皆様こんにちは、用品担当です!
今回の実演は、春の新生活で「エアブラシチャレンジをしよう!」という方に向けて、ファレホを使用したエアブラシ塗装実演を開催させて頂きました。
今回は艦船模型を塗装しました。
アメリカの旧式戦艦は、「籠マスト」と呼ばれる果物ネットを引き延ばしたような艦橋(鐘楼)が特徴。
でも、船としては正直かっこ悪い(失礼!)のですが、模型として見た時は、大変見栄えの良い見どころとなります。
情報量が詰め込まれていて、作っていて楽しい!
実演中でも
「なんで艦橋がこんな形をしているの?」という質問を頂きました。
この形は、「被弾に強い」という理由からです。アミ状でスカスカなので、
「敵弾が当たっても突き抜けてしまう」
という発想なのです。
しかし、実戦でその効果が実証される前に、同じ籠マストを備えた船が台風に遭い、強風によって籠マストは見事倒壊してしまいました。
「こりゃいかん」
ということで、以後のアメリカ新型戦艦に採用されることはなくなってしまいましたが、旧式アメリカ戦艦の一部には名残として残されたわけです。
木目エッチングを使ってお手軽に木目を付けて行き、グレーズメディウムを混ぜて下地を透過しやすい色で、適度に透過させてゆくことで、好みの風合いに調整。
実演中のおよそ30分で甲板の木目は塗装完了しました。
楽しく塗装させて頂きました!!
・甲板をファレホエアーの「ライトブラウン」でエアブラシによるベタ塗り
・木目エッチングを使って、「ライトブラウン」に「マホガニー」を足した「濃い色」で木目付け
・木目エッチングを使って、「ライトブラウン」に「白」を足した「淡い色」で木目付け
・上記の三色に、グレーズメディウムを混ぜて、失敗した部分のリカバリーしながら色味調整。
グレーズメディウムの使い方は
また、甲板の上の小さなグレーの艦上構造物は、ファレホエアーの軍艦色(今回は「ライトグレー」を選びました)を、フリーハンドの筆塗り!
圧倒的隠ぺい力で、これまた全甲板分、20分とかからず終了!
それからエナメル塗料による「スミ入れ」をご覧いただきました。
まだふき取りが十分ではありませんが、スミ入れを入れることで、ディテールをはっきりさせてみました。
ちょっとスミ入れがくどいと感じましたので、この後、グレーズメディウムを混ぜたライトグレーを薄っすら吹いて、色味の調整をしようと思います。
ファレホのグレーズメディウムは、こんな「微調整」に重宝できて大変便利!
エアブラシの塗装実演、沢山のご参加ありがとうございます!!
次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!