皆さまこんにちは!
ファレホとミニチュアペイントをこよなく愛する広島ショールーム店長のコウゾウです。
皆さま近頃のお家時間はいかがお過ごしでしょうか?
本日は自宅でホビーを楽しむ皆様への応援するべく、ファレホを使った1/35フィギュアの簡単塗装をご紹介!
今回塗るのは、こちら!
3Dスキャンで再現された、精密なディテールが素晴らしいタミヤの新作キット「1/35 ドイツ歩兵セット (大戦中期)」よりパッケージ左下の兵士です!
まずは下地づくり。ミニチュアのハイライトプライミングの要領で「70602 プライマー ブラック 17ml」で全体を塗装。
光の当たる方向を決めて、ふわっと柔らかく「28010 ホワイトプライマースプレー 400ml」をスプレーしました。※下地をすべて塗りつぶさないようにうっすらと白がのる程度
続いてベース塗装です。
◆使用カラーと塗装手順
塗料の希釈は筆に含ませた水で薄めるようにすると丁度いいです。
水分が多くて塗料がはじいたりモールドに溜まったりするようなら、筆の根本をキッチンペーパーのエッジに当てて水分調節を行いましょう。最適な塗料濃度のコントロールが綺麗な塗装のコツです。
最適な濃度コントロールができていれば10分ほどで重ね塗りできる程度に乾燥するので、2~3回塗り重ねて塗りムラを無くしましょう。
12時間以上しっかり乾燥させたら、「73200 セピアウォッシュ」でウォッシングしていきます。
目や口など顔のパーツの凹部分や服のシワ等影になる部分に、スミ入れの要領で筆先を使用して流し込みます。
革のベルトやモーゼルKar98Kライフルなどの小物は全体にウォッシュをかけ、トーンを落とすと共にディテールを際立たせます。
続いては肌のハイライト塗装。
◆使用カラーと塗装手順
同様に服のハイライト塗装もやっていきましょう。
筆の腹を使用してモールドのエッジのみに色を載せていきます。
◆使用カラーと塗装手順
全パーツを接着して、顔や服、小物の影になる部分、ガレキの溝に「70939 スモーク」に水を3滴ほど加えた薄い色を流し込みます。
仕上げに全体のドライブラシ。
「70912 タンイエロー」80%+「72101 オフホワイト」20%で混色した色に水を1滴加えて薄めます。
キッチンペーパーで余分な塗料をしっかり取ってから、やわらかく全体にドライブラシをかけていきます。
この時、塗料が多めに残っている塗り始めは、長靴の足元など汚れやすいところからはじめると失敗しにくいでしょう。
最後に塗り残しやはみ出しをリタッチして、全体を調整すれば・・・
ということで「1/35 ドイツ歩兵セット (大戦中期)」をファレホで塗ってみましたが、いかがでしたでしょうか?
最近のタミヤの3Dスキャンキットはディテールが素晴らしく、簡単塗装でも非常にカッコよくなるので本当にオススメです!
今回は、組み立て含め1日2時間ほどの作業で計4日、約8時間ほどで完成となりました。
ファレホでの筆塗りは思っている以上に簡単で楽しいので、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!
今回紹介した「ハイライトプライミング」「染め塗り」についての詳細と実際に1時間で塗装実演した作例を紹介した下記記事もあわせてご覧ください↓↓
またスケールモデルに使いやすいファレホカラーを紹介した記事はこちら!↓↓
筆塗りやファレホについてご不明点や疑問点がございましたらぜひお気軽に店頭スタッフまで!広島ショールームスタッフ一同皆様のご来店を楽しみにしております。
皆さまお体に気をつけて良いホビーライフをお過ごしくださいませ!