みなさまこんにちはボークス名古屋ショールームです。
12月12日(日)13:00より開催いたしました、キャラグミン筆塗り部分塗装実演 (ケイ)へのご参加、ご観覧ありがとうございました!
今回は先週の12月5日(日) 13:00より開催いたしました キャラグミン組み立て実演・筆塗り部分塗装前提編 (ケイ)の続きとなり、完成までの仕上げを実演いたしました。
アフターレポートの前にお詫びです。
12月11日(土)13:00より開始いたしました 「キャラグミン エアブラシ塗装実演 (ルーラー/ジャンヌ・ダルク)」ですが、諸事情により開始から少ししたところで中断しております、大変申し訳ありませんでした。
こちらは後日改めまして再度、エアブラシ塗装実演をさせて頂きます。
それでは、改めて「キャラグミン筆塗り部分塗装実演」アフターレポート開始です!
さて、前回で軸打ちをして仮組まで終了しましたね。
このまま瞳のデカールを貼って完成!......でも自分で作るフィギュアを楽しめたとは思いますが、どうせならもっと良い感じにしてみましょう!
あ、でも上級者の技なんてのはもっての外!
誰でも簡単に出来てしまうクオリティアップを紹介しつつ実践していきますよ!
まずは仮組みを解除!
これが全パーツです。(ジャケットとシャツ部分、星のマークは接着してあります)
さて、カラーキャストで色分けされているとはいえちょっと寂しいのも事実です。
カラーキャストで再現されていない、本来別の色が付いている細かい箇所を筆で塗装していきます。
しかしながら細かく全部やるのは大変すぎますので見栄え良く、目立つ所をピンポイントで筆塗りしていきます。
ではでは...まずはジャケットからいきましょうか!
ジャケットの見映えワンポイントは「ジッパー」です。
まずは一言「 ファレホは!少し薄めの濃度で!3回塗り重ねれば!だいたい綺麗になる!! 」
ついつい濃い目の塗料で一気に塗れば下地色の隠蔽もバッチリだぜ!と思ってしまいますが、それだと筆跡が残ったり色ムラが出来てしまします。
そこで薄めの濃度です、薄い色のレイヤーを重ねて色の濃度を上げていきます。
画像① 塗装1回目です、まだ下の茶色が透けて見えます。あ、小さなはみだしは気にしないでね!
画像② 塗装2回目です、茶色は隠れましたがスチール本来の色ではなく下地色の影響で暗く見えますね!
画像③ 塗装3回目です、バッチリ色が乗りましたね、綺麗です!
画像④ 気にしないと言っていたはみ出しですが溶剤を使って拭くのは大変なので簡単に行きます!
塗装しないんだから「削ればいいじゃない!!!」力技ですが楽です、デザインナイフの腹でカリカリ削ります。
そして
ジャケット完成です。
いまさらですが設定では同じ茶色系のジッパーなんですよね、今回は見映え重視ということで目立つ色にしてみました。
さぁ続けてブーツいってみましょう!
画像① 元々黒っぽい色だからソールの黒とか目立たないでしょ!?って...いやいやこういう所は後から効いてくるんです。
目立ち難いからと言って手を抜いてはいけません、しっかり3回重ね塗りします。
画像② ブーツに付いてるジッパーです、ここも見映え重視のスチールで!
奥まった所から先に塗ります、しっかり3回重ね塗りですよ。
画像③ ジッパーの縁の部分です、中に垂れてしまわないように気を付けながら塗りましょう。
画像は1回目の塗りのものです、まだ下地が透けていますね、ここもしっかり3回...とにかく全て3回は重ね塗りしましょう!
画像④ ブーツが片方完成です!
まだ塗っていないもう片方と比較すると部分塗装でも十分な違いですね。
次はショートパンツです。ジーンズですので定番のドライブラシを施します。
ドライブラシは焦らず少しずつやれば大丈夫です、しかしながら横着すると一瞬で酷い事になるのでご注意!
画像① ドライブラシは筆に付いた塗料を落とし、ほぼ乾ききる直前でキットに擦る事で凹凸の凸部分に塗料が乘るというまさにドライなブラシです。
塗料が多めについていたり、濡れる程残っていると太い線がついたり一面に塗ってしまいますので気を付けましょう。
完全に筆が乾いていても色が付かないだけなので大丈夫、べったりいってしまうよりは全然大丈夫、しっかり塗料を落としましょう。
筆を完膚なきまでに傷めますので、ドライブラシ専用の筆か、もう使わない筆を使いましょう。(画像のものは過去面相筆であったもので、ハサミで先端を切っています)
画像② 正面はシワの造形が大きいので凹凸のラインに対して横から筆を当てます、この場合は上下に筆を動かしてください。
画像③ おしりです。
出っ張ってる所の方が擦れたりするだろぉ?って意見は分かりますが、ここはおしりの最高峰部分は綺麗なままにしておく事で丸みを強調します。見映えです!!
画像④ 最後にボタンを塗って完成です。(3回重ね塗りよ!)
失敗したら丸ごとクリーナーで落としてしまえばいいので、何回でもLet'sトライ&エラー!(ファレホが乾いているので水では落ちません)
さて塗装部分も最後、口です!
画像① まずはお口の中を塗ります、3回重ねて塗ると綺麗な発色になります。
画像② お口の中が乾いたら、お口の中の外周部を塗っていきます。
外側にはみ出したらデザインナイフの腹で削ってしまって構いませんが、口元のラインが変わるといけないのでキットは極力削らないように塗料を上手く剥がしてください。
これで塗装部分は完成です!
最後にもう一度!「 ファレホは!少し薄めの濃度で!3回塗り重ねれば!だいたい綺麗になる!! 」
これさえ守れば平坦な塗りはだいたい綺麗に塗れます。
後は瞳デカールですが、塗った部分の確認のため一度組み上げてみましょう。
良い感じではないですか、筆塗りした箇所でキットが締まって見えますね!
ですが...んむぅ............足りない。
女の子の柔らかさが足りなぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!
というわけで、せっかくなのでもうひと手間いきましょう。
何をするのかって?
肌色にグラデーションを付けます!
初心者には無理でしょ?いやいや、これができるんです。
造形村 SD用メイクパステルで!!
画像① まずはピンクのパステルを取り出してデザインナイフの腹で削り、使う分だけ粉状にします。
画像② 骨やお肉を意識しながら陰になる部分や柔らかさを出したい部分(フトモモの膨らみや頬紅など)にパステルを擦り付けていきます。
これも筆を傷めるので要らない筆や、バフの付いているウェザリング専用筆を使ってください。
画像③ 私がパステルを使ったパーツです、オーバーニーのお膝にも使っていますが完全に見映え重視の為です。
画像④ 組立てました、どうでしょうか? 一気に華やかさが上がったのではないでしょうか!
パステルは乗っているだけですので、触ったりしていると剥がれ落ちてしまします。
そこで一度、つや消し水性トップコートで保護します。
画像では顔のパーツもありますが、瞳デカールを貼るので顔のトップコートはまだ待ってくださいね。
スプレーは距離30cmくらいで行います、スプレーの出だしと終わりに大きな粒が飛びやすいので、この部分はキットにかからないように外して下さい。
【噴き出し】→→(キット)→→【噴き終わり】のように横にスライドさせながら、一気にかけずに数回に分けてコートしましょう。
ついに最後の工程となりました!瞳デカールです。
デカールを千切ってしまわないように慎重に行きましょう。(でも予備も付いてくるので安心です!流石!!)
画像① 新たに用意する物は水に浸したティッシュとその皿、綿棒、ピンセットです。
デカーリングクイックトレイがあれば凄く楽になりますので余裕のある人は購入してみてください。
画像② 使うデカールをデザインナイフで切り取ります。(そこそこギリギリを狙いましょう)
切り取ったら絵柄が上になるようにティッシュにのせます。
画像③ 少し待っていると台紙に水が浸透してきて台紙からデカールが浮いてきます。
デカールを貼る場所に綿棒で水気(マークセッターでも可)をうっすら乗せて置きます。(デカールが移動しやすくなります)
浮いてきたデカールをピンセットで慎重につまんで引き上げ、説明書の完成品画像の顔を見ながら場所を確認して顔に置きましょう。
水気があるうちに綿棒で軽く押さえながら移動させ、デカールの位置を調整します。
位置が決まったら乾いている綿棒で表面を転がして水分を抜きつつ表面のシワなどを伸ばします、綺麗になったら終了です。
画像④ ハイ出来上がり!! 可愛い!
デカールが乾いたら水性トップコートで顔のパーツを保護しておきましょう。
これですべての工程が終了しました。
さぁ完成したキャラグミン 1/7 ケイ はどんな感じでしょうか!?
バストアップ!
全身を前後で!
どうですか、良いでしょう!
前回と今回の実演内容を合わせても休日1日あれば完成してしまう事実!素晴らしいです!
このクオリティが、自分が作って、楽しんだ上に、手に入ってしまうのです。
今回は初心者でもいける簡単フィニッシュという感じで製作いたしました。
ガチからエンジョイまで作り方色々、方法も色々、あなたに合ったやりかたで「作る模型」を楽しんでください。
そして手軽に作れるガレージキット「キャラグミン」凄く楽しいですので、気になったキャラクターがありましたらチャレンジしてみて下さいね!!
今回の実演で製作した「キャラグミン 1/7 ケイ」は店内キャラグミンコーナーのケースにて展示中です。
ご来店の際には是非ご覧になって下さい。
これにて「キャラグミン筆塗り部分塗装実演 (ケイ)」アフターレポートは終了です。
最後まで見て頂き、本当にありがとうございました!
皆さまの模型人生が、さらにに楽しくなりますように!
ボークス名古屋ショールームでした。
©GIRLS und PANZER Projekt