こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介していきます。
今回の作品はこちら!
作品名『グリーレ21』
制作者『筆塗り模型工房』様
使用キット『トランペッター 1/35 GermanGeschutzwagenVI 21cmMsr18{zf}+フリウル履帯+RBモデル砲身パーツ』
うお!
何だこのでっかい大砲!
あのマウス超重戦車が備えているのは12・8センチ砲ですが、この車両が載せているのはなんと21センチ砲(!)。
実はこの車両は試作の『兵装運搬車』、つまり大砲を『運んで設置する』ための車両なのです。
実際には試作で本体は完成したものの、きちんと運用したこともなく、当然実戦参加もしていません。
キットも当然、その『試作車両』をイメージしたキットですが、本作例は『実際に運用したら』ということで各種装備を追加し、フックなども金属線で取り付けています。
ほら、こんなに長い運搬車両なんです。
大砲の下に駐退機構が敷かれ、この車両は戦場にたどり着いたら、車体の後ろから地面に大砲を下ろして設置するのです。
車体のベースは、あのキングタイガーを流用し、さらに長さを大幅に延長しています。 その上、設置機構もついているのでびっくりするくらい長くて巨大な、大迫力の車両です。
また、実戦的な迷彩が面構成の多い車台を上手く彩って情報量も素晴らしい仕上がり!
ベテランモデラーならではの塩梅です。
それでは 制作者様のコメントです。
大戦末期に車体部だけ試作されたロマン兵器です。
キットが試作時のままで寂しかったので、余剰パーツ+自作パーツでデッチアップしています。
迷彩は末期のヤッツケ3色迷彩にしてみました。
延長された車体をさらに飛び出して突き出た車体後部。
この車両がキングタイガーよりも遥かにでかいことがわかります。
車体後部に取り付けた予備履帯も、制作者様のアドリブによるアレンジ。
でも、実際に使われたらこんな感じになったのでしょうね。
こうしたセンスがとても参考になります。
こちらの作品は、ただいま横浜ショールームのウインドウで展示中。
ぜひ、現物もご覧ください!
それでは、次の作品紹介でお会いしましょう!