ホビースクエア秋葉原

KATOから待望の再生産! キミはM250系『スーパーレールカーゴ』を知ってるか?

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皆様こんにちは! 鉄道フロアの大和です!!
突然ですが「貨物列車」って皆様どんなイメージを持たれていますか?

普段あまり馴染みのない方は「なんか重そう...」とか「ゆっくり走っている」みたいなイメージがあると思いますが、東海道本線や山陽本線を走るEF66やEF210が牽引する貨物列車には最高速度110km/hで走る列車がたくさん走っています。
そんな貨物列車の中でも最高速度130km/h、東京と大阪を6時間ほどで結ぶ『貨物電車』がM250系『スーパーレールカーゴ』なのです。

『M250系 スーパーレールカーゴ』は2004年3月から運行が開始された佐川急便が運行する列車で、通常は様々な通運会社のコンテナが混載されるコンテナ貨物列車とは異なり、列車単位で一つの通運会社が運行する初めての列車としても有名です。(機関車牽引列車では福山通運や西濃運輸が後に貸切列車を運行しています)

特徴は貨物列車でありながら機関車牽引ではなく電車であること、この列車だけに使用される専用の31ftコンテナで統一された編成で、試運転時を除き他のデザインのコンテナが載ることはありません。
さぁさぁ、KATOから現行の姿で製品化された『スーパーレールカーゴ」をじっくりとご覧いただきましょう!

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まずは前頭部から!
EF510の形状を基本に、オデコにマーカーライトを追加したようなデザインが特徴です。

2003年の登場当初は「TRAN'SPORT! COMMUNICATION SAGAWA」と書かれたヘッドマークが掲げられていましたが、近年は「SAGAWA」とだけ書かれたヘッドマーク状のステッカーに変更されました。
併せて使用するコンテナもU54AコンテナからU50Aコンテナに変更され、登場時とはだいぶ姿が変わりました。

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16両編成で運行されるM250系ですが、編成の両端2両(M250形・M251形)がそれぞれモーター車となるため、この4両はコンテナが1個だけ積載されます。
コンテナを載せると見えなくなる車端部の表現も見逃せません。

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中間のT260・T261形は同時期に製造されていたコキ106にそっくりな外観です。
T260形のデッキ柵の形状もコキ106と同じですね、床板も平面でのっぺりとした印象です。

台車も130km/h運転に対応するため、まさに「電車」のような見た目です。
高速運転時の蛇行対策の為に設置されたヨーダンパが特急電車らしさを引き立てます。

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セットに含まれるU50Aコンテナは従来運用されていたU54Aコンテナよりも背の低いコンテナです。
塗装もそれまでの物とは異なり、他の列車で運用されているU53Aコンテナのようなデザインになりました。

コンテナは進行方向後ろ側に必ず扉が来るように載せられています。
青色の帯が後ろ向きになるように載せてあれば大丈夫です! (逆向きでも模型の走行には支障ありません)

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両端のMc250形はエアホースがコックだけの状態です。
向かって右側の2個をTOMIXのEF63用エアホース等に交換すれば実車と同じような姿になりそうですね。

今週ご紹介した商品はコチラ!

■KATO 10-1721 M250系スーパーレールカーゴ(U50Aコンテナ積載)基本セット ¥12,474(税込)
■KATO 10-1722 M250系スーパーレールカーゴ(U50Aコンテナ積載)増結セットA ¥8,217(税込)
■KATO 10-1723 M250系スーパーレールカーゴ(U50Aコンテナ積載)増結セットB ¥13,266(税込)
■KATO 23-579 U50Aコンテナ(佐川急便) 2個入 ¥1,089(税込)

商品の在庫につきましてはお気軽にお問い合わせください。


というわけで、今週はKATOの「M250系 スーパーレールカーゴ」についてご紹介しました。
走行時間が深夜・早朝のため、毎年夏至の頃にならないとなかなか撮影の出来ない列車ですが、今までの貨物列車の常識を覆した存在ということで決して見逃すことはできない存在です。

今年こそ、僕も早起きして撮影に行きたいと思いました。

次回のSRニュースもお楽しみに!! それではまた~~!!