皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
いよいよ今回で「ファレホペイントコンテスト5」の作品紹介が最後となります。
今回も様々な作品が登場しましたね!SRニュースをご覧の皆さんも、ご紹介させていただいた塗り方や塗料などを参考に作品制作をしてみてくださいね!
それではファレホペイントコンテスト5最後の作品紹介へとまいりましょう!
今回も様々な力作が登場していますよ!「ファレホペイントコンテスト5作品紹介⑯最終回」皆様是非ご覧下さい!
作者名:行き詰まり
メーカー名:HMA
作品名:自衛隊が装備していないタイプのF-16
ファレホ使用率:99%
コメント:ステルスコーティングを表現してみたくなり、機体にシフターズのゴールドペールブルー、キャノピーにゴールドイエローバーントオレンジを使ってキラキラ感を出してみました。
スタッフコメント:「行き詰まり」様の2作品目をご紹介いたします。劇場版アニメ機動警察パトレイバーよりF-16改ナイトファルコンの登場。
現実のF-16戦闘機をベースに、劇中設定(主に夜間・特殊作戦向け)が追加された架空の戦闘機を、更に「ステルスコーティングを施した機体」という独自設定として制作されています。
「行き詰まり」様は、航空祭でステルス性を高めた戦闘機「F-16 Have Glass」をご覧になられた際に、想像していたイメージよりも光って見えたという印象を元に、作品制作に取り組まれたそうです。
その体験した光具合を表現するために、今回はファレホ シフターズシリーズの偏光塗料ゴールド/ペールブルーを機体表面に使用されて「見る角度によって機体が光って見える」という仕上げをされることで、ステルスコーティングを施した本作品「F-16改ナイトファルコン」の誕生に至ったのだそうです。
キャノピーにもファレホ シフターズを塗られていて、機体カラーとは違う色味であるゴールドイエロー/バーントオレンジを使用することで、作品にアクセントをつけられています。
そして本作品は全て筆塗りされているのだそうです。広い機体面を、筆ムラを感じさせることなく均一に仕上げられているところは、さすがファレホを使い慣れた「行き詰まり」様ですね。
架空の機体を、アレンジを加えて実機さながらに仕上げられた作品でした。
作者名:行き詰まり
メーカー名:マイクロエース
作品名:P-3C第203教育航空隊(ロービジ)
ファレホ使用率:99%
コメント:主にモデルカラーデッキタンを使用し2006~7年ごろのロービジだが部隊マークや翼端のオレンジ帯がある時代にしてみました。いくつかアンテナをプラ材で追加しています。
スタッフコメント:「行き詰まり」様の3作品目のご紹介となります。マイクロエースより、P-3C 海上自衛隊 第203教育航空隊/下総基地「イルカ塗装」が登場。本作品は、メインカラーにファレホ モデルカラーのデッキタンを使い、ロービジ(ロービジビリティ:低視認性)のカラーリングで塗装されています。
「行き詰まり」様は、お持ちのP-1(P-3Cの旧モデル機)と並べた時に「見た目の華が欲しい」と思われて、部隊マークや翼端にオレンジ帯がある2007年頃に使われていたこちらのデザインで仕上げられたとのことです。
デッキタンの落ち着いたカラーリングに、翼端の暖色のオレンジがとてもいいアクセントになっていますね。
アンテナはプラ材で自作されており、カラーリングも当時の機体に合わせて塗られています。再現度の高いアンテナパーツは、まるで元からキットの一部として存在していたかのように自然な作り込みとなっています。
ひと手間かけることで、作品全体の見栄えと立体感がアップしており、「行き詰まり」様の航空機に対するこだわりが伝わってくる作品でした。
作者名:行き詰まり
メーカー名:ハセガワ
作品名:ノーズアートクイーン風エイミー
ファレホ使用率:99%
コメント:キットはいわゆるミニスカポリスだが、手錠のモールドを削りカラーリングをメカカラープロミネンスオレンジやゲームカラーチェーンメイルシルバーで行いノーズアートクイーン風に。
スタッフコメント:「行き詰まり」様の4作品目をご紹介いたします。ハセガワより、たまごガールズコレクション エイミーマクドネル(ポリス)w/ヒューズ300が登場。本作品はエイミーのみを使用されており、模型雑誌スケールアヴィエーションでお馴染みの「ノーズアートクイーン」をイメージされてカスタムされた作品となっています。
まず目を引くのは、やはりこのシルバーを基調としたゴージャスな衣装ですね。
ファレホ ゲームカラー チェインメイルをメインカラーとされて、ボタン等の装飾部分にはポイント塗装でゴールドを塗られています。煌びやかなカラーリングは、まさにノーズアートクイーンの雰囲気を漂わせていますね。
また、顔のメイクには、GSIクレオス ラスキウス デコを使ってチークを施しています。ピンク色の頬が、エイミーの表情を可愛らしく表現していますね。
そして帽子や襟、ベルト、ローファーの全身要所に使われているオレンジ色が、エイミーの雰囲気を「明るく元気」に表しているのも、本作品のポイントとなっています。
メカカラー プロミネンスオレンジをベースに、偏光カラーのイエローゴールド/バーントオレンジを重ねることで、見る角度によってオレンジにもゴールドにも見える仕上がりが、エイミーの華やかさを一層引き立てています。
メタリックカラーと偏光カラーを組み合わせることで、ポリスからゴージャスなノーズアートクイーンに変身させた見事な作品でした。
作者名:行き詰まり
メーカー名:スタジオユーワ
作品名:室の中
ファレホ使用率:99%
コメント:一部にマーカーを使った以外はファレホを使っています。100円ショップの文具やタミヤの粘土を使ってウド室をイメージしたベースを作りました。
スタッフコメント:続きまして「行き詰まり」様の5作品目となります。スタジオユーワより、チョトプラモ ウドラが登場。野菜の立川うど(東京うど)をモチーフとしたキャラクターで、立川市のご当地キャラクターとして、立川市内では非常に高い知名度と人気を誇るキャラクターとなっています。その「ウドラ」を使用したジオラマ作品となっており、光の入らない地下の栽培施設である「ウド室」の様子を見事に表現してくださいました。
まずはウドラから見ていきましょう。口にスミ入れマーカーを使っている以外はすべてファレホの筆塗りで塗装されています。
よく見るとウドラの体表には、縦方向に筆跡がつけられているのがお分かりいただけるでしょうか。これは野菜の繊維をイメージして表現されたものとなっています。新鮮な東京うどのシャキシャキとした食感が伝わってくるような仕上がりですね。
また穂先を黄色に塗られていて、軟化ウド(白く柔らかく育てたもの)に仕上げられているのも見どころポイントとなっています。
お次はジオラマ背景となっているウド室をご覧ください。ウド室とは、深さ3メートルほどの穴蔵で、気温が一定(18?20度程度)に保たれた空間となっています。「行き詰まり」様は、このウド室をタミヤ 情景粘土で作られ、ファレホで塗装されています。土中のゴロゴロとしてぬかるんでいる土壁の質感を見事に表現していますね。
冬から春にかけて栽培されるウド室の様子を、ウドラのキャラクターに合わせて見事に作られたジオラマ作品でした。
作者名:行き詰まり
メーカー名:フジミ
作品名:F-35B"VANDY1"
ファレホ使用率:99%
コメント:主にモデルカラーグロッシーブラックを使い、VANDY1、通称ブラックバニーのカラーリングにしてみました。(実在していないカラーリングです。)
スタッフコメント:「行き詰まり」様の6作品目のご紹介となります。これでファレホペイントコンテスト5の6部門すべてにエントリーいただけたことになります!ありがとうございます!
フジミより、1/72 F-35BライトニングⅡが登場。多くの航空ファンを魅了した「黒い戦闘機」のカラーリングをF-35Bに施され、架空の戦闘機「F-35B VANDY1」を制作されております。
機体のメインカラーには、ファレホ モデルカラーのグロスブラックを使用されており、引き締まったブラックと光沢感が戦闘機のカッコよさを引き立てています。
そして本作品の塗装は、なんとすべて筆塗りされています。光沢でありながら機体の広い面積を、筆ムラを感じさせることなく塗られているその仕上がりは、さすがファレホを使い慣れている「行き詰まり」様ですね。
本作品のパイロットも見どころとなっております。スーツ、ヘルメット、ヘッドマウントディスプレイなどが綺麗に塗り分けられています。1/72スケールという小さく色分けの難しいパーツを、丁寧に塗分けられているところから、本作品の熱意が伝わってきますね。
実在していないカラーリングの機体である「F-35B VANDY1」を、あたかも存在するかのように制作された熱意溢れる作品でした。
作者名:一本槍 優
メーカー名:バンダイ
作品名:キラキラのビーチ
ファレホ使用率:98%
コメント:ジークアクスの最終回を見て作りたいと思い立ち製作しました。ファレホカラーの他にファレホジオラマエフェクツ、ファレホピグメンツ等も使用して初のジオラマ製作に挑戦しました。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加してくださっている「一本槍 優」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!
機動戦士ガンダムシリーズアニメ最新作「GQuuuuuuX」より、ラストシーンをオマージュされたジオラマ作品となっています。戦いを終えて地球の砂浜でくつろいでいるジークアクスがとても和みますね。
まずはジークアクスから見ていきましょう。塗装は全てファレホで塗られており、装甲の塗装剥がれを表現した銀色のチッピング塗装や、ウェザリングによる汚れ・サビが機体の各所に見られ、ここにいたるまでの戦いが如何に激しいものだったかが伝わってきます。
また手足の砂は、座り込んだときに付着したものとなっており「戦いで疲弊したジークアクスが砂浜でひと休みしている」というシーンを表現しています。劇中シーンには登場していないジークアクスですが、もしかするとこんな風に待機していたかもしれませんね。
舞台となる砂浜は、紙粘土や発泡スチロール、シーナリーを土台に制作されていて、砂浜や海の表現にはファレホピグメントやジオラマエフェクトで、それぞれの質感を表現されています。
なんと「一本槍優」様は、本格的なジオラマを制作されるのは今回が初めてなのだそうです。背景のゴツゴツとした岩の質感や、海の複雑な色味など、とても初めてとは思えないクオリティの高さとなっています。
また中央のコンテナは、ジークアクスのエピローグから主人公たちはコンテナハウスに住んでいるのではないか?と「一本槍 優」様は推測されて、プラ材でフルスクラッチ制作されたのだそうです。ハウスや砂のウェザリングなど、ファレホでリアルに塗装されています。ご自身の推測を元に、ジークアクスのエピローグを見事に表現された作品でした。
作者名:ぱも
メーカー名:バンダイ
作品名:「鳥の人」ナウシカ
ファレホ使用率:60%
コメント:ナウシカの服の質感は筆塗りで陰影を描き込み、ベースメイクをファレホで瞳はエナメルのハイブリッドでお顔は仕上げました。テトは塗るというよりも、毛並みを各感じです。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテスト4でスタッフセレクト賞を受賞された「ぱも」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
バンダイより、1/20 メーヴェとナウシカが登場。公式設定に沿ったカラーリングで仕上げられており、ナウシカのポージングを大きく変更して、メーヴェとナウシカの滑空シーンを表現されています。
本作品で「ぱも」様が、一番こだわられたのはナウシカの塗装とのことです。
宮崎駿監督が描かれたイメージボードを参考に、イラスト風に仕上がるように塗装されています。
10色ほどのファレホを使われており、調色しながら5~6層を塗り重ねて陰影をつけられたのだそうです。幾層にも重なった青色が深みを増して、柔らかで奥行きのある色味となり、宮崎駿イラストの優しいタッチを見事に表現しています。
またナウシカのポージング変更ですが、満足のいく出来栄えに至るまでは、何度もやり直しをされたのだそうです。そして見事にその困難を乗り越えて、本作品のナウシカに至ったとのことです。メーヴェと一体となったナウシカはまさしく「鳥の人」といえる仕上がりとなっています。
そしてナウシカの肩に乗っているキツネリスの「テト」も、本作品の見どころとなっています。
「ぱも」様は、テトを塗装する際に毛並みを「描く」ということを意識されて塗装されたのだそうです。一本一本描き込まれている毛並みは、繊細で柔らかなグラデーションを生み出し、動物の毛の柔らかい感触が伝わってくるかのような仕上がりとなっています。
何度も繰り返しご覧になられたという思い入れのある作品「風の谷のナウシカ」の名場面を、イラスト風塗装やカスタムで見事に表現された作品でした。
作者名:Rex
メーカー名:リーチせがみ
作品名:熱い三流なら 上等よ・・・
ファレホ使用率:99%
コメント:一部クリア以外は全てファレホで塗装いたしました。リーチせがみ様の素晴らしいキットに感謝いたします。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテスト3にご参加された「Rex」様が、再びエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
麻雀漫画の金字塔「アカギ」より、イベントディーラー「リーチせがみ」様のキット 赤木しげるの墓の登場です。卒塔婆のクリアコート以外は全てファレホで塗装されており、お墓の下には麻雀牌、その下には麻雀マットという構成となっていて、全てが麻雀に関連付けられたアカギ情熱溢れる作品となっています。
まずは主役のお墓を見ていきましょう。
墓石の石材である「御影石」の特徴である複数の鉱物が織り成す複雑なまだら模様や、自然石に見られる難しいグラデーションを見事に表現されています。まるで本物の墓石かと思わせるほどのリアリティを感じさせます。
そして次に、百均の小物入れを重ねて一つの形にされた台座の麻雀牌ですが、麻雀をやったことがある人ならば「これこれ!」と思わず声に出してしまいそうなフォルムと色味が見どころです。特に色味は、筆塗り特有の筆ムラを意図的に残しており、使用感のある麻雀牌の雰囲気を醸し出しています。見ているだけで牌を握る感触が蘇ってきますね。
そしてファレホコン作品展示期間中に皆様にご覧いただけなかったのですが、台座の牌の下に敷かれた麻雀マットの裏面には、なんと!見事な一筒(イーピン)模様が描かれているのです!円や曲線の多いイーピン模様を、フリーハンドでここまで緻密に再現できるとはまさに驚嘆!さらにこの模様、しっかりと上の台座に大きさが合わせてあり、まさにイーピンの牌が伏せてある状態となっています!この役満級のこだわりを皆様に見せられなかったのが本当に残念でしたのでこちらで紹介させていただきました!
「Rex」様の、赤木しげると麻雀への愛とこだわりが山のようにツモった素晴らしい作品でした。
作者名:クドウ・ジョウジ
メーカー名:バンダイ
作品名:「情景、宇宙を越えて」
ファレホ使用率:100%
コメント:19色使用、筆塗り。層を作るように重ね塗りし、光の当たり具合で明暗が生まれます。背景は劇中のグラフィックを絵画風に表現。作品の真後ろにも見どころを用意しました。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加してくださっている「クドウ・ジョウジ」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!
機動戦士ガンダムGQuuuuuuXより、HG 赤いガンダムの登場。作品コンセプトは「beyond the time」(時を超えて)となっており、赤いガンダムがファーストガンダムの世界から、ジークアクスの世界へ飛び出してきたというイメージで制作されています。塗装は全てファレホ筆塗りで、19色を使用し、明暗を意識した仕上げ方をされています。
そして本作品はロボ、メカ部門「銀賞」を受賞されました!おめでとうございます!
赤いガンダムの装甲は、ファレホを何色も塗り重ねられており、あえてハイライトを塗らないことで、光の当たり方による明暗が出るように仕上げられたのだそうです。また、当てる光の具合によって「赤」の見え方が変化するようにも塗られており、白色系の光を当てるとしっかりとした赤の発色となり、暖色系の光を当てると透けてピンクに近い色に発色するように重ね塗りをされています。
調色をしないことで、照明の光で白飛びしない「はっきりとした赤色」を発色させられるように、こだわりを持った塗装で仕上げられています。
台座は、本作品の「赤いガンダム」が飛び出してきたファーストガンダムの世界を表現して塗られており、1979年放映時のガンダム(今から約46年前)をイメージして、塗装を施されたのだそうです。
白下地の上に、淡い色から徐々に濃い色を重ねて絵画風に塗られており、色調のはっきりとした近年のデジタルアニメではなく、昔のセル画アニメのような柔らかな雰囲気が見事に表現されています。
さらにジークアクスでよく見られる「キラキラ(特定のキャラクターが感じる、視覚とは異なる高次元の空間や情報、他者との繋がりを可視化した現象)」の鮮やかな色味を入れることで、作品としての美しさが加わえられると同時に「時を超えて」来たという作品のコンセプトが明示されています。
まるで芸術作品のような、美しい仕上がりとなっている作品でした。
作者名:明卦抄一
メーカー名:バンダイ
作品名:トールギス
ファレホ使用率:100%
コメント:今回は、ドライブラシに挑戦しサフと塗り共にファレホを使用しました。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加してくださっている「明卦抄一」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!
バンダイ ガンダムアーティファクトより、トールギスが登場。公式設定カラーをドライブラシで塗られており、全高約55㎜とは思えないほどの重厚感ある仕上がりとなっています。
塗料は、下地を含めて全てファレホを使われています。ブラックプライマーを下地にされ、その上に機体カラーのホワイトをドライブラシで塗りつけることで、ガンダムアーティファクト特有の緻密な造形が浮かび上がり、奥行きを強調した立体感を感じさせています。
特徴的なラウンドシールドも、本作品の見どころとなっています。中央に大きく描かれた鷲のエンブレムは、黄色をベースに上からゴールドを重ねられており、エンブレムの発色とモールド表現を同時に描写されています。西洋騎士のデザインをイメージしているトールギスにピッタリな仕上がりとなっていますね。
作者名:もどれい
メーカー名:タミヤ
作品名:暗夜海路
ファレホ使用率:100%
コメント:塗装範囲は船体のみ、全てファレホ。白いメカプライマーと青いウォッシュカラーの2色のみ。船で波以外の表現ができないかと考え、車ジオラマの手法で静けさの表現を試みました。
スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加してくださっている「もどれい」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!
タミヤ 1/700ウォーターラインシリーズより、日本駆逐艦 綾波が登場。夜間停泊中に、曇り空の隙間から漏れた月明りを浴びる船体をイメージされたジオラマ作品となっております。
「もどれい」様は夜の船を表現するため、ファレホ ウォッシュブルーを船全体に塗られています。しかしそのままでは青味が強すぎるため、下地にメカカラー プライマーホワイトを使用することにより青色の彩度を下げて、夜の闇に包まれている船体のイメージに近づけられたのだそうです。ウォッシュによる陰影やディテールの表現が、船体をスタイリッシュに写し出していますね。
台座の海面ですが、実は塗装ではなく「紙やすり」を使用されています!これはカーモデルのジオラマ制作の際に、アスファルトの表現方法として度々用いられており、同じ方法を艦船ジオラマ用いられたとのことです。
静まり返った海面が見事に表現されていて、夜の静寂に包まれた海の情景が目に浮かぶようなジオラマ作品でした。
作者名:蒼不動
メーカー名:キメラモデル
作品名:氷剣の姫
ファレホ使用率:100%
コメント:全体をファレホで塗装しました。寒色系の色でまとめた上でスペシャルFXやメタリックカラーをポイントで使用しています。
スタッフコメント:「蒼不動」様が、3作品目をお持ちくださいました。ありがとうございます!
キメラモデルより、桜花の姫シャン・ルーが登場。春をイメージしたキャラクターのシャン・ルーですが、ファレホコン5の開催時期が暑い夏の時期ということから、涼しさを感じられる「寒色系」の色彩で仕上げられています。
衣装の表面は水色を下地にされており、上から白でフィルタリングを施すことにより、全体の淡いカラーリングを表現されています。裏地部分にはフィルタリングをせず、そのままの色味を残すことで衣装全体にアクセントを付けられています。
また白のフィルタリングは肌色にも使用されており、色白の透明感ある肌色を表現されています。雪国の「氷剣の姫」という雰囲気が漂っていますね。
背面から見られる装飾品も、作品のアクセントとして欠かせないポイントとなっています。刀の鍔や、衣装の留め具、髪留めに使われているメタリックカラーのゴールドが、正面からは見られなかった特徴となっており、シャン・ルーの華やかな一面が描かれています。
統一した色彩やフィルタリングの透明感、ポイントカラーのアクセントなどが見どころの作品でした。
作者名:6個
メーカー名:片方靴屋
作品名:桜光背・大典太光世胸像
ファレホ使用率:70%
コメント:ファレホの塗装後の自然な艶が好き。地のカラーレジン(ショーコレジン)やパウダー系も使い、気軽に楽しく塗りました!髪、服、目の赤、光背にファレホを使いました。
スタッフコメント:刀剣乱舞より、大典太光世が登場。イベントディーラー「片方靴屋」様のキットを使用されています。公式設定の色彩で仕上げられており、その大半をファレホを使って筆塗りされています。
大典太光世はカラーレジンキットとなっており、「6個」様はキットの緻密なディテールを見てもらいたいとの思いから、キットの色を活かしたサフレス塗装を施されています。髪の毛一本一本や、装飾のディテールがしっかりと見られますね。
特に顔は力を入れられており、公式イラストの威圧感(但し性格はネガティブだとか・・)を表現できるようにと、堀の深い眉間やノーズシャドウを濃くされたり、アイラインを強めに引かれたりされています。天下五剣に名を連なる一振りの貫録ある仕上がりとなっていますね。
背中の桜背光は、煌びやかなゴールドで塗られており、桜の花は中心に向けて淡いグラデーションを施されています。また桜の花の雄しべ・雌しべにもゴールドを使われており、桜背光の華やかさが一層際立っております。大典太光世のキャラクター性を見事に表現した素晴らしい作品でした。
さて、今回のご紹介で「ファレホペイントコンテスト5」作品紹介は終了となります。
最後までお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました!
それでは!
次回ファレホペイントコンテスト6でお会いしましょう!
現在、店頭にて作品エントリー受付中となっております。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!
申込用紙配布:2025年11月15日(土)より配布開始
作品受付期間:2025年12月27日(土)~2026年2月1日(日)←今ココ★
人気投票受付期間:2026年2月7日(土)~2月22日(日)
結果発表&表彰式:2026年3月1日(日)
作品返却期間:2026年3月1日(日)~3月22(日)まで