こんにちは!神戸ショールーム店長の山崎です!!
ちょっと遅くなりましたが、5月21日・22日に行ったキャラグミン組み立て実演のアフターレポートです!!
今回製作したのはキャラグミン最新作の観鈴ちんです!
キャラグミン AIR
■nonスケール 4色成型カラーレジン製組み立てキット
■原型制作: 造形村
■全高: 約155mm / 全幅: 約102mm
■パーツ数: 19点、瞳デカール付き
■価格: ¥9,900-(税込)
©VISUAL ARTS/Key
今回は塗装をメインにレポートしてまいりますので、離型剤落としや表面処理(バリ取り、パーティングライン消し)、軸打ちなどの組み立て過程はこちらもご参照ください。
・離型剤落とし → 「キャラグミン組み立て実演 プレ」 ~下準備編~
・表面処理 → 「キャラグミン組み立て実演」~組み立て実演編~アフターレポートその1
・軸打ち →
「キャラグミン組み立て実演」~組み立て実演編~アフターレポートその2
キャラグミン組み立て実演 第2弾 アフターレポート その1
離型剤落とし、表面処理(バリ取り、パーティングライン消し)、軸打ちを行って仮組したものがこちら!
ここからいよいよ塗装を行って参ります!!
■塗装
塗装に入る前に塗料の喰い付きが良くなるようにサーフェイサーを吹き付けます。
・サーフェイサー吹き → キャラグミン組み立て実演アフターレポート~その3~
今回、塗装は基本キットの成型色を活かしながら筆塗りで行ってまいりますが、ジャンパースカートだけはエアブラシを使用いたしました。
ファレホのモデルカラー70807(MC049)オクスフォードブルーに少量のブラックを混ぜた影色を作成し、スカートのシワの谷間部分などに吹いていきます。
モデルカラーはボトルのままではエアブラシ塗装できませんので、エアブラシシンナーや精製水で薄めて使用します。
今回は塗料1に対してエアブラシシンナー1~3程度に希釈したうえにフローインプルーバーをやや多めに足して薄めに調色いたしました。
フローインプルーバーを混ぜると乾燥が遅くなるのでエアブラシでファレホを塗装する際、作業中にファレホが乾燥して先端が詰まってしまう現象を緩和できます。
エアブラシ塗装の際は約10~20%ほど添加して使用します。
影色を吹いた後は、オクスフォードブルーを影色と同じように薄めたものを、シワの山部分や影色との境目などに薄く吹いて、全体のグラデーションを整えていきます。
同様にソックス部分もエアブラシで塗装を行ったあと、ブーツ部分を筆で塗装しております。
(モデルカラー70822(MC150)ジャーマンカモフラージュブラックブラウンを使用)
ブラウスは、モデルカラー70820(MC004)オフホワイトにゲームインク72085 イエローをごく少量混ぜてエアブラシシンナーとフローインプルーバーで薄めたものをシワの谷間部分やスカートとの境目、襟の下など影になる部分に何度も塗り重ねてメリハリをつけていきます。
続いてネクタイの赤や背中の肩紐、襟と袖のラインをはみ出さないよう気を付けながら筆で塗装していきます。
ファレホを筆塗りする時もフローインプルーバーを1~2滴混ぜておくと、乾燥が遅くなり塗料のノビが良くなるので滑らかに塗ること出来ます。
細い線や細かな部分をはみ出さずに塗るコツとして、筆の先端部分にのみ塗料を適量含ませるように心がけてください。
塗料を含ませすぎるとはみ出しやすいので余分な塗料は塗料皿のフチなどで落としながら穂先を整えていただき、作業台に肘をつくなどしてパーツを持つ手と筆を持つ手の両方をしっかりと固定した状態で塗ってあげると狙ったところを確実に塗ることが出来ます。
万が一はみ出した場合は、エアブラシシンナーや水を含ませた綿棒などで拭き取ってあげるか、乾燥後につまようじなどではみ出した部分を削り落としてリカバリーしてあげてください。
このほか、手のひらのシワや耳、髪の毛の溝部分にゲームインクのイエローを薄めたものをスミ入れの要領で塗ってメリハリをつけております。
ここまで来たら完成までもう少しですが、本日はここまで。
次回は瞳デカールの貼り付けを行いますのでこちらもお楽しみに!!
みなさまのご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。