皆さんこんにちは。
横浜ショールームのスタッフSです。
11月27日(日)の製作実演にて「タミヤ チッピング液」の使い方とその応用法を私スタッフSが解説させて頂いたわけですが、
遅ればせながら今回はアフターレポートということで実演でお見せした内容をおさらいしていこうかと思います。
「チッピング液」は"塗装が剥がれて下地の錆止めや金属が露出しているダメージ表現"を本物と同じように塗膜を剥がす事でリアルな表現を可能にする塗料です。
基本的な使い方は以下の通り。
①ラッカー塗料を使い露出させたい下地を塗装します。
艶ありの塗料はチッピング液をはじくので下地には艶消しの塗料を使いましょう。
②チッピング液を水と1:1で希釈したものをエアブラシで塗布します。
(※希釈はチッピング液1に対して水0.5~1位、くれぐれも水以外では希釈しないで下さい。)
③チッピング液の乾燥後に水溶性のアクリル塗料で基本色(剥がす塗料)をエアブラシで塗装します。
オススメは「タミヤアクリル」か「ファレホ」、ラッカーは塗膜が強く剝がし作業には不向きですので下地だけに使いましょう。
④水を含ませた筆で表面を撫でて30秒ほど置いてから爪楊枝や竹串、木製のマドラーなどでエッジを中心に表面を軽くつついたり擦ったりすると塗膜が剝がれてリアルなチッピングが生まれます!
実演では応用テクニックもご紹介しました。
ウェザリングマスターなどのエナメル系塗料を使うことでこのような複雑なウェザリング表現も簡単に再現できたりします。
チッピング液を塗布後、乾ききる前に塩を振って定着させてから薄く基本色を塗装したら筆で撫でて剥がす「塩マスキング」もこのテクニックだからこそできる表現です。
エアブラシありきの塗装テクニックにはなりますが、このように様々な塗装表現を可能にする魔法の塗料「チッピング液」は好評発売中ですので皆様もお試しあれ!
わからない事があれば横浜ショールームのスタッフSまでご気軽にご相談ください。
皆様のご来店をお待ちしております。