皆さんこんにちは!
ホビースクエア秋葉原の用品担当です。
作業の傍らふと外の音に耳を傾けると、セミの鳴く声からいつのまにか鈴虫の声に移り替わる9月となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
月は変わりましたがまだまだ残暑が厳しい日が続ききますので体調を崩さないように気をつけましょう。
さてさて、前回のSRニュースではラッカー塗装のうすめ液についてご紹介しました。
ラッカー溶剤のSRニュースは下記のURLからアクセスできるのでご覧ください。
そこで今回は同じ『うすめ液』でも、水性・アクリル塗料用のうすめ液のご紹介したいと思います。
株式会社GSIクレオスさんから発売されている水性ホビーカラー用のうすめ液です。
水性ホビーカラーの見分け方は中心の番号の左側に「H」のアルファベット表記があるので目印にしてくださいね。
ちなみにクレオスから発売している『ガンダムカラー』も水性塗料なので今回紹介しているうすめ液で希釈できます。
※「HUG」「XHUG」の品番が水性塗料のガンダムカラーになります。
※ガンダムカラーは「UG」「XUG」品番でラッカー塗料版も販売されていますので購入の際はご注意ください。
水性塗料はラッカー塗料に比べて、「シンナーの臭いが抑えられている」「しっかりと塗料を攪拌すれば薄めなくても塗装出来る」「塗料の希釈も水で出来る。」「塗料が乾く前だったら筆を水で洗浄できる」などメリットがあります。
非常に使い勝手のいい水性ホビーカラーですが、「筆ムラができやすい」「水で希釈した塗料が弾かれる」というお声を聴くことがあります。
担当も塗装初心者の頃はさっさと色を付けたくて塗料を付けすぎて厚みがバラバラになる。
上記を踏まえ水で希釈して塗装したら、今度は水で薄めすぎて塗料が流れるわ、弾かれるわと散々な結果になった経験がいくつもありました。
うすめ液は、塗装に使った筆や塗料皿などの洗浄にも使えます。
次の色を塗る前、使い終わった後の清掃をしっかり行って楽しい模型ライフにしていきましょう!
ちなみに今回ご紹介した溶剤は、あくまで水性塗料の希釈、洗浄にのみ使用できます。
特に『ファレホ』は、なんで同じ水性塗料なのに使えないの?と思われる方もいるかもしれません。
『ファレホ』は殆どの塗料に使われている有機溶剤が入っていないので塗料と溶剤が結びつかず定着しなくなるためです。
塗料に使う溶剤はメーカー毎に専用の物をきちんと使いましょう。 失敗の確立がグンと減ります。
それでは今回はこの辺で。
次は同じくGSIクレオスさんから発売されている『水性カラー アクリジョン』の特性、対応している溶剤のご紹介をしたいと考えておりますのでお楽しみに。
以上、用品担当でした!
それではご機嫌よーーー