こんにちは、横浜ショールームの☆野です。
横浜ショールームはスケールモデルを充実取扱中!
それだけでなく、入れ替わり制で日々お客様の完成品がウィンドウを彩ります。
そんなお客様の制作したスケールモデル完成品を随時ご紹介してゆきます。
今回の作品はこちら!
まるで戦場写真のような臨場感!
なんとこちらは1/35ではなく、1/48という比較的ミニスケールで表現されたヴィネットなのです。
KV-2。
『街道上の怪物』の伝説を生んだ車両にふさわしい重厚さ、弾痕表現。
そして雪のウェザリングが物語性を高めています。
ヴィネットベースも見事な仕上がり。
1/48なので、このヴィネットも意外とコンパクト。
ですが、芸が細かく、片側がちぎれた履帯、衝突して折れた街灯など、小さなスペースにエピソードを過不足無く投入しています。
『街道上の怪物』の史実エピソードは、たった一両のKV-2が敵の補給線上に立ちふさがったことから始まります。
増援部隊の12台のトラックはことごとくKV-2に破壊され、ドイツは対戦車砲を持ち出すも歯が立たず返り討ち。
そこで88ミリ高射砲なら破壊可能だろうと設営するものの、組み立て中に破壊されます。ううむ。
夜に紛れて工兵が爆薬を仕掛け、足回りを潰しましたが、主砲はまだ動きます。
そこで35t軽戦車を囮にKV-2の気を引き、再度88ミリ高射砲を組み立て、ついに砲撃に成功します。
ところがまだKV-2の砲塔がうごめきます!
工兵が決死の接近を試み、破孔に手榴弾を突っ込み、中から爆破。ようやく武蔵坊弁慶のような怪物戦車は息の根を止められました。
このKV-2もまた、それをオマージュしたかのようなシチュエーションになっていることにお気づきでしょうか?
味方を支援するKV-2。
果たしてこの車両もまた新たなる伝説を生み出しているに違いありません。
それでは制作者様のコメントです。
『弾痕を表現しました。雪の表現は、ファレホのウェザリングエフェクトのSNOW(雪)と重曹を使ってみました』
おお、弊社取扱のファレホ ウェザリングエフェクトをご利用いただきましたか。
それにしても、とても効果的な使い方です。
履帯の外れ方や根本から折れた街灯も効果的な表現をされていることが、このアングルからもわかりますね。
この情報量が、意外に小さなスペースで表現されています。
ぜひ現物も御覧ください。
こちらの作品は、ただいま店舗のショーウインドウにて展示中です。
それでは、次の作品のご紹介でお会いしましょう!