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「プラモデルスジボリ実演」アフターレポート!

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皆様、こんにちは!大阪ショールームのセンターヴィレッジです!

本日は2月26日(日)に開催された「プラモデルスジボリ実演」のアフターレポートをお送りします!

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ご参加頂きました皆様、ありがとうございました!

さて、実演のテーマとなった「スジボリ」とはそもそも何なのか...。

よく耳にするのは「自分好みのディテールをパーツに追加していくこと」だと思います。

もちろん、そういった作業もありますが、「すでにある溝を掘り直すこと」も大事なスジボリの作業なのです。

では、なぜ掘り直すのか。

それは「塗装後の『スミ入れ』で溝にスミが綺麗に流れるようにするため」になります。

パーツ表面にヤスリをかけたり、塗装をしていく内にもともとあった溝はだんだん消えてしまいます。

すると、『スミ入れ』の際にうまく色が乗ってくれない場合があるんです。困りますよね~。

そうならないためにもスジボリをしっかりしておくことが大事なんです。

今回は「すでにある溝を掘り直すこと」「自分好みのディテールをパーツに追加していくこと」の

2点を実演させて頂きました。予算はなんと1,000円以内!これからはじめる方も是非参考にしてみてください。

それでは行きましょう!まずは使用工具のご案内から!

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メーカー名:ハイキューパーツ 
商品名:スジボリ用ガイドテープ 6mm
価格:440円(税込)

メーカー名:ウェーブ
商品名:HGカービングニードル
価格:550円(税込)

HGカービングニードルは"ケガキ針"になります。ケガキ針とは先端が針のように尖った形状で、

パーツにV字の溝を掘りこむことができる工具になります。先端が針なので、あらゆる方向に動かして

使用することができ、曲線はもちろん"ガイドテープ"を使用すれば綺麗な直線も引くことができるでしょう。

それでは実際にスジボリしていきましょう。使用するキットはバンダイさんのガンプラ「HG ガンダムエアリアル」!

魅惑のふとともにLet'sスジボリ開始!!

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【すでにある溝を掘り直す作業】

①まずはスジボリしたい部分を決めます!

②「スジボリ用ガイドテープ 6mm」をスジに沿って貼り付け、 「HGカービングニードル」で軽く軽くなぞっていく。

力加減に要注意!一度で彫り込もうとしないで何度も一定方向からなぞるように彫り込んでいきましょう。

多少はみ出たとしても「400番 紙ヤスリ」あたりで表面を磨けば修正できますよ!

③途中、削りカスがたまりだしたら筆で払います。筆がない場合は歯ブラシでも代用可能です。

こまめに削りカスを払うことで、引っ掛かりやスジボリの線のズレを回避できます。

④最後に「スジボリ用ガイドテープ 6mm」を剥がせば完成です!

お次はコチラ!

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【自分好みのディテールをパーツに追加していく作業】

実は「片側だけに新たなスジを入れたい!」のであれば【すでにある溝を掘り直す作業】と同じ手順で

スジを入れたい部分にガイドテープを貼り付け、けがき針でなぞればできちゃいます。ですが、

難しいのは写真のように左右対称にスジボリを行うとき。これには少し工夫が必要なんです!

①まずは片側に鉛筆、もしくはシャーペンで下書きをします。

②下書きの上にセロハンテープを貼って、油性ペンで下書きをなぞりましょう。

③セロハンテープを「プラバン」または、「厚紙」に貼り付けて、はさみやカッターで綺麗に切り出します。

ちなみに、プラバンを使用する際はなるべく薄いものを使うと加工がラクですよ!

切り出したパーツにガイドテープを貼り付け、パーツに沿って切っていきます。左右対称に貼れるように2枚用意しましょう。

④切りだしたガイドテープを貼りつけて、ケガキ針でスジを入れれば完成!

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いかがだったでしょうか!?綺麗にスジを左右対称に彫れたのではないでしょうか!

今回はこの2点の工具をご紹介いたしましたが、

ケガキ針以外にも、直線が引きやすい先端が平ノミになっているタガネや

プラ以外の素材が混同したパーツに使いやすい目立てヤスリ、

パーツのカットやスジボリの両方出来るエッチングのこなどなど...。

スジボリに便利な工具は各社様々ございます!

大阪ショールームには関連商品に詳しいスタッフがおりますので、
分からない事や聞きたい事についていつでもご相談ください!

最後に、次回の実演の告知になります!

ワールドミニズ筆塗実演20230305.jpg

内容:ワールドミニズ筆塗り実演

開催日:2023年3月5日(日)

開催時間:13:00~ 15:00~の2回開催

開催場所:2階 俺の模型部屋

※どなたでも自由にご覧いただけます。

「筆塗りの塗装って何がいるの?」「こんなふうに仕上げたいんだけど...」などなど、

筆塗りのHOW TOを生で聞けるチャンスでもあります!ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか!?

それでは、次回の実演とショールームニュースもお楽しみに!