大阪ショールーム

皆様こんにちは！大阪ショールームスタッフのリ・ヒコです。
年末に向かって、色々と忙しくされてる事かと思います。お身体御自愛頂き、合間に模活でリフレッシュしましょう！

今回はファレホ チッピングメディウムを使って、いわゆる「ハゲチョロ」塗装を実演いたしました！
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
それでは、レポートスタートです！

まず...

チッピングってなんやねん？

ご存じの方もおられると思いますが、チッピングとは上掛けの塗料が経年劣化やダメージを負って剥がれ落ち、その下にあった下地塗料や金属などの地が露出した状態を再現する技法の事をさします。（古いガードレールの塗装が傷ついた跡や、中の金属が錆びた状態をイメージ下さい）
やり方には、大きく２つあります。
①筆やスポンジなどを使って剥がれた部分を基本塗装に上塗りする方法。
②水溶性の透明な剥がし塗料を使って本物と同じように塗装を剥がしていく方法。

今回の実演は、②で「ファレホ チッピングメディウ厶」を使用しました！

それでは、手順と使用方法です！
①先ずは、下地塗装で使用する色を選びます。
後の剥がし作業で露出して見える部分なので、メタリックや錆色など、想定して選びましょう。
今回はメカカラーのダークスチールを選び、今回使用するザクヘッド全体に塗装しました。
塗装後の乾燥は自然乾燥で半日～1日程しっかり乾かせましょう！(乾燥が足りないと、塗膜が弱くなり、剥がし作業の時に下地もめくれ易くなる場合があります。)
下地が乾いたら次はチッピングメディウムを塗装します！
メディウムとはいいますが、このチッピングメディウムは塗料には混ぜず単体で希釈して使用します。
写真の様に少し粘り気のある液体です。


そして、下地+チッピングメディウムの塗装後がコチラ！

※今回は筆で塗装をしましたが、チッピングメディウムを使った塗装はエアブラシがオススメです。剥がし塗料を使うこの技法では塗膜は薄く、かつ均一な塗装が求められるのでエアブラシが必須となります。
チッピングメディウムは１:１.5でクリーナーを多めに希釈下さい。

続いて、最表面の塗装です。カラーはファレホ パステルグリーンを使用。
この後剥がす塗料ですので、ムラは気にせず塗膜が厚くなりすぎないよう注意して塗装すれば大丈夫です。
希釈は普段通りで、塗膜が厚くなりすぎないように注意です。
最上面の塗装も生乾きでなく、且つカチカチ過ぎない程度で剥がし作業に入ります。
半日から1日ほど乾燥させるのがオススメです。

いよいよ塗膜を剥がしていきます！
剥がす箇所（今回はブレードアンテナ）を水でピンポイントに濡らしてください。

メカニズムとしては水が最表面の塗装から内側のチッピングメディウムの塗膜まで浸透します。（水性塗料を使って基本塗装を行ったのは下の層まで水が浸透しやすいからです。）
浸透した水がチッピングメディウムと反応し、剥がしやすくなります！その部分を、今回は竹串でツンツンして...

そして、出来上がったのがコチラです！

丸印の部分をチッピングしました！
戦場で傷付いた装甲をリアルに表現できました！

今回は、全面筆塗りで行いましたが、各塗装面をキレイに仕上げるなら、エアブラシ塗装がオススメです。希釈する際は乾きの早いエアブラシクリーナーを、塗料の場合は１:１で、チッピングメディウムは１:１.5でクリーナーを多めに希釈下さい。

また、チッピングメディウムが生乾きの箇所もあり、写真のように、下地ごと剥がれてしまいました。

各工程での乾燥時間はできるだけしっかり取ってください。
大阪ショールーム2階にて、今回の今回のザクヘッドも展示中ですので是非ご来店の際は、是非ご覧下さい‼


本日紹介しましたファレホの塗装コンテスト「ボークス ファレホペイントコンテスト2」の申込用紙を只今配布中！皆様のご参加をお待ちしております！
コンテストの詳細はこちらから！ 

 各部門のレギュレーションなどはこちらからご確認ください。

最後に、次回はいよいよコチラ！

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 それでは、皆様のご来店お待ちしております！