横浜ショールーム

お客様のスケールモデル作品紹介 『四式軽戦車ケヌ』

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こんにちは、横浜ショールームの☆野です。

横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がショーウィンドウを彩ります。

そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介してゆきます。
今回の作品はこちら!

作品名  :四式軽戦車ケヌ
制作者様 :生存者 様
使用キット:ドラゴン 1/35 四式軽戦車ケヌ

おお、これは太平洋戦争末期の、帝国陸軍最終決戦兵器のひとつ、四式軽戦車ケヌではないですか!
最近発売されたばかりの新製品なんですよね。
え?
とても『決戦兵器』に見えない? 『古そう』?
イヤイヤイヤ!
とんでもない、間違っていないが、違うんです!

本車両は、もう旧式化して火力不足の九五式軽戦車の車台に、同じく新砲塔に換装されてお役御免になった九七式中戦車(チハたんの事です)の余った砲塔を乗せた『戦時急造車両』なのです。

さあ、ガールズ&パンツァー劇場版を思い返して見ましょう。ええ、知波単学園です。
福田の乗車していた九五式軽戦車は(作中では大活躍していましたが)もう大戦末期では能力不足なのが、画面からも分かりますね。
一方で、隊長の西が乗車していたのが『旧砲塔チハ』です。これは、歩兵支援を前提に作られた砲なので、連合軍の戦車との戦いには向かず、玉田の乗る『新砲塔チハ』に順次切り替えられてゆきました。
余った旧チハたんの砲でも、九五式の砲よりはマシな威力。
そこで福田車の車体に西車の砲塔。
余り物同士(ヒドイ!)をかけ合わせたリサイクル戦車というわけです。

新型(?)とは言え、本土決戦用の兵器。日本の湿土にあってはすぐに汚れが生じていたことでしょう。
本車両は実戦には参加していませんが、もし参加していたら作例のようなウェットな汚れが生じていたことでしょう。
この汚し感覚、見事です。

それでは制作者様のコメントです。

見た目がかわいくて好きです。
まさかキットが、しかもドラゴンから出るとは・・・。非常に作りやすかったです。

制作者様の腕前の良さもありますが、ご覧の通りキットの精度も抜群!
ドラゴンは、九五式軽戦車はリリースしていたものの、実車が九七式の砲塔を乗せるためにターレットリング径を改造したように、車体上面は新金型。
そして、この九七式の砲塔も完全新金型です。
ドラゴンも勇気ある決断をして、このキットの商品化に臨んだことでしょう。(しかし、その甲斐あって、本キットはヒット商品になりました)
とても良いキットの作例を、早く、しかも上手に作ってくださいましたので、購入検討中の方にはとても参考になりますぞ。

本作例は、当店のスケールモデル完成品ウィンドウに展示中。
ぜひその目で作品の素晴らしさと、ドラゴン最新キットの精度を、併せてお確かめください。

それでは次の作品のご紹介でお会いしましょう!