皆様こんにちは!ホビースクエア秋葉原用品コーナー担当の★野です。
本日も皆様に耳よりの情報をお伝え致します!

さて今回は、ボーンペイントの「ボーンプライマー」をご紹介!

1105_02.JPG

いま、プライマーは様々なメーカーがリリースしており、どれもこれも良い物ばかり。
じゃあ、そんな中新型のボーンプライマーはなにが良いの?

プラモデルの強固な下地作りにガイアノーツのマルチプライマー2
ガレージキットにはサラサラしている上にムチャクチャ強力なフィニッシャーズのマルチプライマー

それではボーンペイントは・・・

PVCやエッチング、ポリカーボネイトなど異種素材を含めた下地材として強力です!

例えば美プラの手首パーツ。

これらの下地材としてかなり強い塗膜を持ちます。
(もちろん、完全に剝がれなくすることは出来ませんが、従来のモノよりも異種素材に対して強いのです。)


それでは、美プラの塗り分けをしてみましょうか。

今回の美プラの手首パーツ(何のパーツか分かるかな?)は、複雑な模様が付いています。1105_03.JPG

細かい塗り分けは、エナメル塗料とファレホの出番!

出来れば白いパールのエアブラシでササっと塗りたかったので、マスキングをすることにしました。

プライマーをしっかり乾かした後、大雑把にGSCマスクゾルを使ってマスキングしています。

白い模様のラインの外枠側を境目にしてマスクゾルを塗ります。1105_01.JPG

黒いラインはスミイレを入れる事で線の塗り分けをしました。
これならはみ出してもうすめ液での修正が容易です。
マスキングのミスやエナメルのはみ出しの修正、手の甲の2つの白点はファレホで筆塗り。
隠蔽力が高いので、細かい修正ならエアブラシ塗装の塗面と一見では見分けがつかないレベル。

最初からピシッとやるのではなく、大雑把にマスキングして筆でリカバリーする方向で手軽に手早く完成させられました。
(手首9個全部塗った!)

これをそもそも「チャレンジしよう」という気が起きたのも、このボーンプライマーの定着力の高さ故です。
もちろんボーンプライマーが剥がれるという現象もありましたが、クリアー系の塗料を上掛けするなどのリカバリーでクリアーしました。

模型作りは「成功」と「失敗+その修正」の繰り返しですが、ボーンプライマーはその成功率を高めてくれるアイテムと言えるでしょう。


続いてエッチング(真鍮製)の下地として試してみましょう。1105_04.JPG

こちらもまた、非常に強力な下地を形成しました。
もちろんこれを塗れば絶対剥がれない、などと云う事はありませんが、「金属系パーツだというのに剥がれにくい」という点では群を抜いています。

今回使用したのは、「天幕の支柱」という金属パーツです。
実際の船が、「日よけの天幕」を甲板の上におっぴろげる、ということが良くあるのですが、その支柱です。
手すりのさらに内側にたくさん立ち並んでいます。

模型的には、コレを加えるとごちゃごちゃ感が増してカッコいいんですよね。

ちなみに手すりの方は既存のプライマーを使いましたが、ボーンプライマーの方がさらに強力に食い付いています。
(ただし、「どっちが上」という話ではありません。「どこに使うのが向いているか」ということで、既存のプライマーには別の良い所があります。)

という訳で、異種素材が関わる模型(PVCやらポリカーボネイトやら、金属やら)に心強い味方が増えました!
当店では各種プライマーを取り扱い中。
当然、ボーンプライマーも絶賛発売中です。
「この題材は自分も塗装したい・・・」
という時にお役立ちですぞ!!


次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!