ホビースクエア秋葉原

■HS秋葉原!ファレホペイントコンテスト4 参加作品紹介 !その6 (No.26~30)

 ホビースクエア秋葉原 

もう今年もあとわずか......皆様こんにちは!ガン担当です!!

あっという間に年末ですね~今年は12月に入っても暖かいなと感じる日が多く、本当に寒くなるのか?なって疑心暗鬼でしたがとても寒い!布団から出たくないと思ってしまう担当ですが今日も張り切ってファレホペイントコンテスト4作品紹介やって参ります!

お客様作品紹介始まりますっ!

【風を感じさせる爽やかさ】

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お客様名:Titan-P様
作品名:シュヴァル グラン
ファレホ使用率:3%
コメント:基本ラッカー塗装です。金色等をファレホを使用しました。

まずはウマ娘より「シュヴァルグラン」のイベントレジンキットを使用した作品です!
実馬の馬主である「佐々木主浩氏」の要素が散りばめられた彼女をじっくり見ていきましょう!

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まずは顔から!凛々しめの表情の中に、頬にチークとハイライトが描かれ彼女の可愛らしさも引き出していますね!
また、金色部分にファレホを使っていただいているとの事で、光沢のある白に金色が良く映えております!

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次はマントの裏側に注目!ここにはかつて馬主の佐々木氏が所属してベイスターズという事で星屑のようにキャラクターに表現さています。
その特徴的なマント裏側の星屑模様をラメを駆使して表現しているのには驚きでした!

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最後は足元!やっぱりウマ娘という作品ならば見たくなる......シンプルなカラーながら、内側の濃紺や蹄鉄などがしっかりと細かなポイントも抑えられている素敵な作品でした!

【店長コメント!】
いつも素敵な作品をお持ち込みいただきありがとうございます!今回はなんとロボではなく娘っ! フィギュア作品の登場に店長、ちょっとテンションが上がっております!フィギュアといえば「顔が命」。チークの柔らかな表現や、ハイライトで描かれた瞳が本当に素晴らしいです!気恥ずかしそうな表情が伝わってきて、キャラクターの内気な魅力がしっかりと引き立っていますね。ファレホの発色を活かした丁寧な金塗装が、衣装やアクセント部分にしっかりと映えていて高級感があります。細部へのこだわりと手仕事の繊細さ、さすがです。

【パリピなメタリックだからこそ際立つお肌】

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お客様名:まつゆう様
作品名:メリークリスマス!良いお年を♡
ファレホ使用率:35%
コメント:瞳髪爪唇、服の白い部分やベルトなどにファレホ使用。特に白の上から塗ったシルバーと瞳に使った透明色がとても便利。1/12なので睫毛植毛と網タイツ貼りは、苦行でした。

続きまして、BRICK WORKS「サンタガール」と「カリブーガール」を使った作品をご紹介!
現実と虚構の雰囲気の組合せが癖になります!サンタ服・トナカイ服のメタリック感と肌や髪の毛のソリッド感の差でついつい作品に見入ってしまいますね!

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そして注目してしまう瞳の美しさや植毛された睫毛!
メタリックな服装に合わせた不思議な雰囲気に引き込まれてしまいますね!

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後ろからも見ていただきたい!トナカイの尻尾にはただ塗るだけじゃなく、しっかりとグラデーションがかかっており、毛並みの質感が感じられていいですね!

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そして、まつゆう様のこだわりポイントの網タイツにも注目してしまいます!
後ろの鏡には何か仕掛けがあるようですが、それは実際に見て確かめていただきたい!!
各部の塗装の質感で上手く視線を誘導されてしまい、見どころを逃さない!楽しい作品です。

【店長コメント!】
この時期にぴったりな作品が到着しましたよ~!かわいいぞぉ~!!クリスマス気分をしっかり盛り上げてくれる、美しき2人組の登場です!まず特筆すべきは、絶妙なサイズ感の中で、美人さんのお顔の細かさ!小さいながらも睫毛の植毛や網タイツの貼り付け、これぞまさに手間と愛の結晶といえます!その苦行(?)を乗り越えて完成させたメイクの完成度とブラシコントロール、さすがです!肌のつや消し表現が絶妙で柔らかさを感じさせつつも、対比となるギラギラのクリスマス生地感の再現がえぐい!素材の質感を見事に引き出していて、衣装そのものが輝いています。

出渕タッチのスレイプニール!

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お客様名:Lidths Jay様
作品名:Something out of blue
ファレホ使用率:70%
コメント:本体の外装とベースをファレホの筆塗り。エクスプレスカラーで装甲のごつさを表現しました。

次の作品は海洋堂「ARTPLA スレイプニール」を使用した作品です。

「機神幻想ルーンマスカー」の幻想的な世界観にあった、エクスプレスカラーを使用された「染め塗り」によって凄く良い効果が出ています!
濃淡をつけやすい塗料の性質を上手く活用されています!
Lidths Jay様がイメージされた「装甲のごつさ」がベースのホワイトで光を、淡いブルーで装甲のうねりを表現されており、その2点の組合せでしっかりと装甲のごつさを感じることができます!

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また、装甲の隙間から見えるフレーム部のスチールブラック、装甲の装飾のゴールドのメタリック色と装甲色の淡い色の「差」で幻想世界のマシン感が強調されて、さらに装甲の存在感があります!

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そして、「たてがみ」の塗装はおそらく同じエクスプレスカラーを使用されておられると思われますが、このたてがみの塗装では、陰影を強調された塗装で、「風」の動きを感じさせる柔らかだけれどもシャープな表現になっていて、同じ塗料でも塗装技法の違いで全く異なる表現ができる事に驚きました。

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足元のベースにもご注目です。まさに本当の岩、地面かのような質感表現や本体下に赤身のある影が落ちていたりと細部にまでこだわりを感じる、とても素晴らしい作品でした!

【店長コメント!】
海洋堂が手掛けるプラモデルシリーズ「ARTPLA」から、細かいパーツが満載ですが、そのディテールを塗装で見事にメリハリをつけているのが素晴らしい!まず目を引くのが、全体の寒色を基調とした透明感ある配色。青のグラデーションがとても美しく、どこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。そして金色の装甲部分は黄色寄りの明るいトーンを選ぶことで、青のベースカラーとしっかり対比を作りつつも調和しています。瞳や装飾に差し色の赤を使うことで、メカでありながらもどこか生き物としての存在感が感じられるのも見事!見る人を惹き込みますね!

【絵画のような華やかさ!】

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お客様名:深川 吉國様
作品名:豊穣の女神
ファレホ使用率:80%
コメント:顔と肌はW&Nの油彩、それ以外はファレホで仕上げています。花の冠とクジャクという塗装としては難しいテーマですが楽しんで製作でいきました。今回台座はミュシャ風にしてみました。

続きまして、ポーランド「イグニス アート」社の『豊穣の女神モコシ(胸像)』を使った作品です!
まず目を引くのは全体の華やかさ!女性らしさのある表情と花の冠や孔雀といったパーツの繊細な塗り分けがとても素晴らしいです!

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少しアップで!近くで見るとわかると思いますが、頬や唇、爪先などの健康的な赤みや油彩特注の透明感のある肌表現はなかなかできないです。また冠部分の花たちには1つ1つにハイライトや影、葉部分も色の違う緑を使う事でより凹凸感が出ており、細かな仕事が光りますね!

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孔雀の飾り羽にはその特徴的な柄が丁寧に描かれており、全体を見た時にもしっかりと映えますね!

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深川様といえば台座もご注目!その作品の雰囲気を表すかのような手描きの模様やイラストを描いてくださいます。
ミュシャ風ということでその繊細さと流れるような模様など今回の作品と非常にマッチしていますね!

【店長コメント!】
皆様!深川卿が今回も素晴らしい作品と共に帰ってきましたよ!独特の世界観が溢れる作品、じっくりと見ていきましょう!イグニスアートのこのキットは、モデルが作家様の奥様と娘さんということもあり、温かな愛情が感じられるデザイン。その美しさを、細かなモールド1つ1つを丁寧に塗り分けることで見事に表現されています。特に花の冠とクジャクの鮮やかな羽、塗装テーマとしては難易度MAXですが、それを楽しみながら仕上げたのが伝わってきますね!そして!深川卿といえばベースですよね!今回はミュシャ風に仕上げた台座が作品全体の世界観をさらに引き締め、美術館に飾られているアールヌーボー作品を見ているようです。

【新世界の探求!恐竜研究とモータリゼーション】

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お客様名:深川 吉國様
作品名:Adventure1926
ファレホ使用率:70%
コメント:車体のフレームや汚しにファレホを使用しています。ディズニーシーにある車から着想を得て、20年代の冒険家のトラックという設定で作りました。恐竜はセリアの物を使用しています。

1920年代のアメリカはモータリゼーションの発達と恐竜研究が活発になった時期!
当時最新の大型トラックと大昔の大型生物である恐竜の化石という対比が面白いですね!

「トラック」と「恐竜」、考えると対象的ですがトラックの開発と恐竜研究を考えるとどちらも最新分野ということで同じ項目にはいるところが面白いですね!

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それらを同じ乾いた土色で塗装することによって、テーマ的にも、作品としても一体感が出ていますね。
また、化石を際立だせるために赤くさびた荷台の中央に置くことで自然と注目してしまいます。

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1230_21.JPGトラックの真鍮製のライト、助手席のシルバーのスキットル、水と兎の入ったバケツ、花をつけたサボテンとアイキャッチになる色味や形状のものが散りばめられており、見ていて飽きのこない作品になっています!

【店長コメント!】
深川ワールドが大爆発だぁ~!もうこの1台に冒険と浪漫がギュギュっと詰め込まれていますね!ディズニーシーの雰囲気に20年代の冒険家というテーマを重ねるアイデア...本当に素晴らしい!細部まで目が離せない!恐竜の化石がトラックに積まれているだけでも胸が躍るのに、バケツにウサギ!なんて遊び心なんだっ!さらに、ドライバーのたばこ、転がる荷物、ちらりと見えるサボテン...と考えさせられる小さな物語が随所に仕掛けられています。違うキットや小物を混ぜ込みながらも、全てをまとめ上げる塗装力がやはり深川卿!車体のフレームや汚しに使用したファレホが、年季の入ったリアルな質感を表現していて本当に見事です。細かい部分の「発見」と「驚き」が止まらない、まさに深川ワールドの真骨頂ですね!素敵な作品をありがとうございました!次の冒険も楽しみですっ!

今回の作品紹介はここまで!また次回をお楽しみに~!

ボークス ファレホペイントコンテスト4
■参加申込書配布期間:2024年11月2日(土)←配布中です!
■作品受付期間:2024年12月7日(土)~2025年1月13日(月・祝)←エントリー受付中!
■作品人気投票:2025年1月18日(土)~2025年2月2日(日)
■結果発表&表彰式:2025年2月9日(日)※予定
■作品返却期間:2025年3月2日(日)
その他詳細はこちらをご覧ください→「ボークス公式ホビー総合サイト

ファレホペイントコンテスト4まとめは以下の通りだっ!