名古屋ショールーム

This Is Sparta! ワールドミニズフェア3 ファレホ筆塗り塗装実演アフターレポート

 名古屋ショールーム 

皆様こんにちは! ボークス名古屋ショールーム スタッフMです。

本日は3月26日(日)に行いました ワールドミニズフェア3 ファレホ筆塗り塗装実演のアフターレポートです!

ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

ミニチュア塗装に関するご質問や実演リクエストは、随時募集中ですのでよろしくお願いします!

今回のテーマ
  • 金属を金属色で塗る
  • 陰影を意識する

ビッグチャイルド社 スパルタ兵セット にも入っている スパルタ重装歩兵2 を塗っていきます。

ビッグチャイルド社のキットはキレのある造形が特徴で、特に スパルタ兵セット

力強さと躍動感が伝わってくるような構図と、メリハリの効いた筋肉の造形がとても魅力的です。
また兜や鎧のディティールは勿論、各所の装飾もシャープに再現されており、塗装映えする仕上がりとなっています。
スパルタ兵の特徴とも言える槍の柄は真鍮線で表現。戦場風のベースも付属します。

また、完成サイズも100mmと、非常に塗りごたえのあるキットとなっております。

なにより、スパルタといえば、テルモピュライの戦い! スリーハンドレッド!!! と、気持ちを高めながらペイントしていくことができます!

ハイライトプライミング

まずは仮組みをして、光源をどこにするかを決めました。

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実際に光を当ててみて、どのライティングがいいかを決めて、実際の光源と同じ位置からホワイトを吹き付けてました。

使用したプライマーは 74602 プライマー ブラック 200ml74600 プライマー ホワイト 200ml

造形村 AIR FORCE 2 + 造形村 プロモデルA を使って吹きつけています。

また今回は筆塗り中も光を当てたときの写真を確認して、影などを強調しています。

金属を金属色で塗る

ミニチュア塗装の金属表現といえば、非金属色で金属のように塗る「ノンメタリックメタル」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回は金属色で金属を塗っています。

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まずはベースとなる 72058 ブラッシーブラス 17ml を薄く複数回塗ります。

一度で発色させるのではなく、「薄く塗る→乾かす→薄く塗る」を繰り返して発色させていきます。

使用した筆は、名村大成堂のV-STOCKシリーズのフィルバート筆 0号と2号です。

スパルタ重装歩兵の筋肉鎧は青銅製で18kgに及ぶものもあったそうなので、その重さを表現するべく、複数の色でウォッシュをかけました。

今回鎧部分に使ったのは以下の5色です。

「ベース色を塗る→ウォッシュ→明るくしたいところにベース色を塗る→ウォッシュ」を繰り返して立体感を出していきます。

陰影を意識する

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ハイライトプライミングと、ライトを当てたときの影を参考にしながら肌色部分を塗っていきます。

筋肉の流れや動きを意識しながらペイントします。

両腕は盾やマントの陰になるのでハイライト部分が少ないですが、組み立てたときにマントから出る部分(右腕)にはハイライトをはっきりと入れました。

肌色は以下の3色で塗っています。

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他の部位も同様に塗っていきます。

マントに使用した色は以下の3色です。

と、ここで実演の時間(約4時間)が終了してしまいましたので、ひとまず仮組をしました。

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仮組みをした状態でハイライトプライミングしたことで、パーツ毎に塗装を行っても影の方向がズレずにすみました。

次回のSRニュースでは、ベースや槍の塗装と鎧の傷表現などを掲載できればと思います。

それでは! また次回のSRニュースでお会いしましょう!