みなさまこんにちは!
とにもかくにも「ファレホペイントコンテスト4」作品紹介。
今回はスケールモデルフロアがお送りします!
まさに世界レベル。ZEROさんの登場です。
前回はファレホペイントコンテスト初参加ながら、キメラモデルのメーカーセレクト賞を受賞されました。
今回はヘラモデル製「重盾ニスゴール」をヴィネットにまとめた作品。
地面の石像や枯れ木に陣取るカラスなど、閑散とした世界観を作り出す演出がなされています。
金属地の硬質感が作品にメリハリを与えております。
金属や岩、繊維に植物といった素材毎に見せる質感が気持ち良いです。
髭等体中を彩るアクセサリーも、一つ一つシェーディングされ存在感を放っております。
塗装によってキットのディテールを更に引き立てる演出が見てとれます。
殺伐とした絵作りに貢献しているカラスたち。
純粋な黒を避け、段階を付けた暗色で塗り分けることで造形をスポイルさせない工夫が光っております。
日本よ、これが世界のミニチュアだ!
こちらも引き続きZEROさんのエントリー作品!
知る人ぞ知る「KINGDOM DEATH」のプラキットですね。
白と黒の世界に、ZEROさんの手によって健康的かつ艶めかしい 褐色肌 で仕上げられたLoLowenさんです。
目線下さいッ!!
艶やかな流し目に大きく開かれた肩。うつくしい。
瞳や肌はもちろん、複雑に光を反射する衣装の黒から兎耳の紫に至るまで、どこをとっても「単色」の部分が無いほど塗り込まれています。
背面!
ZEROさんも「必見」と評する素晴らしい背中です。
プラスチックには絶対に見えない「やわらかさ」や「しなやかさ」のなかにも「張りの良さ」を感じさせる、圧巻の表現力ですね。
画像では右側、正面左側から差し込む紫色の光源もドラマを感じさせます。
ランプ!
モノトーン調の世界を照らす光源。
肌の彩りとはまた違ったアイキャッチですね。
「発光表現」として立体物に「活きた光」を描き込む技術は様々ありますが、ZEROさんのそれはまさに達人芸。ぜひ生でご覧頂き、お手本にさせていただくチャンスです!
ZEROさん、ありがとうございます!
凛々しいたたずまいのラビットガール、メルヘンチックと思いきや、にんじん型の時限爆弾や釘バットを装備したアウトローな雰囲気を醸し出しております。彼女がこれから向かう先は如何に?と、ストーリー性も感じられる作品ですね!それでは、ご紹介に参ります。
鋭い眼光からは、並々ならぬ意思を感じ取れます。「顔や肌に気を使って、薄めたカラーを塗り重ねました。」とコメントにもあります通り、生気を感じられる肌やウサギの被り物の眼など、まるで作品自体が今にも動き出しそうなオーラを放っております!
衣類の質感もお見事です!ダウンジャケットのもこもこ感や、ジーンズ生地のシワ再現。中身は何かと気になるポシェットの布感など、シャドーやハイライトを多用して、非常にリアルな質感となっております!
最後は細かな武装の紹介です!アウトローと言う言葉が似合う、凶悪な武装達。左手に持つにんじん型爆弾の写真ですが、導火線が伸びる繊細な作り込み。右手の釘バットや、サイドポシェットの時限爆弾など、作品に確かなアドバンテージを与える小道具達も素晴らしかったです!
30MSの「レプレロ=プローペン」をファレホ95%にて仕上げてくださいました!
ファレホの使用は初めてとのことですが、作品の「テーマ」に沿った塗り、そして雰囲気作りはお見事です!
元の鳥風メカをビークル型にカスタマイズしており、今にも相棒メカと出発するような、陽気な雰囲気がヒシヒシと伝わって参ります!
ファレホ特有の半ツヤ感とツヤ感がうまく纏まっており、胴体とゴーグル等々の素材感の違いが上手く出ております!
晴子さんはもちろん、メカ部分も細かく塗り分けていらっしゃり、ファレホ初使用とのことですが普段より作品制作をしていらっしゃることが伺えます!
そして、次はコメントにもある通り、「空」を見ていきましょう!
こちらが青空ネイルを参考に描き込んでいただいた「空」となります!
まるで油彩の様な、非常に高度な描き方で「空」を表現していらっしゃいます!
濃淡の違う青や白、それぞれが折り重なって出来上がった「空」は、のびのびタツコ様の類まれなるセンスを感じる部分となっております!
晴子さんにも「空」が描かれております!
こちらも色はもちろん、塗りや濃淡まで徹底して青空ネイルの表現方法が取り入れられており、楽しく制作されていらっしゃる様子が目に浮かびます!
加減やバランス等々、非常に難しい表現をしっかりとマスターしていらっしゃるのびのびタツコ様の作品に対する情熱をヒシヒシと感じることができます!
当店でも大人気の干支の武者のキットをお持ち込み頂きました。
プラスチックモデルとは思えないほどの精密なディテールに緻密塗装が光り堂々とした風格を漂わせます。
冷たくソリッドな武者の顔に、カッコイイ藤色の顎紐。
重厚な兜の装飾に至るまで細かく塗り分けられ、こんなに小さいのに重さを感じます!!鎖帷子や籠手に細かく入った光の表現に引き込まれます。
美しく鱗の様な陣羽織に使い込まれた甲冑が、歴戦の猛者であることを物語っている様に感じます。
鞘尻、鍔、頭がとても輝いているところも、アクセントになっていてバシッと決まっています!!
後ろから足回りを見てみると、羽織に隠れて見えなかった鎧がちらりと除きます。抜かりなし...渋い色が覗いています。
擦れて使い込まれた脛当がカッコイイです。長く伸びた龍の尻尾のような背板もとても引き締まった渋い金属感がリアリティをより一層引き立てます。
TBWさん、ありがとうございます!
というわけで5作品をお送りしました!
次の作品紹介もお楽しみに!
ファレホペイントコンテスト4まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓