皆様こんにちは!ホビースクエア秋葉原用品コーナー担当★野です。
本日も皆様に耳よりの情報をお伝え致します!
以前、エアブラシと筆塗りの併用をこのショールームニュースにてご紹介しました。
前回の記事はコチラ
・エアブラシと筆塗りを併用して、さらなる化学反応を起こせ!!
さて、今回はその延長線上で、ファレホを使った筆塗りの応用方法をご紹介します。
かなりピンポイントな塗装方法ですが、他の事柄でも使用できる局面があるかもしれません。
今回は、1/700の軍艦のプラモデルに入っている、小さなボートの窓枠の塗装です。
これを応用すると「ちょっとエッジの立った塗装」
をしたいときに、ファレホを使うと役に立つかもしれません。
それではまずは、塗装するパーツからご覧いただきましょう。
とりあえず本体色をぬりました。
ここから、側面の「窓枠」を塗っていこうと思います。
右側の少し大きなボートには、ちょっと先走って窓が描きこまれていますね・・・
そうそう、パーツの大きさを見て頂く為に、塗料ビンとサイズを見比べてみましょうか。
このくらいのサイズです。
かなり小さいので、既に塗ってある丸い窓枠はともかく、角ばった窓枠はサイズ的に一見難しそうです。
ああ、ところで今から塗る窓枠ですが、実際に考証をしたりしていません。
雰囲気で塗っているため、そこだけ予めご了承下さい。たぶん実物と違う・・・
よし、それでは実作業開始!
まずは、窓枠の部分に黒のファレホで「横線」を引きます。
のっけから、いきなりきれいな黒線を引けるわけではないので、上か下か、いずれかをキレイにすると意識して塗ります。
今回は、なるべく下のラインがキレイになるように塗りました。
どうでしょう見えますかね?
上のラインはちょっとはみ出してますがここでは気にしない。
続いて上のラインが気になったら最初に塗った基本色で修正します。
先程と船体を反転させていますが、右側が修正済み。左側がこれから修正ってところです。
ここで「修正」できるだけの隠ぺい力があるのがファレホの強み!
エアブラシ塗装のはみ出しのタッチアップや、細部筆塗りのリカバーもこの要領で非常に簡単にできます。
ちなみに最後にエアブラシで「マットバーニッシュ」を吹きつけると、さらにタッチアップ跡は目立たなくなりますぞ!
さあ、こっからが筆塗りの醍醐味、面白い所だ!!
今度は縦に基本色を「ビッ」と差します。
ここは多少の慣れがいりますが、ちょっと思い切りよくやった方が上手く線を引けます。
筆に含ませる塗料の量がポイント。自分の筆遣いに合う塗料の量を探し出しましょう。
ここは、専門のファレホホビーブラシの「プロモデラー」もしくは「ディテール」の極細筆を使用すると、含みのコントロールがしやすいかな?
・ファレホホビーブラシ プロモデラー
・ファレホホビーブラシ ディテール
筆は弊社サイトはもちろん、各店舗で豊富にそろっています。
ワールドワイドな塗料メーカーが贈る、ホビー専用に特化した筆の使い心地、是非一度お試しあれ!
さあ、ここで今一度塗料ビンとサイズを見比べてみましょう。
こんなサイズの小さなボートですが、窓枠のエッジがしっかり出ているのが分かりますでしょうか?
ちなみに丸い窓枠も、右と左で位置がずれていたりしたので、一度基本色で塗りつぶしてもう一度塗り直したりしています。
何度かやり直しができるとなると、案外心が落ち着いてミスも少なくなり、気軽に修正できるのがファレホの嬉しい所。
さ、こんなボートをチマチマ塗って、キットに乗せたのがこちら。
(まだ未完成です。繰り返す実演を通じていつか完成します)
ファレホのおかげで情報量を引き出す事ができたように思います。
もちろん、表現方法としてはさらに精密感の高いエッチングの貼り付けなど、もっともっとハイエンドな技術もありますが、ファレホならではの選択肢として、こんな方法もあるという事でご紹介させていただきました!
特にこの塗装は、私の技術ではファレホなしでは無理がある、ファレホだからこそ楽しく塗れる方法です。
皆さんも、ぜひご自身のジャンルでファレホの隠ぺい力の良さをご活用ください!
次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!