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ファレホ エクスプレスカラーとそれ以外のカラーで塗り比べてみた!

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皆様こんにちは! ボークス名古屋ショールーム スタッフMです。

本日は先週末11月25日(土)におこなった『ファレホ エクスプレスカラーとそれ以外のカラーで塗り比べてみた!』塗装実演のアフターレポートです!

なお、ミニチュアはミニチュアでもワールドミニズ......ではなく、ミリタリー情景描写に欠かせないタミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズを使って実演を行いました。

前日までの準備

比較のため下地を複数パターンに分けてみました。

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74602 プライマー ブラック 200ml と、74600 プライマー ホワイト 200ml をエアブラシと筆で塗りました。

それぞれの下地は以下のように作りました。

A:74602 プライマー ブラック 200ml と、74600 プライマー ホワイト 200ml でハイライトプライミング。
B:74602 プライマー ブラック 200ml と、74600 プライマー ホワイト 200ml でハイライトプライミング。74600 プライマー ホワイト 200ml を吹き付ける量を多めにする。
C:74600 プライマー ホワイト 200ml をエアブラシで塗布。
D:74600 プライマー ホワイト 200ml を筆で塗布。
塗ってみた

塗装もそれぞれ異なる方法で行いました。塗装時間は実演時にざっくりと計った時間になりますのでご参考までに。

A:エクスプレスカラー以外のカラーで塗装。
B:エクスプレスカラーをメインにウォッシングや他シリーズでの一部塗装。
C:エクスプレスカラーをメインに他シリーズでの一部塗装。
D:エクスプレスカラーで塗装。

塗装に使用したのは 造形村スペシャルブラシ ZM05 のみです。
エクスプレスカラーを使うときには、保水力の高い筆で一気に色を置いていくと上手く染め上げることができます!
また造形村スペシャルブラシシリーズは、穂先がとても細いので、細かい塗り分けなどにも便利な逸品です。

まずは

A:ハイライトプライミング後、エクスプレスカラー以外のカラーで塗装(塗装時間 120分)

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服は72067 カイマングリーン(リニューアル前)と 70995 #167 ジャーマングレー を中心に、肌は 70341 肌色用ベースカラー70342 肌色用ハイライトカラー で陰影をつけ、ハイライトや襟章などには 72095 グレイシャーブルー (リニューアル前)を使っています。
最後に73201 ウォッシュ ブラック(リニューアル前)でウォッシングして全体の統一感を出しています。

塗ってみた感想

ハイライトプライミングを参考に陰影を自分でつけないといけないぶん、塗装には時間がかかります。

時間に余裕があってじっくりと塗装したい場合や、ミニチュアを主役に据えたいときには細かい調整が可能なのでおすすめです。

B:エクスプレスカラーをメインにウォッシングや他シリーズでの一部塗装(塗装時間 45分)

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コートと制帽は 72419 プレイググリーン72423 ブラックロータス を混色し、ベルトやブーツは 72420 ウェーストランドブラウン72423 ブラックロータス を混色、肌は 72402 ドワーフスキン 、襟と制帽のツバは 70995 #167 ジャーマングレー 、ハイライトや襟章などには 72095 グレイシャーブルー (リニューアル前)を使っています。最後に73201 ウォッシュ ブラック(リニューアル前)でウォッシングして全体の統一感を出しています。

塗ってみた感想

上半身にはエクスプレスカラーによる立体感がありますが、下地にグレーがかった部分が多いため、落ち着いた色合いになっているのがわかります。
また、コートの裾やブーツの影などには、ハイライトプライミングによる影表現が働いていますので、全体的な統一感もあります。

AFVや航空機をメインにしたジオラマ制作などで「ミニチュアを置いて雰囲気を出したい!でも人を塗るのは苦手......」な方や、時間的余裕がないときには非常にタイムパフォーマンス(時間対効果)のよい塗装方法だと思います。

C:エクスプレスカラーをメインに他シリーズでの一部塗装(塗装時間 30分)

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コートと制帽は 72419 プレイググリーン72423 ブラックロータス を混色し、ベルトやブーツは 72420 ウェーストランドブラウン72423 ブラックロータス を混色、肌は 72402 ドワーフスキン 、襟章などには 72095 グレイシャーブルー (リニューアル前)を使っています。

塗ってみた感想

白下地のおかげでしっかりとエクスプレスカラーらしい発色になっています。
エクスプレスカラーのカラーラインナップが、鮮やかな色を中心としているため、情景によっては鮮やかすぎるように感じるかもしれませんが、そんなときは混色や重ね塗りをおこなって彩度を下げていくと良いと思います。

なお、塗装時間の30分のうち半分は乾燥時間ですので、塗装自体はとても早く完了します。こちらもBの方法と同じく非常にタイムパフォーマンス(時間対効果)のよい塗装方法です。

D:74600 プライマー ホワイト 200ml を筆で塗布。

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コートと制帽は 72419 プレイググリーン72423 ブラックロータス を混色し、ベルトやブーツは 72420 ウェーストランドブラウン72423 ブラックロータス を混色、肌は 72402 ドワーフスキン を使用しました。

塗ってみた感想

プライマーを筆で塗るとどうしてもムラができてしまい、エクスプレスカラーの性能が発揮しきれませんので、おすすめできません。
実際に塗ってみた感じとしては、スプレーやエアブラシ塗布したものに比べて、エクスプレスカラーがうまく伸びない印象を受けました。
「味がある」と言えばそうなので、うまく使いこなせば唯一無二の塗装方法になるかも......。

ですが、エクスプレスカラーの導入をお考えの場合は、エクスプレスカラーの性能を最大限に発揮していただきたいので、エアブラシでの下地作りを行うか、28010 ホワイトプライマースプレー 400ml をご利用ください!

まとめ

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以上、今回は4つのパターンで塗装してみました。

エクスプレスカラーとそれ以外のカラーシリーズを使うことで、お好みや気分に合わせて「どういった方法で塗装するか」「どれくらいの密度で仕上げるか」の幅が広がります!

最後に 1/35 ミリタリーミニチュア の塗装にもオススメな ファレホ ゲームカラー エクスプレスカラーシリーズを使った作品のエントリーができる

ボークス ファレホペイントコンテスト 2

は、ただいま店頭で参加申込書配布中です! みなさまのご参加をお待ちしております!

次回の実演予定

12月2日(土)14:00から

キミにもできる!ブロッカーズ ジョイントセットやパーツセットで組み替え実演!!

を予定しております。

それでは! 次回のSRニュースでお会いしましょう!