトノート』やアフターパーツ共々、ボークス各ショールームにて好評発売中。

それでは、また次回お会いしましょう!