皆様こんにちは、用品担当の★野です!
3月22日(土)開催のキャラグミン塗装実演にご参加頂きありがとうございました!
さて今回は、
「キャラグミンを題材に、組み立てから塗装までをダイジェストでご紹介」
というテーマで実演を行わせていただきました。
現在、概ね塗装組み立てと塗装が仕上がっていますが、実演の最中に各々途中段階のパーツを用意させていただき、「パーツの切り出し」「整形」「基本塗装」「アイペイント」を実演中にご案内しました。
まだ製作途中なので頭部パーツのゲート跡が未処理であったり、ツインテールやリボンが未取り付けだったりします。
実演では組付けに際して
「プロ絶ニッパーの活用法」
「セラカンナとマジ・スクの組み合わせ」
「桃肌フレッシュの実際の塗装」
「エアブラシの角度や高圧の活用方法」
などをご紹介しています。
セラカンナとマジ・スクの組み合わせについては、以前の記事
・話題のマジ・スクと造形村セラカンナの二刀流で削りは盤石!組み合わせで効果倍増!!
で詳しく紹介しています。
また、桃肌フレッシュについても
・粘膜クリアー ラッカーが再入荷! フィギュアのグラデーションに超お役立ちぃ!!
・実演アフターレポート!「サフレス塗装をやってみよう!桃肌フレッシュ」編
・実演アフターレポート!「フレズヴェルク・アーテルをメタリックやパールを駆使して全塗装してみよう」後編
を合わせてご覧ください。
また、アイペイントではフィニッシャーズの「オートクリア」をご紹介させていただきました。
このクリアーは、もともとカーモデルの「研ぎ出し」をしやすくするために作られた高品質なクリアーです。
ガラスのような硬質感が美しいのもさることながら、研ぎ出し専用の特質である
「乾燥が圧倒的に早い」
「塗膜硬度が非常に硬く頑丈」
というのが、アイペイントの現在の主流である「レイヤー塗装」にマッチしています。
レイヤー塗装については以下の記事もご併読ください。
・実演アフターレポート!「フィギュアのアイペイントをしてみよう」ディスペイのアルミ万年筆 編
・実演アフターレポート!「美少女プラモを塗ってみよう」編 ファレホ・エクスプレスカラーも使ってみた!
・実演アフターレポート!「フィギュア・美少女プラモの面相をしてみよう」ブロッカーズFIORE 編
・実演アフターレポート!「フィギュア・美少女プラモの面相をしてみよう」キャラグミン編
乾燥が速いので一工程で5分~10分の乾燥時間で次の作業に移れますし、塗膜硬度が硬いのでエナメルの修正に対して頑丈な皮膜を形成します。
という訳で、これが実演の時間に完了したアイペイントです。
クリアーの乾燥の合間に別の作業を挟んだりしていますが、乾燥時間が速くどんどんレイヤーを重ねられます。
実演の間、一つイタズラを施しています。
横浜SRのショールームニュースに記載されていた
・『春のホビー応援!ファレホキャンペーン』!「エアブラシによる発光表現」アフターレポート
を、黒いスカート上に走る、ピンクのラインに施してみました。
作中、光の粒子が輝いているので、それを再現してみました。
・・・う~む、ちょっと恐る恐るやって見たので写真だとわかりにくいですね。
武装の持ち手近辺の発光部分にも発行表現を試してみました。
正直今回はイマイチな効果で終わってしまいましたが、練習してもうちょっと表現力を高めたいですね。
ゲートの切除についても実演でお伝えしました。
せっかくなので、撮影中に同じ作業を施してみましょう。
まずは、「普通のニッパー」でキワキワまでゲートを切り飛ばします。
くれぐれも、片刃ニッパーやこれからご紹介するプロ絶ニッパーをこの段階で使わないでくださいね。
さあ、この状態ではゲートを少し残しながらクラック(割れて白化した状態)が生じています。
ここでプロ絶ニッパーの出番!
プロ絶ニッパーは超薄刃で、理容師のハサミのような形状で「パーツに刃を当てて何度もそぎ落とす」ように使えるニッパーです。
これで残されたゲート跡をそぎ落とすと・・・
ご覧の通り、ここまできれいにそぎ落とす事が出来ました!
ちなみにこの時点ではヤスリ掛けもしていません。
実際にはさらにここにヤスリを「ひとなめ」すれば処理完了と言ったところです。
凄まじい鋭さから生まれる切削力は、「塗装仕上げまで進める模型作り」に無類の力を発揮します。
ちなみに3D出力品のサポート材の切り落とし跡も、このプロ絶ニッパーを表面に当てて何度もそぎ落とすと実に綺麗な仕上がり!
大変繊細で、使いこなす程に手放せなくなるプロ絶ニッパー、より精度の高い本格的な模型作りに頼もしい助っ人ですぞ。
という訳で、撮影の合間に頭部のゲートが処理されました。また、エアブラシの使い方では、エアブラシの角度の付け方や、ラッカー塗料での「高圧を使った塗装方法」などをご案内しています。
エアブラシはグラデーションなどで
「エアブラシを寝かせながら塗装するとやりやすい」
「高圧で、アジャスターを絞りこむと、グラデーションの強弱をより付けやすい」
などお伝えしました。
いまや水性塗料に限らず、エアブラシは「高圧」が欲しい時代。
高圧のコンプレッサーと、精細な模型用エアブラシの組み合わせでプロフィニッシャーも愛用する
造形村エアフォース
このコンプレッサーシステムは、圧倒的な性能で
「初心者の手助けをし」
「上達したベテランの腕前についてゆく」
生涯のホビーのお供です。
そんなわけで完成まであと一息。
あとは残された髪の毛パーツを
「キャラグミンのカラー成形を活かしてグラデーション塗装を施す」
というテーマで記事を近日ご紹介しようと思います。(予定は未定)
次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!