みなさんこんにちは!
秋葉原ホビー天国2 3階スタッフです。
先日開催し、多数のご参加を頂きました「イラスト塗り実演」のレポートをご紹介します!
今回の題材は[バンダイ HGUC191 RX-78-2ガンダム]です。
こちらのキットを水性塗料ファレホで筆塗りしていきます!
まずは下準備として塗料の食い付きを良くするため、1000番のスポンジヤスリでパーツ表面を軽く荒らしておきましょう。
全体にヤスリを当てるのが面倒だと感じる場合は、つや消しクリアーのトップコートを吹いて、下地塗料の代用とするのも良いでしょう。
クリアーのスプレーなら、プラの成型色を活かしたまま塗装が出来ます。
塗装の方向性が分かりやすいように、先に塗り終わった写真からお見せしましょう。
今回は左上前方を光源として想定し、光が強く当たる部分は明るく、光が当たりにくい部分は暗く塗っていきました。
あらかじめポーズと光源の位置を決めておき、コントラストを強調した色使いをすると、より立体感が増します。
イラスト塗りは、例えるなら「塗り絵」のようなものです。
それを立体物に置き換えるとき、最初にあった方がいいのは輪郭線ですね。
パーツのエッジやモールドに、ブラックで線を引くように塗っていきます。
エッジに塗料を乗せるときは、細い面相筆の腹を使うとやりやすいです。
また、影になる装甲裏なども、ブラックで塗りつぶしておきましょう。
私はまず、光の強く当たるハイライトと、当たりにくいシャドウを塗ります。
そしてその間をつなぐように、グラデーションをかけながら中間を塗ります。
ファレホをウォーターパレット上で調色しながら、納得のいくまで塗り重ねていくと良いでしょう。
写真ではなく、あくまで「イラスト」塗装ですので、個人的には多少の演出と言いますか、かっこよく見える塗り方を考えてみるとおもしろいですね!
どのようにコントラストが出るのか想像しにくい場合は、実際に小さなライトを想定している光源位置から当ててみるとヒントになりますので、困ったときにはお試しを。
ハイライトには暖色系、シャドウには寒色系を選ぶのがイラストにおける基本的な色使いになりますので、それぞれにオレンジとパープルを微量足しています。
筆塗りしやすいよう、アクションベース取り付け穴に竹串を刺し、持ち手にしています。
微妙なサイズの差は、竹串にマスキングテープを巻いて調整。
強めに照明を当てて撮影すれば、さらにイラストっぽく見えるのではないでしょうか。
粗めのタッチによって、手描きイラスト感のある味が出ていますね!(自画自賛)
いかがでしたでしょうか。
最初はどのように塗っていいか迷うかもしれません。しかし塗装による表現のおもしろさに気付くと、奥深さに惹かれて筆が止まらなくなってしまう事でしょう! ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!
筆と塗料があれば出来てしまう、お手軽さもいいですよね。
それでは最後に、今回使用した塗料のご紹介です。
ファレホ モデルカラー
70919 コールドホワイト(002)
70948 ゴールデンイエロー(016)
70851 ブライトオレンジ(024)
70950 ブラック(169)
ファレホ ゲームカラー
72016 ロイヤルパープル
ファレホ メカカラー
69008 レッド
69019 ブルー
69056 蛍光マゼンタ
そういえばビームサーベルの刃は、ティッシュでこすりながら摩擦熱を与え、パーツを曲げてあります。