皆様こんにちは! ボークス名古屋ショールーム スタッフMです。

本日は 3月4日(土)の塗装実演は......ワールドミニズ!! のアフターレポートです。

今回は

  1. 石粉粘土 グレーファンド のベースを塗る
  2. ノンメタリックメタルに挑戦してみる
  3. 白や黒を使わずにヒゲやカラスを表現してみる
  4. 槍だって目立たせたい
  5. ゲームインク で色変する
  6. ファレホ シーナリー でフッサフサ!そして雰囲気づくり
  7. SNSで話題のアイテムを使って写真を撮ってみる

と、なっております。

今回もメインで使用した筆は 名村大成堂のV-STOCKシリーズのフィルバート筆 0号 です!

ミニチュア塗装にとてもおススメの筆となっておりますので是非お求め下さい!

石粉粘土 グレーファンド のベースを塗る

それではさっそく 前回作ったベース をペイントしていきます。

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試しに作ったベース同様に、 72144 ヘビーブルーグレー 、72102 スチールグレイ の2色を使い、73200 セピアウォッシュ で土っぽさを足しています。

ファレホは通常のカラーシリーズだけでなく、ウォッシュやプライマーも混色できるのでより深みのある色味を作ることができますので、 73207 ブルーウォッシュ73200 セピアウォッシュ を混ぜたウォッシュも使っています。

全体にウォッシュをかけて明度・彩度を調整していくと適当に塗ってもそれっぽくなるのでお試しください。

ノンメタリックメタルに挑戦してみる

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72047 ウルフグレイ をベースカラーとして、72048 ソンブルグレイ72001 デッドホワイト でグラデーションを作っていきます。

名村大成堂のV-STOCKシリーズのフィルバート筆 0号 で、置くように色をのせていくと筆目も出ず滑らかにペイントできます。

今回は鈍い金属色を意識して

ハイライト 72001 デッドホワイト :ベース 72047 ウルフグレイ :シャドウ 72048 ソンブルグレイ =0.5:6.25:3.25

くらいになるようにペイントしています。

グレートマスター シグルド は、ヘルムや槍などを持っているので、腕を接着していません。

そこで今回は光源を意識してペイントするために、画像編集ソフトでざっくりとしたカラーリングを行っています。

ハイライトプライミングとあわせて仮のカラーリングを行うことで、ペイントが迷子になりにくくなるのでおすすめです。

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ヘルム部分も胴体と同じようにペイントしていきます。 胴体部分よりも尖ったパーツや細かいパーツが多いので、心持ちメリハリをつけています。

白や黒を使わずにヒゲやカラスを表現してみる

自然物で「真っ白」や「真っ黒」なものは少ないことと、白や黒を使うと平面的な仕上がりになりやすいので、今回は近い色や混色で表現することを目指します。

まずは グレートマスター シグルド のヒゲをペイントします。

72095 グレイシャーブルー をベースに、72101 オフホワイト72048 ソンブルグレイ で陰影をつけていきます。

光源と毛束を意識しつつ、薄めの塗料を塗り重ねました。

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22年8月に塗装実演を行った 魔獣狩りソルダ(胸像) では、骨でできた鎧などを

魔獣の骨を加工して作られた鎧や兜は、複数の色をランダムに置いた上から 72034 ボーンホワイト や 70820 #004 オフホワイト を塗っています。

と、複数の色をランダムに塗り重ねてから 72034 ボーンホワイト や 70820 #004 オフホワイト をペイントしていますが、今回はミニチュアのサイズが小さいので行ってません。

次にカラスですが、72019 ナイトブルー をベースに、72016 ロイヤルパープル で羽毛の流れを意識した影をおき、72101 オフホワイト に ゲームカラーインク 72089 グリーン を混色した色をハイライトにした上から、 73207 ブルーウォッシュ73200 セピアウォッシュ を混ぜたウォッシュで色味を調整しています。

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槍だって目立たせたい

ダージンペイントフォージ社のサイト を見て、グレートマスター シグルド と 北欧神話の神 オーディン の関係を感じ取ったので「この槍はグングニル!」と勝手に妄想を膨らませながらペイントしました。

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72010 ブラッディレッド72005 ムーンイエロー でグラデーションを作り、エッジをライニングします。

ゲームインク で色変する

ここで金属色とヒゲに使った色が非常に似ていて、あまりヒゲが目立たない!という痛恨のミスに気づきましたので、ゲームインク で色変を試みました。

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ヒゲを目立たせるため 72085 イエロー で黄色に寄せたあと、72005 ムーンイエロー でハイライトを足しました。

ファレホ シーナリー でフッサフサ!そして雰囲気づくり

ベースに本体と石碑を接着し、 SC427 シーナリー : ワイルドタフト - ストロンググリーン12mm をベースと石碑のあいだなどにおきました。

ファレホ シーナリーシリーズ は、長めのタフトから苔のような短い毛足のものまでさまざまな「草」の表現が可能なアイテムです。また季節に合わせた色のタフトが用意されていますので、表現したい季節やシチュエーションにあわせて選んでいただけます。

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最後に槍の穂を光源にした色味をつけていきます。

アーミーペインター マスタークラスドライブラシ 3本セット で光源を意識しつつドライブラシします。

「オーディンと言えばラグナロク、ラグナロクと言えば黄昏!」という雰囲気を出したかったので、強い発光ではなく夕暮れのような色合いにとどめています。

最後に 73207 ブルーウォッシュ73200 セピアウォッシュ を混ぜたウォッシュで暗い部分をさらに暗くして完成です!

SNSで話題のアイテムを使って写真を撮ってみる

ボークス名古屋ショールームでも好評発売中の 物撮りノート「基本ヨコ」 を使って完成写真を撮ってみようと思います。

物撮りノート「基本ヨコ」A4ヨコサイズで、8色の色紙と片面ミラーのレフ板がセットになったミニチュア撮影にピッタリな背景集です!

作業机などの周囲の環境がごちゃごちゃしていても隠すことができますので、一冊あるととても便利です。

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背景色が変わると雰囲気が変わるので、いろいろ撮り比べてみるのも面白いです。

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まとめ

トータル8時間弱でベース作りから写真撮影まで行いました。

ダージンペイントフォージ社 の グレートマスター シグルド は、25mmサイズで初めてのミニチュアにもお手頃価格なうえ、ストーリー性がある小物が付いてくるので、ぜひベースを作って飾ってみてください!

ベース製作に使った 石粉粘土 グレーファンド は、扱いやすくディティールもよく出ますので、造形はもちろん、ミニチュアやスケールモデルのベース製作にもお使いいただけるかと思います。 今回のように 石粉粘土 グレーファンド だけでベースを作ることもできますし、ジオラマ制作実演!!「スタイロフォームを使って斜面、崖を作ってみよう!」アフターレポート のように使うこともできます!

使用した用品用材などは、ボークス名古屋ショールームでお求めいただけますので、是非チェックしてみて下さい!

それでは! 次回のSRニュースでお会いしましょう!