皆様こんにちは!
大阪ショールーム2階スタッフのリ・ヒコです!
今回は3月24日(日)に開催しました「ワールドミニズ筆塗り実演」のアフターレポートをご紹介します!
今回は、
①光源を考えた下地塗装
②フラットペイント(塗り方)とハッチング(筆使い)
③アイペイント
の3工程を実演しました。
まず使用したキットはコチラ!
「ビッグチャイルド」社がおくる、「Songs of WAR」より妖しくも美しい胸像の登場です!
「Songs of War」は女性ならではの美しさを持ちつつ、戦いに挑み続ける女性戦士のキャラクターを展開するシリーズです。
それではレポートスタートです!
①光源を考えた下地塗装
ミニチュア塗装を行う時に重要なのは、「陰影」の表現です。
陰影を塗装で表現する事で、ミニチュアに「存在感」「密度感」を与えます。
ポイントは「どの方向から光が当たっているか(光源)」を決める事です。
今回はミニチュアから見て前方斜め右上を光源として、「ハイライトプライミング」にて目視できるようにしました。
今回は、
28012 ブラックプライマースプレーをミニチュア全体に吹付け、乾燥後にミニチュアの光源として決めた「前方斜め右上」から28010 ホワイトプライマースプレーを軽めに吹付けました。(写真左)
また、陰影を確認する別の方法として、下地の黒を塗装後にライトを実際に当てて、写真を撮ります。
その写真をモノクロにしてコントラストを上げると、光が当たっているところがハッキリ分かり、この写真を参考にすれば、陰影を把握しながら塗装できます!(写真右)
続いて...
②フラットペイント(塗り方)とハッチング(筆使い)
肌をフラットペイントで塗装。
フラットペイントはベタ塗りの事で、思い切って筆を走らせる基本的な塗り方です。
塗料の希釈度は下のパレットが透けるか透けないかの濃度で、塗料を筆に染み込ませた後にキッチンペーパーで水分を調整します。
ハイライトとシャドウを思い切って隣り合わせでぬります。はみ出しても後で塗り重ねれば大丈夫!
今回は、暗い→中間→明るいの3パターンを順に塗装しました。
暗い色はゲームカラー72108サキュバススキンを原色のまま使用。はだ全体を塗装後にサキュバススキンに72101オフホワイトをそれぞれ加えて、中間色・明るい色を作って塗装しました。
ハッチングは細かい線を引き塗り重ねる事です。
デッサンの影を描くタッチのようにシャドウとハイライトの境界線をその中間色で線を幾重にも塗り、グラデーションを表現します。
最後は...
③アイペイント
ミニチュア塗装に於いて、全体の印象を決めるといってもいいのが、アイペイントです。塗装面積が小さいのですが、下記の手順で塗っていきます。
1.シャドウになる部分。今回はモデルカラー70939スモークを使用。
2.白目になる部分。オフホワイトなど少し暗めの色を選びます。
3.下瞼と眼球の境界線部分。毛細血管を意識した赤等を
4.上瞼と眼球の境界線部分に瞼の影を。今回はスモークとオフホワイトの中間色を調色して使用。
5.黒目部分。黒に近いブラウン系の塗料を使用します。今回は青い瞳なので、モデルカラー70809ロイヤルブルーを使用。
6.黒目部分のグラデーションを。上から三段階に調色して使用。
7.最後にハイライト。光源を意識して、最も明るい部分にします。今回はゲームカラー7021マジックブルーと72001デッドホワイトを調色して使用。
小さい面積の塗装で、繊細なタッチが必要になります。何度も練習を重ねていきましょう。私もまだまだ修行が必要です。
今回の実演ではここまででした。後日残りの箇所も塗装して、大阪ショールーム2階にて展示致します!
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是非お早目にご予約ください!
それでは、皆様のご来店お待ちしております。