ホビースクエア秋葉原

皆様こんにちは！　鉄道フロアの大和です！！
段々と秋らしくなってきました、皆様いかがお過ごしでしょうか？

「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」...様々な過ごし方があると思いますが、鉄道ファンの皆様にはやっぱり「模型の秋」ですよねっ！！

さぁ、今週も鉄道フロアに入荷したばかりの話題の新商品をご紹介いたしましょう！！

というわけで今週ご紹介するのはコチラ、TOMIXから発売された「14系客車『八甲田』セット」でございます。
様々な機関車に牽引されて東北本線を駆け抜けた名列車が遂にTOMIXから発売となりました。

それでは早速、商品をご覧いただきましょう～～！！

急行「八甲田」は昭和36年に運転が開始された東北本線経由の急行列車です。
当時の東北本線は本州～北海道のメインルートということもあり、ダイヤ改正のたび増発された八甲田も次第に特急列車に格上げされ、昭和57年の東北新幹線開業時は1往復が残っていました。

昭和57年の東北新幹線開業で東北本線の優等列車は大変革を迎えます。
兄弟列車のような存在の常磐線経由「十和田」は大幅に減便されて1往復のみに、「八甲田」も夜行急行列車として残り続けることになります。

平成3年に東北新幹線が東京駅まで延伸され、追い打ちをかけるように新幹線や航空機、夜行バスとの競争もあり平成5年に「八甲田」は廃止されました。

製品は昭和62年のJR化後～平成5年頃の姿が再現できるセットとなっています。
青函トンネル開業後はバイクを運べる「MOTOトレイン」を併結して上野～函館で運転されることとなり、青森駅から先は臨時「海峡」として運転されていました。

...とまぁ、色々と複雑な経歴を持つ列車なのですが、編成のスタイルも牽引した機関車も、とにかく多彩で面白い！！
「八甲田」の魅力はここに尽きると思います。

セットは基本セットと増結セット、MOTOトレイン用の14系寝台車とバイク輸送用のマニ50をセットした増結セットBの三本立ててラインナップ。

基本セットと増結セットAはJR化後も残り続けた14系座席車の臨時列車として様々な編成にお使いいただけます。
牽引する機関車にヘッドマークが掲出されなかったこともあり、兄弟列車の「十和田」も再現可能です。

間違いなく今回の目玉となるのは、増結セットBに入っているマニ50でしょう。
急行列車にバイクを積み込んで移動できるということもあり、北海道でツーリングをする人達から根強い支持を受けました。
荷物列車の廃止で余剰化していたマニ50の再就職先という意味でも、とても興味深い存在です。
原型のマニ50と比べてみると、特徴的な車体デザインが良くお分かりいただけるかと思います。(車体の向きが逆でしたね...ゴメンナサイ...。)

ちなみにTOMIXのマニ50はどこから見ても見えないトイレだって再現されています。(謎)
ボディを外してみて是非お確かめください。 こだわりの造形が光ります☆

同時に発売となったEF65 1000番台は田端運転所に所属していた初期型がプロトタイプ。
EF65 1019は言わずと知れた初代「スーパーエクスプレスレインボー」専用機として有名な存在。
赤を基調とした車体色と側面の「 E F 6 5 」のロゴは強烈な存在感を放っています。

EF65 1000番台・前期型は主に東北方面の臨時列車牽引に活躍したグループです。
90年代中盤まで関東地区では良く見られた「なんでも牽ける」EF65としてお楽しみいただけます。

ここは是非注目していただきたいポイント！ EF65 1019は屋根上の抵抗器排風口が銀色に塗られています。
強烈な車体デザインに目を奪われてしまいがちですが、こんな所にもしっかりとこだわっています。

実車は老朽化に伴い、1998年に二代目スーパーエクスプレスレインボー塗装となったEF65 1118号機と交代する形で廃車となりましたが、1990年代の客車列車を語る上では欠かすことのできない存在ということで、是非持っていたい1両です。

というわけで、今週はTOMIXの「14系客車『八甲田』セット」と「EF65 1000番台 前期型」についてご紹介しました。
18きっぷ片手に東北や北海道へ旅に出た方、個性豊かな電気機関車に牽引される14系客車を撮りに行った方、皆様の様々な思い出を模型でよみがえらせるなら今がチャンス☆

鉄道フロアでは他にも多彩な機関車をご用意して皆様のご来店をお待ちしております。
もうどこにも見当たらなくて諦めていたあの機関車もあるかも？ 在庫につきましてはお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

次回のSRニュースもお楽しみに！！　それではまた～～！！