皆様こんにちは、用品担当の★野です!
12月2日(土)開催の「美少女プラモを塗ってみよう」塗装実演にご参加頂きありがとうございました!
さて今回は、バンダイの美少女プラモデル「Figure-rise Standard ミオリネ・レンブラン」の
を行いました!
レイヤー塗装は、エナメル塗料とエアブラシを併用して、セーブしながら塗装を行う方法で、店頭でもお問い合わせの多い現在メジャーな塗装方法です。
キットには、印刷済みのフェイスパーツだけではなく、デカール対応用の未彩色フェイスも付属しましたので、今回はそれを利用して面相を施しました。
ちょっとツンケンしたところを出すために、二重瞼・目じり・唇に粘膜クリアーのエナメルを施しています。
レイヤー塗装の詳しい方法は過去記事
も併せてご覧ください。
まずは塗装前に、ちょっとした加工を施します。
今回は、ストッキングのシームラインを、モールドではなく塗装で表現してみます。
そこで、モールドを削り落とすために
を使用して大まかに削り落とします。
バンダイのプラモデルのプラスチックはサクサク削りやすいので、造形村セラカンナとの相性がバッチリ!
造形村セラカンナは、セラミックのエッジを効かせたプレート型の工具で、刃物ではありません。
人間の皮膚など軟らかいものを傷つけず、硬いものはセラミックの硬度でバリバリ削るという、安全かつパワフルな切削工具です!
画像の左側が加工前、右側が加工済みです。
削った後は、曲面の研磨処理が得意なスポンジ布ヤスリ「神ヤス」で整えます。
続いて塗装です。
まずはストッキングの透け具合を表現する為、肌色をエアブラシで塗ります。
ここはファレホゲームエアー72703「ペールフレッシュ」がアニメキャラに向いているでしょう。
成型色がストッキング色ですが、ファレホの隠ぺい力ならさっとこのくらいまで色を持ってゆきます。
使用したのはエクスプレスカラーの
です!
さらにフローインプルーバーとエアブラシシンナーをごく少量ずつ混ぜてエアブラシの吹き付けを滑らか気味にしています。
(普段はそこまでしないのですが、今回は「半透け気味」がポイントなので)
さて調合ですが、エクスプレスカラーの「ブラックロータス」はその名の通り「黒系」なのですが、色を薄めるほどに「緑」が目立って来ます。
そこで、緑の反対色である「赤」を加えることで緑をなるべく打ち消し、「赤茶系」に寄せています。
目分量ですが黒8:赤2くらいかな??
また、なるべく色を薄く乗せるためにエクスプレスメディウムを添加し、弱い圧力でも噴霧できるように少しだけエアブラシシンナーとフローインプルーバーを添加しました。
これは「正解」という訳ではなく、フィーリングで、塗装しながら「コレを入れるといいかな?」と継ぎ足したものです。
折角のエクスプレスカラーなので、モールドではなく塗装で「色味の上乗せ」をします。
まずはマスキング作業だ!
ここからは個人的な所感なのですが・・・
私はマスキング作業はあまり好きではありません。
ですが、「自分でこうしよう!」と思ったマスキングはなぜか苦になりません。
「どうなるかな?」というワクワクが上回ります。
という訳で、今回のマスキングも見た目に反して楽しく作業しました。
さあ、マスキングが終わったら、先ほどストッキングに使用したエクスプレスカラーをそのまま重ね塗りします。
エクスプレスカラーは、色を重ねれば重ねるほど濃くなりますので、同じ色でも、塗り重ねによって変化を付けられるのです!
完成しました!
ストッキングのシームも入っているのが分かるでしょうか?
後ろから見るとこんな感じ。
ミオリネのストッキングのシームは足の前後に入っているので模型映えしますね!
またひとつ、ファレホ「エクスプレスカラー」の可能性が垣間見えたような気がします。
こちらはまだまだ未完成ですが、完成したら再度ご紹介しようと思います。
次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!