横浜ショールーム

お客様のスケールモデル作品紹介『プリンス・オブ・ウェールズ』

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こんにちは、横浜ショールームの☆野です。

横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。

さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。

今回の作品はこちら!

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作品名『プリンス・オブ・ウェールズ』
制作者『NY』様
使用キット『タミヤ 1/700 プリンス・オブ・ウェールズ』

おお!
先日超絶ディテールをもってフライホーク社から最新キットが出たばかりのイギリス新型戦艦プリンス・オブ・ウェールズ!
ところが、この超絶完成品はその最新キットではなく、タミヤの昭和キット(原型は今から40年以上前・・・)を徹底改修したものなのです!
しかも、キットは「マレー沖海戦」当時のものでしたが、それよりも時代をさかのぼって「ビスマルク追撃戦」の状態に作り直しています。
考証の苦労も忍ばれますね!

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艦全体はもとより、カタパルトに乗ったウォーラス飛行艇もバッチリディテールアップされているのが分かります。
さて、通商破壊戦に乗り出したドイツの新型戦艦ビスマルクの初陣に対し、イギリス海軍は巡洋戦艦フッドとともに、この完成したての新型艦プリンス・オブ・ウェールズを出撃させます。
果たして両者はデンマーク海峡で激突。プリンス・オブ・ウェールズはビスマルクに打撃を与えることに成功しました。
しかしその後反撃を受けたフッドはまさかの大轟沈。続いてプリンス・オブ・ウェールズも艦橋に被弾し、戦闘継続が困難となって撤退しました。
ですが、プリンス・オブ・ウェールズの与えた砲撃は、ビスマルクの燃料タンクに出血を強いて、このあとの包囲戦にて貢献するのです。

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それでは制作者様のコメントです。

『フライホークのキットが無い時にタミヤキットを使って、デンマーク海峡海戦仕様にしました。
フッドと比べて全幅があるので、ドッシリとしていて戦艦ぽい船です。』

このクラスは、コンパクトにまとめられたガッチリとした船体に、ドッシリと古城のような艦橋が乗っていて実にカッコイイですね。
最近、ゲームでも有名になってきた「戦艦ウォースパイト」を第一陣とする近代化改修時のデザインがそのまま踏襲され、本級にも継承されます。
そのため、ウォースパイトを始めとするクィーン・エリザベス級戦艦を「新型戦艦化」したような見栄え。
イギリス独特の、さながら小柄な拳闘士のような佇まいです。
・・・が、昭和のキットをここまでのクォリティに引き上げる製作者様に脱帽!
現在、デンマーク海峡海戦に参加した「ビスマルク」「フッド」そして本艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が一同に会しています。

ぜひ現物をご覧ください!

それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!