みなさまこんにちは!スケールモデルフロアです!
さぁ!今年もこの時期がやってまいりましたーッ!
初日からなんと11作品が集まる波乱の幕開け。しかもそれぞれが粒ぞろいの逸品たちです。
こんなに見事な作品たちを見せられて・・いえ魅せられては、ご紹介をさせていただく我々スタッフの気分も爆アガるというもの!
ファレホペイントコンテスト4、記念すべき第一作目はこちら!
ぼろまるさんによるVF-1Aです!
使用されたハセガワ製のVF-1は、飛行機のハセガワが「飛ぶバルキリー」をテーマにリリースしたキット。
アニメキャラクターのシルエットをスケールモデルのフォルムに落とし込み、実機さながらのディテールを盛り込んだ個性的なモデルです。
詳細なモールドやパネルライン、キャラクターの持つSF的なフォルム、汚れや使用感を含んだセミグロス塗装・・・。複雑な要素と特徴を合わせ持った難解な完成形がしっかりとまとめられております。
下地や塗膜の厚みに影響を受けやすく、意外と安定した色味の出しにくい赤や、程よい立体感を残す黒はファレホの持つ特性が発揮されている部分。
掠れにくく、一筆書きで発色する隠ぺい力の強さも、フィギュア等の細部を塗り分ける際に威力を見せつけてくれます。
工作、塗装、ディスプレイまで、「アニメロボ」を「リアルな架空機」に仕上げたコーディネート能力が光る作品といえます。
みなさんご存知、「うる星やつら」のヒロイン、ラムちゃんですね!
発売間もないマックスファクトリーさんのプラモデルを、ぼろまるさんが愛情たっぷりに仕上げてくれています!
懐かしくも新しい「ラムちゃん」を堪能させていただけます!
メディアや時期によって様々な姿をみせるラムちゃんの「髪の色」ですが、こちらはアニメに忠実に緑系で仕上げられています!
ぼろまるさんご本人曰く、納得できずに塗り直しをされるなどかなりのこだわりを感じます・・。
その甲斐もあって、単調にならずに、深みのある質感が表現されていますね!
肌色部分多めなのはラムちゃんの立体物の宿命です。
が、あまりリアルで生々しい肌の表現を追求してしまうと、「アニメ感」やラムちゃんの健康的なキャラクター性が損なわれることも・・。
このラムちゃんはまさに、単調にはならず、リアルすぎずの絶妙なバランスで仕上げられています。お見事です!
漫画やアニメ等でよく目にすることになる、「飛んでるラムちゃんの後ろ姿」ですが、ここも妥協なくしっかりと塗り込まれています。
こんな背中、追いかけずにいられますか?・・・無理ですねッ!
素敵なラムちゃんをありがとうございました!
日・米アカデミー賞まで席巻した大ヒット映画「ゴジラ-1.0」
本編でも大変印象的だったゴジラ銀座襲撃を見ごたえ抜群のジオラマで再現してくださいました!圧巻のド迫力。凄まじいクオリティです。
アクションフィギュアの関節を埋めてディテールの追加。まずはそのこだわりに脱帽です!
本編のイメージ通りに塗装を施せるその技術力と目の良さにもまた脱帽!
まさに、ゴジラ(2023)がここに存在しています!
ヒロインの典ちゃんが乗った電車を咥えたゴジラですね。典ちゃんしっかりぶら下がっているのがおわかりいただけただろうか・・。
スクラッチされたという電車の造形、塗装も申し分ない仕上がりです。
木製の列車が割れてほつれている質感が凄まじく見事です!
360℃どこからどう見ても抜かりの無いジオラマ作品で、yatsugelion -1.0さんの強いこだわりを随所に感じます。
これから破壊される運命の日劇や、周辺の建造物もしっかりとエイジング処理され、ドラマ性を高めてくれています。看板などの遊び心も素敵ですね!
ここではとても紹介しきれない圧倒的なジオラマ作品!ぜひご来店いただき、直接ご覧いただきたいです!
両手を使い音を奏でるバンドゥーラ。その柔らかな音色は誰に向けられるのか?水面の様なベースも、ミステリアスな雰囲気を引き立てています。
バンドゥーラ、そして洋服のグラデーションに息遣いを感じます。質感の表現が素晴らしい作品です。
こちらに微笑みかけるような表情に引き込まれます。紅い花の髪飾りに少し毒々しさも感じます。ボタン周りの装飾も細かく塗り分けられています。素晴らしい!!
あまり展示中に見ることの出来ない、背面をご紹介できるのも作品紹介の醍醐味ではないでしょうか!
民族衣装の様なスカートが座り込むことで生まれるコントラスト!!イスとの素材感の違いも映える塗りです。
ここまでご紹介しましたが、ここで皆様のお手元にももちろんあるファレホとの比較写真も載せておきます。
この作品、実はこのサイズなのです!
このサイズにこの塗り込み。まさに絶品です。
髪飾り、首周り、袖やスカートの刺繍に足回りまで!!差し色として入っている赤系統の色が作品の深みをより一層出してくれていると感じます。
緻密に塗り分けられたとても素晴らしい作品でした。
みんな大好きゼロテのミノタウロス!type 613さんは「ミノタウロス(弩装備)」でのエントリーです!
ムキムキの肉感と弩の複合素材感がまとめて味わえる楽しいキット。その分、塗装には表現力が問われるのですが・・・。
はい弩!
木や金属、弦の部分など、異素材の混ざり合った感じが見事に塗装で再現されています!
金属の部分もボルトと鐙などで色味や汚し方に変化を付ける事で味わい深さを醸し出しています。お見事な表現力!
生々しいミノタウロスの肌とのコントラストも素敵ですね。
隆々とした背中!
肌に食い込む鎖や体毛をはじめとしたシャドー&ハイライト処理など、みどころ満載の背中です。
ご尊顔!
潰されたのか切り裂かれたのか、はたまた火傷によるものか。痛々しいグズッとしたひきつれ傷は type 613 さんこだわりの部分です。
今回も多数のエントリーが予想されるゼロテのミノタウロス一番乗りはtype 613 さん!一番槍にふさわしい、素晴らしい逸品でした!
ありがとうございます!
今回の作品紹介はここまで!また次回をお楽しみにッ!
ファレホペイントコンテスト4まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓