こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱い中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がショーウィンドウを彩ります。
さて、そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介してゆきます。
今回の作品はこちら!
ホビージャパン最年少ライター・高校生モデラーの『K-5』さんによる作例です。
扶桑・・・!
と言っても、皆さんが思い浮かべるのは、くの字に艦橋が積み上げられた戦艦扶桑ですよね。
しかしそこは一味違うホビージャパンライター『K-5』様。
今回はまさかの『初代・扶桑艦』です。
ご覧の通り、非常に情報量にあふれているため、そこそこ大きいキットのようにみえるかもしれません。
しかし、本艦は全長70メートルにも満たないフネですので、1/700だと10センチ足らずという、信じられないほど小さなキットです!
いやはや、そんな小さな船体に、ここまでディテールアップや張り線を施しているとは…もはや流石の一言に尽きます!
ふわあああ!
艦橋周りやミリタリーマストの張り線の情報量が凄すぎて、写真だと『ミニキット』であることを感じさせませんね!
実物見たらひっくり返りますぞ(笑)。
さて、甲鉄艦扶桑は、もともとは明治時代にイギリスに発注したフネです。
まだ『戦艦』という艦種が明確にはない頃の時代。
漫画に詳しい方でしたら、るろうにが活躍する漫画で、国盗りを目的とした包帯だらけのライバルキャラが買い付けていた『煉獄』なる『甲鉄艦』のフレンズと言えばわかるでしょうか。
もっとも、最初は装甲を施した、帆走も可能な木造船でしたが、その後幾度も改装を重ね、日露戦争の頃までには『ミニ三笠』とでも言えるような見目形に進化しています。
本作品は、その頃の扶桑な訳です。
もう当初の面影もないほど大改造され、小さい船体なのに非常にゴテゴテした姿が、この小さいキットに凄まじい密度で表現されているのです。
繰り返しますが、これ10センチ未満ですよ!?
1/350の130メートル級の艦戦モデルと言っても通じますよね。
いやいや、70メートル級の1/700キットなのです。
木目もほんと素晴らしい表現。
ぎっちり詰まっているので、まさに全身見どころといった感があります。
それでは制作者様のコメントです。
サクサク・・・だと!?
いやいや。これ、舷窓も開いてるし、張り線も大変なことになっているし、いや絶対サクサクなんて行かないでしょ!?
とんでもない模型技術の集大成ですよ。
この衝撃は、実物を見たら分かっていただけると思います。
「ちっちゃくてすげぇ〜〜!もうすごすぎて訳が分からないよ!」と、思考がかき乱されること必至。
小さいがゆえの巨大なインパクトを、是非味わって欲しい!
只今、こちらの完成品は横浜ショールームに展示中です。
ぜひ実物の素晴らしさを店頭にてご覧ください!
それでは、次の作品のご紹介でお会いしましょう!