ホビースクエア秋葉原

エアブラシと筆塗りを併用して、さらなる化学反応を引き起こせ!!

 ホビースクエア秋葉原 

皆様こんにちは!ホビースクエア秋葉原用品コーナー担当★野です。
本日も皆様に耳よりの情報をお伝え致します!

塗装方法には「筆塗り」と「エアブラシ」があります。

これらは対立するものではなく、「乗算」されるものですので、是非併用して使って頂きたいと思います。

特にファレホは筆塗り能力がずば抜けていますので、ファレホのエアブラシに筆塗りを加えるだけでなく、ラッカー塗装の上のワンポイントにも向いていますぞ?

さあ、それでは早速ご覧いただきましょう。

まずは、前回の実演でファレホのエアブラシ塗装をしたプラモデルです。

0501_02.jpg

0501_03.JPG

こちらは以前の実演で製作した、宇宙戦艦ヤマトのメカコレクションシリーズ。
手のひらサイズのプラモデルです。

実演で何度かに分けて制作しましたが、この時点ではまだ未完成でした。


ちなみに前回の記事は、こちらをご覧ください。


・実演アフターレポート!「エクスプレスカラーで簡単モジュレーション塗装をしてみた!」編

・実演アフターレポート!「この春、ファレホでエアブラシ塗装!」編

そこから、ファレホの筆塗りで最後の仕上げを施したものがコチラです。 0501_01.JPG

ファレホを使って、細部を筆で塗り分けして完成!

エアブラシで全体のグラデーションを施しましたが、筆は、エアブラシではできないような細部塗装が本領発揮!

今回製作したプラモデルは、とても小さいのにディテールがしっかり入っていてメーカー側の大変な努力が伺えました。
せっかくここまでモールドを入れてくれたメーカーの意気込みに、モデラーとして応えたいと思い、細かなディテールを強調してみることにしました。

0501_04.JPG

艦橋周りや大砲の周辺に、沢山のモールドが浮き出ています。
これらを強調する為に、「基本色(今回は赤ピンク)に白を足した色」を筆でチョンチョンと浮き出たモールドに乗せています。

色を乗せるたびにモールドが際立ち、
「うぉおおお!メーカーさん頑張ったなぁぁぁぁ!」
などと叫びながら楽しく色を筆で乗せて行きました。


0501_05.JPG

どうでしょうか、エアブラシで塗装した基本塗装に、筆塗りを加えることで、モールドがひときわ目立つようになったのではないかと思います。
全体塗装のクオリティやグラデーションはエアブラシ塗装が速くて綺麗。
そして、こんな細かい塗装は筆塗りの独壇場。

両者を掛け合わせるとさらに表現力マシマシです!

0501_06.JPG

こちらも、船体に所々出ている「浮き出たモールド部分」に「基本色+白」を筆でチョンチョン乗せています。
多少はみ出しても、スミイレをすれば目立たなくなりますよ。

一見地味な作業に見えますが、筆塗りをすればするほどに、キットの良さが引き立てられる感じが実感できてとても楽しいです!!

さあ、ここまでは実演で作って出来上がったものを画像に収めましたが、一つここで、実際に作業しながらファレホの「細部筆塗り能力」を見て頂くとしましょう。


0501_07.JPG

さあ、こちらはエアブラシで塗装した濃いグレーの上に、白に近い細かな筆塗りを施している最中です。
いま、筆先で差している部分はまだ塗り分けがされていませんね。

そこにファレホの筆塗りを加えると・・・


0501_08.JPG

ご覧の通り!
サッと一発筆塗りで、濃いダークグレーの上に、白に近いグレーが乗りました。

ちなみに使用している塗料はなんとエアブラシ用のモデルエアー。
エアブラシ用に希釈済みの塗料ですが、それでもこのくらいの細かい筆塗りならば問題なく発色してくれます。
もちろん筆塗り専用のモデルカラーならさらに隠ぺい力もアップ!

このチマチマしたディテールのすべてをマスキングするとなると気の遠くなる作業ですし、既存の塗料の筆塗りだとムラが出てしまって満足な仕上がりにならない所ですが、ファレホだとエアブラシと筆塗りの組み合わせで実に簡単に塗り分けが完了しますぞ!


如何でしょうか?
筆塗りとエアブラシをコンボすることで、表現力と効率はグングン引きあがってゆきます。
「筆塗り技術」の上に「エアブラシ」を「オン」させることでよりお手軽に、より良いものを作ってゆこうではありませんか!

次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!