皆様こんにちは、鉄道フロア担当の渡辺です!
先週の 梅桜堂ペーパーキット「トタン小屋C」作ってみた! に引き続き、
をご紹介!!
今回は、タミヤパテを使用したテクスチャの追加とファレホ筆塗り塗装をピックアップ!
それでは、参りましょー♪
まずは製品ランナーから!
少ないパーツ数ながら窓枠の段差やトタンの重なりによる浮き上がり等細かいところまで再現されます♪
更に、こちらにも窓ガラス表現用の透明プラバンが付属!
組立て方法は 梅桜堂ペーパーキット「トタン小屋C」作ってみた!
にて細かく記載がございます、是非そちらもご覧ください♪
今回は簡単にご説明!
組立てに必要な工具:デザインナイフ、接着剤(水性タイプがオススメです)
①説明書の記載に従い、パーツの繋がっているゲートをカットしパーツを取り外す。
(ゲートは点でついているような状態で基本1~3カ所で繋がっています。)
②順番通りに接着し組み上げていきます。
(折り曲げの必要なパーツはやり過ぎて折れないように、そしてパーツの表裏に気を付けましょう!)
トタンや屋根などの後付けパーツ取付前の段階がコチラ!
合いの良さとペーパーならではのシャープさが凄く活きていますね♪
こうして見ると塗装無しでそまま組むのも捨てがたい!
ペーパーキットの良さである薄く精密な仕上がり、貼り重ねで再現された窓枠立体的表現、トタンに至っては表面に施されたテクスチャ、塗装無しでもペーパーキットならではの精巧な仕上がりを直に感じられます。
テクスチャ付けをしていきましょう♪
今回使用するのはコチラ!
ラッカーパテは本来の目的である傷埋めにも重宝するうえ、造形として木目の追加や鋳造表現、錆表現など多方面で活躍します!模型制作の幅が広がることも間違いなしです♪
それではまず「木彫表現」から♪
未加工はコチラ
加工がしやすいように手持ち板などにパーツをマスキングテープな等で固定します。
①タミヤパテを筆で薄く塗りつけていきます(加工が分かり易いよう、左側は加工済みです)
②スパチュラや爪楊枝の先端で木目模様を出していきます。
ラッカーパテは乾燥が早いため、手早くテクスチャを入れてゆきましょう♪
(ラッカーパテは有機溶剤を含みますので作業中は換気を行いましょう。)
難しそうに見られがちですが何度も線を重ねるように行うとだんだんとそれらしくなります!
トタンと小屋の必要箇所に「サビ表現」をしてみましょう!
①ラッカーパテを必要箇所に盛り表面を筆や綿棒などで軽くたたくように仕上げてゆきます。
(筆はかなりの傷みが生じますので使い古しの物がお勧めです)
簡単に表面が荒れたテクスチャを再現できます♪
※パーツとランナーの継ぎ目がパテで埋まるとパーツが取れなくなる恐れがございます、ご注意ください。
そしてこの段階で説明書にも記載されている通り塗装に入りましょう!
トタンをつけてからだと筆を入れずらい箇所が出てきますので窓枠や屋根のベース、説明書記載の完成図からトタンの隙間からチラッと見える建物の足元付近の塗装を予めしておくのがお勧めです♪
それではまずトタン屋根の塗装をしていきましょう!
①取り付けた時に下向きとなるギザギザ部分に錆色を強くつけていきます。
今回は全体のトーンも落としたかったのでトタン全体に薄めた錆色を塗りました。
②次に本来の色にあたる青色部分を説明書の完成見本を参考に塗っていきます。
今回も水性塗料「ファレホ」を使用!そのまま塗るのももちろんですが、専用溶剤で薄めて淡い水彩のような表現をするのにも相性抜群でした♪
青を塗り、ファレホシンナーで薄めた白を塗りとトタン内でお好みの色合いになるように納得いくまで重ねていきましょう!
最後にトタンによくある白い噴き出し、チョーキング現象を書き込んで今回は完了です♪
屋根部分にあたるとたんは全体的に茶系の色を乗せ、特に経年を感じさせるように仕上げました!
話がそれますが、トタンに現れる白い粉噴きチョーキング現象は塗膜が紫外線により劣化して起こるようです、触ると手に白い粉がつくみたいですね、今回気になって調べましたが模型をやっていると「これ何だろう?」と調べて知識が増えていくのもまた楽しいところ!
さて取り付けです!
説明書の通り取り付けていきましょう、重ねる順番は特に素晴らしい設計となっており説明書に従って貼り付ければまるで本物!
重なり浮いた表現、薄く自然な段差、小屋としての設計バランス、控えめに言って最高です。
扉、窓ガラス表現用の透明プラ板を取り付け付属のベースに取り付ければ完成です!
それでは次回のSRニュースもお楽しみに!ご観覧ありがとうございました!!