皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
残暑がまだ続く今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
そろそろ模型制作がしやすい時期がやってくるので、今のうちから少しずつ準備を始めるのもいいかもしれませんね。
前回のご紹介からだいぶ間が空いてしまいましたが、引き続き「ファレホペイントコンテスト」の作品をご紹介してまいります!
必ず最後までご紹介いたしますので、ぜひともお付き合い下さいませ!
今回も様々な力作が登場しています。それでは「ファレホペイントコンテスト作品紹介⑨」ぜひご覧下さい!
■エントリーNo.041
スタッフコメント:バンダイ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』シリーズ HG 1/144 デミトレーナーを使用したジオラマ作品で参戦はパリピ般若様です。
劇中とは違ったシチュエーションのオリジナル設定にて作り込まれた作品は見どころ満載ですね。
まるで森の中で打ち捨てられたかのようなシチュエーションの雰囲気がよくでていますね。エッジ部分をはじめ、機体の全身に塗られている浮き出たようなサビ表現がなんともリアル!パステルを削りだして塗りつけた表現方法のようです。放置され長い年月が経っているのがよく分かりますね。
機体と地面には、雨が降った直後のような光沢ある湿り気表現をグロスバーニッシュでリアルに再現しています。地面にある草木の演出や、投げ出されたシールドのサビ具合もいい味がでていますね!
■エントリーNo.042
参加部門B:ロボ、メカ部門
作者名:家人@
メーカー名:wave
作品名:「Jump・・・!」
ファレホ使用率:20%
コメント:識別帯とメカ部分、アンテナにファレホを使用しました。ノズル周辺のメカメカしさにこだわりました。
スタッフコメント:SFメカの王道シリーズ「マシーネンクリーガー(通称 Ma.k)」より、ウェーブ プラキット 1/20 高機動月面偵察機 ルナガンスがロボ、メカ部門にて登場。真鍮線を使って、うまく機体を浮かせているのが特徴的ですね。
全面の細かいメカ造形をはじめ、バックパックや脚関節など造形を活かしたメカニカルな質感が非常によく表現されています。
戦場を幾度も潜り抜けて来たような全身の煤に加え、全体に散りばめられたチッピング塗装やサビ表現、装甲部の荒れ具合がとてもリアル!黄色の識別帯もいい具合にウェザリングされていて、状況の過酷さを物語っていますね!
ネジ一本にまで細かい部分もしっかり塗装されていて、本物のメカと見間違うほどのリアルな質感が出されています!また足元のウェザリングも「地面を歩行していた」という感じがよく出ていて見逃せませんね。
■エントリーNo.043
スタッフコメント:日本人であればその存在を知らぬものはいない「怪獣王」!「タナカSTUDIO」様の作品を使用した全高約30cmの大ボリューム作品「ゴジラ」が登場!
今回モンスター部門におきまして金賞を受賞した作品となります!おめでとうございます!
全体的な色数は抑えて、造形を活かした塗装が非常にリアル!表面の赤い部分は、メインのグレーを塗った後から塗装されたそうです。控えめ且つ深いところが色濃く出ている塗り方は、体の内側から赤く発光している雰囲気が非常に良く出ています!キャラクターのイメージを最大限に引き出した作品といえるでしょう!さすが、V.K.M.コンで最優秀賞を受賞されたこともある実力者 Miki様!!
製作者曰く、過去に作った作品より更に良くしようとの思いで製作に取り組まれていたそうです。きっとその熱意と経験からこのようなリアルで素晴らしい作品が生まれてくるのですね!
台座の背面はシンプルに緩やかな曲面となっています。ゴジラ本体からは一変、メタリック調の美しい反射でカラーリングはダークヒーローのような色合い!まるでゴジラの内面を映し出しているかのような雰囲気がでていますね。Miki様の卓越した塗装技術とカラーリングセンスに脱帽です!
■エントリーNo.044
スタッフコメント:エントリーNo.032に続く「PFアイランド」様の2作品目は、フジミ 戦艦大和 九四式46センチ3連装主砲塔 (増設機銃付き)を、桐の箱のふたを利用されたというベースに付属の展示プレートを使って格調高く仕上げられた作品です。
作品名にある「15299」とは、戦艦「大和」の主砲を削り出した超大型旋盤ワグナー旋盤「15299機」のことで、戦艦大和に関連する大型工作機械中で唯一現存しているものだそうです。今年クラウドファンディングで呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)に輸送・設置、展示され、末永く保管される事となったのが製作の切っ掛けとのこと。
ミュージアムの記念品やインテリアとして売っていてもおかしくないような作品ですね。砲塔のみという単体だとなかなかにディスプレイ方法に悩んでしまうような素材をコンテスト作品としてまとめ上げられるPFアイランド様のセンスの良さが光っています。
もちろん塗装も「下地からウォッシングまで全てファレホ」というこだわり!キットの精密なディテールを更に強調した迫力のある塗装やウェザリングが作品の雰囲気を更に高め、PFアイランド様の塗装技術の高さもうかがわせる仕上りとなっていますね。スケールモデルならではの多彩な表現で魅せてくれる作品でのご参加ありがとうございます!
■エントリーNo.045
スタッフコメント:イベントディーラー「HotGoblin」様のガレージキット作品を使用したミニチュアサイズの作品。緩やかで繊細なグラデーションがとても印象的で、逆光のようなライティング塗装が映える色使いですね!今回モンスター部門にて銅賞を受賞しております!おめでとうございます!
製作期間は2週間ほど。ウロコ一枚一枚がとても丁寧に塗装されていて、非常に細かく解像度の高い塗装をされております。製作者様曰く「顔は大事!」と目など細かい部分までしっかり塗装されたとのこと。写真で拡大すると牙や顎、小さい角までも塗りこまれているのがよくわかります!まさに巧みの技ここにありですね!
主役を引き立てるためのベースも非常によく作りこまれております。木や石柱も時間経過ある質感で塗装されていて、周りの草や石も大小を織り交ぜたバランス良い配置のため、非常にリアルな仕上がりとなっております!
■エントリーNo.046
スタッフコメント:V.K.M.コンでもご常連だったアイン様が「MODEROID ダイナゼノン」とオンライン限定の「MODEROID グリッドナイト&ゴルドバーン」を使って超合体竜王カイゼルグリッドナイトで参戦してくださいました!
素組みのまま放置していたものを今年公開された「グリットマンユニバース」鑑賞をきっかけに塗装開始!当初は成形色を活かした部分塗装で仕上げるつもりが、最終的にはラッカーをメインに各部細かな部分の塗り分けでファレホを使うという全塗装での完成となったそうです。
キットの材質と塗装手順を考慮した上で、ラッカー塗料特有の美しい光沢&メタリックに各部を引き締めるように使ったファレホの発色の良さとフラットな仕上げは、さすが塗料の特性を熟知しているアイン様ですね。
そして、写真をお見せ出来ないのが残念ですが、実は、内部に入ってしまいほとんど見えないグリッドナイトも設定通りに細かく塗り分けられており、ここでもアイン様のこだわりと塗装技術の高さが遺憾なく発揮されていました。そしてそして、続きましてのNo.047もアイン様の作品!
■エントリーNo.047
スタッフコメント:さあ、こちらもMODEROIDのグリッドマンシリーズから「フルパワーグリッドマン」です。No.046のカイゼルグリッドナイト同様にラッカーメインに部分塗装でファレホという仕上げ!こちらも細かく丁寧に美しく塗り分けられており、さすがアイン様です!メカ大好き!ロボ大好き!グリットマン大好き!というこだわりがひしひしと感じられる妥協ない仕上げですね。
是非この美しい塗り分けに、ビシっと入った引き締まったスミイレラインをじっくりとご覧ください。もう単純にカッコイイ!というほかないですね!そして、もうお分かりでしょうが、内部に入って全く見えなくなってしまっているグリッドマン本体も当然設定通りに塗り分けられております!本当にお見せ出来ないのが残念でならないくらい綺麗に仕上げられておりました!
この美しい仕上げのためには塗装だけでなく、当然、丁寧な下地処理が必須なのは皆様もお分かりの通りです。そのあたりもそつなくこなすアイン様の高い技量がよく分かる超合金モデルの様な美しい仕上りの作品でのエントリーをありがとうございます!
■エントリーNo.048
スタッフコメント:ミニチュアペイント部門にて、今回唯一の35mmサイズ作品!LimboDivision209よりヘクトル・ソード・ガード「ルシア・キンタ」(35mm)が登場です!35mmサイズでも身の丈ほどある大剣が目立つ特徴的な作品となっております。
ミニチュアをやっていない方には35mmサイズといわれてもピンとこないかもしれませんが、全高はファレホ17mlボトルの半分ほどといえば、その小ささを実感して頂けますでしょうか?
その小さい35mmサイズでも顔にはしっかりと目が描き込まれております!他にもパーツの塗り分け、モールドのスミ入れやドライブラシもこなされていて、本当にサイズ感覚を感じさせないほどしっかりと塗装されています!
ミニチュア独特の塗り方である「陰影を描き込んで立体的に表現する」塗り方をあえて使わず、逆に陰影はあまり描き込まずにイラストのような表現を意識されたそうです。狙い取りアニメや漫画キャラクターのPVC完成品フィギュアような雰囲気な仕上がりとなっていますね。お見事です!
■エントリーNo.049
スタッフコメント:バンダイキャンディより、MOBILITY JOINT GUNDAM Vol.2 サザビーを使用した作品がロボ、メカ部門にて登場。ガシャポンサイズですが、モールドの細かさや大胆なポーズジングが目を引く作品となっております。
「蒼不動」様は今回3作品目のエントリーです、いつもありがとうございます!
全体的にリペイントされていてオリジナルより暗めの配色。スミ入れを加えることで作品の情報量が増加されており、食玩独特の「軽い質感」がなくなり、コレクタートイのような高級感ある重い質感となっています。
写真では分かりませんが、頭部単眼のカメラアイは貼付用のシールを使わず、塗装と十字モールドで再現されています!またボディの各所にあるモールドやシールドのマークも塗装で再現されており、徹底されたこだわりが見られる作品となっております!
■エントリーNo.050
スタッフコメント:バンダイ HG 1/144 ディランザ(グエル専用機)を使用した作品がロボ、メカ部門にて登場。大人気となったアニメ 機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するMSで、パイロットのキャラクター性と相まってファンも多い人気MSですね。
ファレホ使用率95%の筆塗り作品、今回スタッフセレクト賞を受賞しております!おめでとうございます!
実物のガンプラ商品を見たことのある方はピンと来る方も多いのではないでしょうか?そうです!商品パッケージの通りにポージング・塗装したボックスアート風仕上げの作品なのです!
パッケージ独特のライティングや陰影を筆塗りで見事に再現しています!機体の内側が黒で塗りつぶされているところも更に立体感が出ていていいですね!
まるで鎧武者を彷彿とさせる機体のデザインと、和風のような筆塗りがマッチして、とても力強さを感じさせる作品となっております!ベースの作りこみと足元のウェザリングもグッド!力強い雰囲気がよく出ていますね!
さて、今回のご紹介はここまで!
まだまだご紹介する作品が多数ございますので是非次回をお楽しみに!