皆様こんにちは!
スタッフN2です。
ボークスでは世界各国の優れたミニチュアを皆様へお届けする「ワールドミニズ」を展開中です。
本日は3月24日に行った「ワールドミニズ筆塗り実演」のアフターレポートをお届けいたします!
去る3月24日(日)に、ワールドミニズ筆塗り実演を開催いたしました!
当日は雨の中、沢山のお客様にご参加いただけました!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
当日は、ビッグチャイルド社のミニチュア「預言者リアダン(胸像)」を用いて、肌の塗装とアイペイントを行いました。
肌色塗装は、「ハッチング」という技法を使って、滑らかなグラデーションのかかった肌色塗装に挑戦しました!
細かい線を一方向に引き重ねる筆遣いのこと。これを重ねていくことでグラデーション表現や質感表現にも応用できる。
まずはベースとなるゲームカラー「72015 ヘックスドライケン」を全体に塗布します。
ウォーターパレットの底がほんのり透ける位のやや薄い塗料濃度で2,3回重ねて塗っていきます。重ね塗りをする時は前に塗った塗料が乾くまで待ちましょう。
「薄めた塗料を乾燥させてから塗り重ねる」事で、塗りムラをグッと抑えることができます。
ヘックスドライケンをムラなく塗ったら、次はそこへ「72076 エーリアンパープル」を1:1の割合で混ぜ合わせたちょっと明るめの色を造形の上のほうなど、光のあたる部分へ塗り重ねます。このときベースのヘックスドライケンを塗りつぶさないようにします。
先ほどよりも多少明るい印象になりましたが、2色の境がなんだか気になります。
そこで!「ハッチング」の出番です!
先ほど混ぜ合わせた塗料に、さらに「ヘックスドライケン」を追加したさっきよりも色の濃い塗料を使って、2色の境目を塗り重ねることで、2色の境界をぼかします。
境目の上に細かく細かく筆を動かすことで、境界がぼやけていきます。
さてその後は同じように「ラストフルパープル」を混ぜた、さっきよりもさらに明るい色を乗っけてハイライトを作っていき、肌色塗装が完成しました。
最初の方と見比べてみると、グラデーションがかかっているのがお分かりいただけると思います。
このように、「ハッチング」を用いれば、エアブラシがなくたって、筆塗りでグラデーションをかけることができるのです。今回は寒色系の肌色ですが、フレッシュ系の塗料を使えば柔らかく温かみのある肌色が作れます。もちろん肌色だけでなく、他の様々な素材にも応用が可能です。
ここまでにかかった時間は約2時間ほど。エアブラシやスプレーであればあっという間に終わってしまいますが、筆塗りなら、グラデーションがかかっていく過程をじっくりと楽しむことができます。1つのキットを塗装だけで何時間も楽しむことができるのが、ミニチュアペイントの楽しさです。
また、実演ではアイペイントも行いました。
今回行ったアイペイントの手順は、こちらの記事に詳しく載せていますので、この機会にぜひお読みください。
この生地を読んでミニチュアペイントをやってみたくなったら、ぜひボークス横浜ショールームへお越しください!
現在ボークスでは約20メーカーのミニチュアフィギュアを取扱いしております!猛々しいモンスターから麗しい美女まで、貴方のお好みのミニチュアがきっと見つかると思います。
今回塗装している「予言者リアダン」も実物をご覧いただけますので、気になる方はぜひ横浜ショールームへ!
春は何をはじめるにもちょうどよい季節ですから、ミニチュアペイントをはじめてみてはいかがでしょうか?塗装についての質問などもお気軽にお問い合わせください!
ミニチュアペイントに必要な道具や用品用材を豊富に取り揃えて、スタッフ一同皆様のご来店をお待ちしております!