ホビー天国2-3階担当スタッフです!
前回のファレホコン4結果発表からだいぶ間が空いてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
気温もだいぶ暖かくなってきたので、制作や塗装作業が行いやすくなってきましたね。年度末で忙しい時期ではありますが、そんなときこそ少しでもホビーに触れてリフレッシュしていきましょう!
それではコンテスト作品のご紹介へと参ります!
今回も様々な力作が登場していますよ!「ファレホペイントコンテスト4エントリー作品紹介③」皆様是非ご覧下さい!
スタッフコメント:前回ファレホペイントコンテスト3にて、ガールズフィギュア部門、モンスター部門でそれぞれ金賞を受賞された「きなこもち」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
キメラモデルより、狼の息子モーロックが登場。「きなこもち」様のコメントにもある通り、本作品は肌や装備品などの様々な質感の塗り分けが見どころとなっております。
よく覗き込んでみると、兜の奥にはこちらを見つめる右目が発光表現のように描かれており、「きなこもち」様が細かいアレンジにも長けたペインターであることを窺わせます。
そして本作品はファレホペイントコンテスト4 ミニチュアペイント部門にて銀賞を受賞されました!おめでとうございます!
鎧、ブレスレット、剣、斧といった、金属だけでも数種類の材質が含まれる本キットですが、「きなこもち」様はそれぞれの質感が単調にならないよう意識されたとのことです。特に注目していただきたいのが、右手に持つ『剣』と左手に持つ『斧』の塗り分けです。見事なノンメタリック塗装に加え、剣は寒色を帯びた鋼、斧は暖色を帯びた鉄をそれぞれ表現されており、これほどの小さな面積の中でも材質の違いを引き出す「きなこもち」様の塗装テクニックは非常に素晴らしいですね!
肌の塗装にはファレホ フェアリーフレッシュセットを使用されており、鍛え上げられた肉体の造形がくっきりと際立っております。
後ろ腰には鞄と笛を携えており、これまた一体成型とは思えないほどの繊細な塗り分けです。毛皮の陰影も毛の流れに合わせて丁寧に塗り分けられ、作品全体に風の流れを感じさせますね。
パッケージに沿った配色でありつつも、各部の材質の違いに注目し、よりキャラクター性を引き立たせる要素が盛り込まれた作品でした。
スタッフコメント:続いて「きなこもち」様の2作品目となります。前回に引き続き、複数部門へのエントリーありがとうございます!
米国メーカーによるミニチュアボードゲーム「Kingdom Death」より、「Court Investigator」が登場。キットのパッケージに忠実なカラーリングで仕上げられていて、手に持った書物や杖、浮いている角石などから魔法に精通したキャラクターであることが窺えます。
また、台座は「きなこもち」様が独自に作られており、約4㎝四方という小さなスペースに様々な要素が盛り込まれたジオラマ作品となっております。
本作品ですが、実は30mmサイズということに皆様お気づきでしょうか?ご本人様より「髪と顔は気合を入れた」とのコメントを頂いるとおり、フィギュアの命ともいうべき「顔」をはじめ、細部に至るまで緻密な塗装で仕上げられております!とても30㎜サイズとは思えない出来栄えですね!
また更によく見ると、マントの裏側に様々な道具を収納しているのが見られます。「きなこもち」様は「マントが異次元空間(魔法空間)と繋がっている」と捉えられ、青色と紫色を使って表現されております。極小サイズ且つ、奥まった箇所でありながらも、持ち前の繊細な塗装技術によってしっかりと認識できる仕上がりとなっていますね。
台座の石畳はスタイロフォームでつくられており、ジオラマ素材を使用してほどよく苔むした様子を表現されています。
魔法の力で浮遊するブロックは細い針金を軸にされ、その軸にグラデーションや発光表現を施されて魔力の流れを感じさせるエフェクトを表現されています。
キット付属の専用ベースを使用せず、ご自身で一からデザイン・造形される「きなこもち」様の表現力には毎度驚かされてしまいますね。
フィギュアから連想される世界観を独自に解釈し、繊細な塗装と幻想的な雰囲気で表現してくださった作品でした。
さて、今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの作品紹介を順次行なって参ります。是非次回をお楽しみに!