こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。
今回の作品はこちら!
ホビージャパンの若手超技術ライター『K-5』さんのフルスクラッチ作品の登場です。
第二次世界大戦の駆逐艦から比べても圧倒的に小さなこの船は、本体をプラ材から起こし、それをUVレジンで複製したものに超細かい艤装を施してゆくという技術力の博覧会です!
この完成品のサイズ、10センチ未満ですから(!?)。
さて、この駆逐艦は歴史的にも興味深い船です。
日露戦争でロシアの水雷艇を鹵獲し、日本の駆逐艦にしたものが皐月ですが、元の名は「ベドーヴィ」。
「三笠と東郷ターン」で有名なかの日本海海戦。
はるばる地球を半周して東洋まで見事たどり着いたバルチック艦隊は、日本の徹底極まる捜索と巧みな艦隊運用に敗れ去りました。
バルチック艦隊を率いる「ロジェストヴェンスキー」提督は、被弾した旗艦から負傷しながらも2度、船を乗り換えました。
その最後の船がこの水雷艇「ベドーヴィ」であり、この船もろともロジェストヴェンスキー提督は日本の捕虜となりました。
ちなみに、囚われたロジェストヴェンスキー提督は、のちに東郷提督と出会い、その人柄に大変感銘を受け、尊敬の念を抱いたそうです。
それでは制作者様のコメントです。
いやはや、無いものは自分で作る。しかもこの作りこみの度合いとは相変わらず恐れ入ります!
また、常々思うのは、K-5様の作品のドラマ性です。
今回の作品も、超絶的な仕上がりもさることながら、出自を知るとなおさら深く関心を持ちます。
見事なフルスクラッチビルドでした!
素晴らしい作品をありがとうございます。
それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!