皆様、ごきげんいかがでしょうか。
新年あけてから早いものでもう2月、あっという間に1カ月たったのが不思議なミニチュア担当です。
また、今年は立春が今日ということで、節分が2月2日となっており、そんなことがあるのか!と初めて立春と節分の関係を知りました......。
さて、そんな昨日といえば『ファレホペイントコンテスト4 』投票最終日、たくさんの投票ありがとうございました。
結果発表は2月9日(日)発表予定!ぜひ店頭での結果発表&表彰式にも皆様ご参加お願いします!
ガールズアンドパンツァーの継続高校仕様のT-26ですね。
元々はフィンランド軍が鹵獲したソ連戦車T-26がモチーフです。
1/144スケールの軽戦車ということで、戦車だけなら親指の爪の上に乗る大きさです。
舞台は初冬という設定でしょうか、地面には雪が積もっており、車体にもちょっとだけ雪が乗っています。
雪の上のパンツァーグレーということで、作品は小さいながらも存在感を感じます。
スケールに合わせて明るめに色を調整されていることで、明度差が大きくならずに、作品全体のまとまりも良いですね!白と黒という明度が反対の組み合わせは目がチカチカするものですがこの作品からは感じられないでしょ!
小さい作品にもかかわらず、しっかりと戦車のモールドが見えるのは、その面毎の色味を変えておられたり、トップの部分にはハイライトを塗装されているからです。
軽く書いていますが、この技法は普段1/35スケールに施すもので、その約1/4のスケールに施すには、色味の調整(色の差がないと別バーツ感がなく、差がありすぎるとバラバラ感がでます)と「面」毎に塗り分ける技術のどちらもがないと出来ないのです!
さらにこの作品の物語性を強調しているのが、車体上面の雪の表現です。
小さいにもかかわらず、塗装で再現されている雪の表現が最適で、とても自然なのです。
今回、きりぼしだいこん 様の作品を3点ご紹介しているのですが、そのどれもが、最適な濃さの塗料をバランスよく使用されています。後の2作品もその点にご注目ください。
きりぼしだいこん様には、前回のファレホコン3にもGames Workshop『SAURUS WARRIORS』を出展いただいております。今回も出展いただきありがとうございます!
今回の作品も、ベースを含めても手のひらに収まるくらいの大きさで、鼓手のトカゲ戦士は親指くらいの大きさしかございません。なのに、まるで実際に走っている様な疾走感を感じます!
鼓手のトカゲ戦士のウロコ一枚一枚に注目いただきたいのですが、鱗の中心部を濃くすることで、作品自体に重量感や存在感はあるのですが、この戦士自体には、軽快感を感じます。
色を濃くするために本体と同系色の透明感のあるカラーを使われていることで、全体としては、暗くならずに鱗の中央部だげ色が濃くなり、鱗の外周部分が白いことで明度が上がり、疾走感につながっているものと思われます。
恐竜は重量感や硬質感を感じますね!
トカゲ戦士が騎乗している濃いオレンジの恐竜は、影の色として「黒」を使用されており、トカゲの戦士との質感の違いで、お互いが目立っております!
ダージンペイントフォージのミニチュアは、超小型なのです。
きりぼしだいこん 様の3作品目は、塗装でモールドを活かしています!
まずは、モールドをきっちりと塗り分けている。
エルフが身に着けているネックレス、ブレスレットやサンダル、そして楽器のペグやバチなどもきっちり塗り分けられています。実際に見ていただくと分かるのですが、上記のモールドは「点」です。それらの形状が把握できる塗装が凄いです。
モールドがない部分は、塗装で表現されています。
髪の毛、肌の部分、ズボン、トカゲ、オオハシ(鳥)は、細かなモールドがない分、ハイライトとシャドーをうまく塗装して、面の情報量が増えています。
部分によっては、点描のように点で描かれているので、小さな対象における塗装方法を作品を見るだけで学べますね!
そしてこの作品の存在感を高めているのは、エルフが腰かけている切り株とオオハシ(鳥)がとまっている、岩の塗装なのです。
この2点が、写実的になっております。適度なツヤがあり、光のあたり具合によるモールド毎の塗り分けもされており単体でも存在感があります。
この目を引く、切り株と岩の効果で、作品の登場キャラクターにも注目することができますね。
今回最後となる作品はドラゴンです!こちらの作品はバンダイ『ギャオス(幼体)』を使用してるとの事ですが、色々なものを組み合わせて表現されたものだったとりと塗り以外にも面白い作品です!
まずは顔から見て参りましょう!まさに孵化の最中とことで皮膚や羽根を瞳の発光の影響が出ており、青からターコイズブルーに変化をしている。その滑らかなグラデーションが素晴らしいです!また、殻が割れた時に漏れ出た液体の鮮度ある質感が本当に今生きてる、躍動しているかのようです。
別アングルで見ていただくと、パイロープの卵ということで落ち着いた赤、割れた部分から下に向かうことで濃い色合いになることで、よりドラゴンの雛に目線が誘導されます。
最後に後ろからも!明暗を効果的に描かれていることで、後ろからもドラゴンの雛は明るく見えます!透けているということで全体的に青っぽさがありますが成体になったらパイロープ、落ち着いた赤色だったりするのかな?など想像したくなるような作品でした!
さあ!いよいよ今週末 2月9日 日曜日 16:00より、ホビースクエア秋葉原内 俺の模型部屋前におきまして、ファレホペイントコンテスト4の投票結果発表ならびに表彰式を行います。
作品を出展された方はもちろん、投票にご参加いただいた皆様のご来店をお持ちいたしております。
表彰式が終了次第に作品の返却が始まりますので、実際の作品を、見たい方は日曜の15時までにご覧くださいませ!
それでは、皆様のご来店、式へのご列席をスタッフ一同お持ちいたしております。
ファレホペイントコンテスト4まとめは以下の通りだっ!
□前回までのあらすじ↓
■ボークス ファレホペイントコンテスト4 作品受付開始直前!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その1 (No1,2,7,8,9)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その2 (No.3~6)bell様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その3 (No.10~14)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その4 (No15~19)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その5 (No.20~25)マガツヒ様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その6 (No.26~30)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その7 (No.31~34)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その8 (No.35~37)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その9 (No.38~43)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その10 (No.44~47)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その11 (No.48~51)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その12 (No.52~54)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その13 (No.55~58,62,63)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その14 (No.59~61)おやつのパパ様特集回‼
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その15 (No.64~67)aerocholic様特集!
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その16 (No.68~70)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その17 (No.71~75)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その18 (No.76~78)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その19 (No.79~81)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その20 (No.82~84)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その21 (No.85~89)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その22 (No.90~92)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その23 (No.93~96)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その24 (No.97~99)
■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その25 (No.100~104)