横浜ショールーム

皆様こんにちは！
スタッフNです。

毎度おなじみ、「横浜ショールーム定期実演」へのご参加ありがとうございました！
今回は「白ってな、200色あんねん ～水性塗料で塗る冬季迷彩～」と題しまして、ファレホを使用した冬季迷彩の実演を行いました！

使用したのは、WAVE様から発売されている、マシーネンクリーガーの「ラクーン」です。
ラクーンは、SAFSと呼ばれるパワードスーツから武装を取り外し、偵察用に改造した機体になります。
今回は過酷な寒冷地での偵察任務をイメージし、こちらのグリーンの上に冬季迷彩を施していきます。

ベースカラーの上から、白をきれいグレーをほんの少し混ぜた暗めのホワイトを薄く塗ります。
それが乾き次第、パレットが透けるくらいに薄めたホワイトを重ね塗りします。一度で完成させるために濃い塗料で塗ると、ぼってりと垢ぬけない感じになってしまうので、薄く重ねていきましょう。

また、筆ムラはあまり気にしないこと！冬季迷彩はそもそも、雪の降る戦場で元の色の上から、雪に紛れるために緊急でムラも気にせず白をガーッと重ねたものが始まりと言われています。そのため筆ムラが出ても大丈夫！筆ムラが後から見ると良い味を出してくれます。

ホワイトを重ねて下地がある程度埋まったら、今度はウェザリングです。
雪が汚れると、黄色や茶色が混ざります。それを再現するため、黄色や茶色を少し混ぜた白を、雨だれの様に書き込んだり装甲の境目や足元などの汚れそうなところに塗ります。また、黒と茶色を混ぜてドライブラシの要領で、筆先の荒れた筆でチョンと触るとチッピングもできます。

白に様々な色を少しずつ混ぜて、様々な白を作り出して塗っていく・・・これが「白ってな、200色あんねん」の正体です。

さあ、完成したのがこちらです！

いかがでしょうか！THEミリタリーなグリーンから、あっという間に冬季迷彩に！これなら雪の中でも敵に見つかることなく偵察任務を完遂できそうです！
黄色や茶色をまぜた白でのウェザリングも、リアルさを増して見えます。
また、ガサついた筆ムラが味になって、厳しい冬の任務にくたびれている様にも見えますね。

今回紹介した冬季迷彩は、塗装したプラモデルにはもちろん、既に色分けされているカラーキットでも使いやすいテクニックになっていますので、ぜひお手持ちのプラモデルで試してみてください。ひと味違うミリタリー感溢れる仕上がりになりますよ。

今回の作例は、横浜ショールームレジ裏の実演カウンターに展示してありますので、横浜ショールームにお立ち寄りのさいはぜひご覧ください。
それでは、横浜ショールームスタッフ一同、皆様のご来店をお待ちしております！

さて、今週末9月18日（日）の実演のご案内です。
今週末の実演では、ボークスでも「K.O.G.ゴールド」「K.O.G.カッパー」や現在2次生産分が予約受付中の「Z.A.P.ホワイト」などでもおなじみのトアミル様の「ボーンペイント新作塗料塗装実演」を開催！

新たに発売となったレッド・ブルー・イエローの「カラーマイカシリーズ」、新作クリアの「HBフルグロスクリア」、「HBマットクリア」を塗装いたします。
新作塗料の使い方や使い心地をその場で見て・聞いて・体感できるまたとないチャンスとなっておりますので、気になる方は是非ボークス横浜ショールームはお越しくださいませ。