みなさまこんにちは!
終わりの近付いてきた「ファレホペイントコンテスト4」作品紹介。
今回はスケールモデルフロアがお送りします!
まずは、世界クラスの塗装技術!ZEROさんの登場です!
今回3作目となるこちらの作品は、みんな大好きアール・ヌーボーの巨匠「アルフォンス・ミュシャ」の「四芸術-音楽」のレリーフ作品!
ミュシャの柔らかなタッチを、ZEROさんの繊細な塗装技術で見事に「半立体」として再現した、まさに「芸術品」です。
「半立体」を活かした角度から!
立体化されたことで肌や髪の毛の丸みがより強調され、さらに柔らかさを感じさせてくれます。
また、もとの絵画を立体にするにあたって造形にアレンジを加えられた部分などもしっかりと説得力のある塗装が施され、見ていて全く飽きない工夫が凝らされていますね。
別角度から!
まずは本体である女神さまに目が行きがちですが、背景にあたる部分の装飾などはもはや達人芸のノンメタリックメタルで描き込まれており、作品に立体感を与えてくれています。
おみあし!
肌を透過する極薄のお召し物も、繊細な色味調整とグラデーションで表現。
どう見ても柔らかそうな絹と肌の質感が見事に再現されていますね。
「絵画の立体化」という難しい題材の作品ですが、流石の技術力を見せつけてくださいました!
ZEROさん、ありがとうございます!
ハセガワさんのフィギュアシリーズ「たまごガールズ」より、「朝霧りお」さんの登場です!
もともとのイラストからも美白キャラの多い印象の同シリーズですが、こんがりと健康的に焼けた りお さんの姿もとてもよいものですね。
ベースキットの「No.45 "朝霞りお"(私服)」はアクティブな服装におめかししながらもおしとやかにガーリーなポージングで、かわいさ弾ける素敵な造形です。
でこぼこさんこだわりの日焼け塗装が眩しい、さわやかな作品に仕上がっております。
ご尊顔!
キット付属のアイデカールを使用しつつも貼り位置や角度調整でより活発さを感じる表情に仕上げられています。
日焼け肌と相まってアクティブなイメージが強調されていますね!
背面から!
とても健康的な背中が素敵です。
重ね塗りによるグラデーションや深みのある肌感に仕上がっており、光を反射してきらめく様がこの上なく健康的です。
ショートパンツはエナメル調のツルテカ塗装に。
アメリカ空軍 第20戦闘航空団 第79戦闘飛行隊 部隊創設79周年記念 タイガーミート '97の際の記念塗装F-16に描かれた虎ちゃんがいます。(早口)
こちらも活発さの表現に一役買ってくれていますね!
しっかりとした肌表現により、日焼け肌になるだけでこんなに印象が変わるということが再認識できる、魅力的な作品でした!
でこぼこさん、ありがとうございます!
タカラトミーさんのゾイドワイルド「スティレイザー」を、ファレホ使用率100%にて仕上げてくださいました!
TORINITY(三位一体)の名の通り、ロングレンジバスターキャノン(通称ゴジュラスキャノン)を頂点に、三角構図を描く事で、登場人物の「自信」を表す意欲作となっております!
ゾーイック会社員様といえば、1/35スケールのゾイドワイルドならではの表現、世界観作りが魅力となっており、今回も同スケールのフィギュアを用いてストーリー性を持たせた作品を作り上げていらっしゃいます!
ミリタリーチックな配色に、金属感のあるシルバー部分が映えており、「ゾイドらしさ」と「兵器らしさ」が上手くミックスされております!
細かなチッピング的表現や、ウェザリングが施されることで密度感も増しており、フィギュアとの対比も相まって、巨大さもより際立っている印象です!
数多の戦いを生き抜いてきたことを思わせる歴戦の傷跡も見る事ができ、「三角構図」も含めて、登場人物の自信をより強く感じさせてくれるポイントです!
こだわりポイントの「雨垂れ」をたくさん見ることができる、ナイス絶景ポイントでございます!
様々な色合いで表現し、そして「筆で下方に延ばす」ことで、自然な「雨垂れ」とすることに成功しております!
脚部のシリンダー部分もしっかりと塗り分けられており、「メカらしさ」の説得力もバッチリです!
戦いに赴くであろう兵士たちに救いを説く牧師と、祈りを捧げる兵士たち...。
背景の快晴も相まって、この先の戦いにも希望を持たせてくれるような、そんな明るい印象を受け取ることができます!
「三角構図」「快晴の背景」そして「祈り」と通して、作品の雰囲気作りはもちろん、登場人物の心情をも作品にて表現するセンスには脱帽です!
アオシマ製1/700「間宮」を金属色で塗装された作品。
お正月向けということで、なにやらありがたい感じがベースから漂います。
兵員のアイドルであった実艦の戦歴と合わせ、まさに宝船の様相です。
大小のクレーンや内火艇、構造物のディテールと金属塗装が合わさり、高い密度感を誇っております。
1/700艦船模型は、組み立てることで機能美と構造美を堪能できるバランスの取れたサイズと工作難易度なので、塗装で遊ぶに最適と言えます。
海原を行く宝船の勇姿。
就役当時、世界最大の給糧艦として戦時/平時問わず日本海軍の補給の要として活動した間宮は、艦隊の酒保として非常に人気が高く、帝国海軍の中では最も有名な艦でした。
当時の方々の目には、まさにこのような姿に映ったのかもしれません。
作品名と作品のコンセプトが明確で、制作時の熱意が伝わってくる作品です。
数多くの作品が並ぶ展示会においてしっかりと意図が見てとれる構成と、展示ベースを含むコーディネートが光っております。
というわけで4作品をお送りしました!
次の作品紹介もお楽しみに!
ファレホペイントコンテスト4まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓